お隣さんの農場見学 <後編> -菌床椎茸栽培-
こんにちは。OGUROBBYです。
本当に冷え込みがキツくなってきましたね。
半袖で出かけるのが躊躇されるようになってきました。
今回は、前回に引続き、<後編>をお送りします。
目次
1.鶏の平飼い
2.菌床椎茸栽培
2.菌床椎茸栽培
さてさて、今日の本題は椎茸栽培でした。
椎茸の栽培方法は、大きく分けて原木栽培と、菌床栽培があります。
原木栽培は、クヌギやコナラの丸太に菌を植えこみます。
菌床栽培は、おが屑を固めたものに菌を植えこみます。
愛知に住んでいる頃、近所の産直市で椎茸に原木、菌床があるのは知ってました。
原木の方が、少し高いんですよ。
そして原木の方が、肉厚でプリプリ。味も良い。
菌床椎茸は火を通すと、存在感が薄くなってしまう印象でした。
で、いよいよ潜入。
これが菌床椎茸栽培の現場です。
まず、入った感じ。暗い。涼しい。
外から見ると、ハウスが銀色のシートで覆われているのですが、そのシート、遮光性、遮温性を保つものだそうです。
銀色のシートは着脱可能で、冬場は取るそうです。
「30℃を超えてしまうとダメ」、なのだそうです。
そして、適度な湿度。
涼しいから、「蒸し暑い」ではなく、マイナスイオンを勝手に感じてたり。
上の写真の通り、各棚の上に、スプリンクラーが1本ずつ設置。
定期的に散水します。
なので、床は水溜り状態です。
なるほど。長靴というのは、こういう事か。
ちなみに、写真が明るく見えるのはフラッシュが十二分に威力を発揮しているから。
フラッシュ甘めだと、こうです。
(スマホのカメラ程度で、フラッシュの効き目をコントロールできない技術のなさ…。)
各ポッドからの椎茸の生え方は、こんな感じ。
椎茸は、これから収穫のシーズンを迎えるそう。
今は気温も高く(30℃を超えない程度に)、成長が物凄く早いのです。
この日は、まだ一部のポッドからしか椎茸出てきていませんでした。
それでも特大の物もあり、そういうのは急いで収穫します。
ポッドの養分を全部吸い取っちゃいますから。
エリンギとか、シメジ、他のキノコ類もこんな感じで生えるのかなぁ?
ちょっと見てみたいです。
そう言えば、ここ吉賀町ではキクラゲ作ってる農家さんもいらっしゃいます。
産直市とかで、普通に売ってるのでビックリ。
スーパーでは、中国産しか見たことないですから。
お隣さんも、キクラゲ栽培を頼まれたことがあるそうです。
誰もが知っている大手餃子チェーンが全量買取るとの話もあったそうですが、
キクラゲは夏の間しか収穫できないので断ったそう。
年間の仕事量のバランスがあるんでしょうね。
この日収穫した椎茸は20個ほど。
なんと、全て頂いてしまいました。
大きさも特大。
早速、晩御飯で頂きました。
笠部分に包丁で網目を入れ、フライパンでそのまま焼きます。
ブラックペッパー、バターと醤油で味付け。
もうプリプリ!今まで食べた原木椎茸より美味しいかも。
2日で完食してしまいました。
こんなに頂いてばかりだと、何で返そうか…と贅沢な悩みです。(笑)