紅そば花見会
こんにちは。OGUROBBYです。
突然ですが、「三寒四温」という言葉をご存知でしょうか?
【三寒四温】
晩秋から初春にかけて、3日間くらい寒い日が続いたのちに4日間くらい暖かい日が続き、これを繰り返すこと。中国北東部や朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。
「段々暖かくなって、春の訪れが近づく様子」、とどっかで間違えて覚えてしまったようです。水前寺清子が昔歌ったみたいに、「三歩進んで二歩下がる」みたいな。
最近は、冬が一日一日近づいて来ていますね。
そんな話をしたかっただけなのですが、辞書引いてみるもんです。
きっと間違えて覚えている言葉、いっぱいあるんだろうなぁ。
さて、今日は町内のお祭りの話。
お祭りではなく、イベントと言った方が正確かな。
目次
1.紅そば花見会
2.神楽
1.紅そば花見会
最初聞いた時、結構意外でした。
西日本は、「蕎麦」というより「うどん」の文化圏だと思っていたから。
でも、考えてみれば島根県としては、出雲そばは有名なんだよな。
「じゃあ、紅そばって何だ?」
と思いながら、会場となっている真田地区へ15分程車を走らせる。
(「真田」という地名ですが、大詰めを迎えている、大河ドラマの真田一族とは関係ないはずです。)
着きました。
遠くに見える、ピンクののぼり。
当然、六文銭であるわけもありません。(笑)
それにしても、山がきれいです。
この辺りの山は、富士山みたいにわかりやすい、突き抜けた山はありません。
写真みたいな感じで、山が連なっている。
そして、山合いを流れる川と、人間がスペースを見つけて集落、田畑を作る。
基本の構図はこれだけ。
文章にすると同じでも、景色としては本当に色んな景色があります。
車で見るのと、歩きで見るのも印象が全く違う。
角度を変えると、さらにまた変化がある。
自然の懐の深さ、とんでもないです。
さて、本題の紅そばです。
白い容器の方が、紅そば。
黒い容器の方が、通常の白そば。
セットで800円。
アップ画像。
紅そば。
そして、白そば。
気持ち、紅そばの方が赤いですかね。気持ち、だけど。
「紅」とか「白」とか言ってますが、これは花の色なんですね。
そばの種類が違う。
ちなみに、今まで食べたことがある蕎麦よりも、太いですね。
この太さが標準なのかな???
食感は、というと白そばの方がコシがあって、口に入れた時に存在感があります。
紅そばは、存在感という意味では薄いのですが、出汁に良くなじんでました。
どちらが美味しいか、は好みでしょうね。
ちなみに、どちらのそばも「十割そば」。
会場で一生懸命そばを打っていました。
折角なので、そば畑の写真も。
実際には、もう少し赤い花が咲いているのですが。。。
写真を遠くから見ると、何となくピンクに見えませんか?
台風等の被害もあり、花が例年に比べて遅いのだそうです。
もう少し咲いてくれないと、写真映えしません。
でも、花が見れて良かった。
後で聞いた話では、先程食べた紅そばも、去年の実だとか。
ただ、紅そば自体、全国的にも珍しいもののようです。
2.神楽
会場では、神楽もやっていました。
神楽って、これまであまり馴染みがありませんでした。
東京に、神楽坂という地名があります。
これまた何となくですが、これまで「神輿」みたいなもんだと思い込んでました。
でも、全然違った。
神様に奉納する「演武」なんです。
きちんと決まったストーリー(型)があります。
その意味では、落語に近いのかな???
こちらでは、祭りの度に「神楽」も見ることができます。
そして、これが結構面白い。
これは「八幡」という噺のようです。
舞台中央に舞を踊る役者。
右端に、これまで見た感じだと3人。
和太鼓ですが、大太鼓、小太鼓、そして横笛。
笛を吹く人は、時々唄います。吟じると言った方がよいのかな。
何と唄っているかは良く解らないのですが、太鼓のリズムが単純に心地良い。
何かから解放されるような昂ぶりを覚えます。
そして中央の演武が結構激しい。
重い衣装を着けて、所狭しと踊るのです。
身のこなし、とか、足運びとか、僕のような素人でも結構見入ってしまいます。
噺としては、単純に鬼退治というところのようですが、大分練習を積んだのでしょう。
伝統と伝承。
なかなか見ごたえがありました。
駐車場までの帰り道。
ススキを見て、深まりゆく秋を感じます。
こちらでは珍しくも何ともないのだけれど。
愛知でも、東京でも、ススキ見た覚えないなぁ。
こちらに来る前にススキ見たの、小学校の家族旅行以来かなぁ…なんて思ったら、ちょっと嬉しくなった。
幸せを感じられるものって、色々あるけど。
ススキかぁ。(笑)