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ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

島根移住3カ月をふり返る

こんにちは。OGUROBBYです。

早いもので、島根県吉賀町に移住して3カ月が過ぎました。
こちらで住民票を移したのは、夏も終盤の9月中旬。
そこから秋を経て、季節は冬の入り口を経過したところ。
先日は、こちらに来て初めての雪も経験しました。

個人的には、吉賀町に来てもう何年も経っている感すらあるのですが、
異次元の寒さでハッと我に返ることはあります。

「この寒さは体験したことがない!(=まだ初心者だった)」、と。(笑)

うっかりしていると、年末であることすら忘れそうになる位、日々を楽しく過ごしています。お金の使い方も、時間の使い方も変わることで、自分の中の色々なものが変わりつつある。それは、「価値観」と言ってしまうと少々乱暴な感じ。4か月前まで過ごしていた東京での暮らしが、遠い過去のものと思われる。

年末、という節目でもあるので、
今日は僕の目線で移住3か月間をふり返り(?)ます。

目次
1.衣
2.食
3.住

1.衣

「衣」「食」「住」のカテゴリー分けが良いのか分かりませんが、思いつくままに進めていくことにします。

「衣」かぁ。。。
もともと、服装にはあまり気を遣う方ではなかったので、、、さて何を書こう。

汚れても良い恰好は増えました。
季節柄なのか、暖かくて、汚れても良い恰好が増えました。
ジャージで気兼ねなく出掛けて行ったりするので、
ジーンズが、自分の中でセミフォーマルに格上げされてたりする。(笑)

長靴を履く機会も増えました。
アルバイトだったり、畑に入らせて頂く機会もありますから。
こちらに来て、既に一足履きつぶしたのが、ちょっと嬉しかったりする。

もともと「衣」には、興味が薄かったんでしょうね。
「TPO?何それ???」と言った感じです。(笑)


現在、「衣」で唯一の懸案は、喪服購入のタイミングでしょうか。
持ってないんですよ。。。
そろそろ買わなきゃ、です。
これでも、移住して体重10kg落ち、まだ落とせそうな気配。
どのタイミングで買ったものか。。。

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2.食

 冒頭で、お金の使い方について触れました。
我が家のエンゲル係数は、間違いなく下がっている。

まず、米が旨い。
文字通り、「朝‟ごはん”」、「昼‟ごはん”」、「晩‟ごはん”」なのだ。
主食は米で、パンやパスタはほとんど食べていない。

米は知合いの農家さんから直接購入。
安心して食べられる玄米を、一袋単位(30kg!)で分けて頂く。
農家さんのご好意で、米は専用冷蔵庫で保管頂いており、こちらで使い切ったら、次の一袋を持ってきて頂くという、有難い仕組。

米が美味しいと、おかずの数が少なくて済む。
一汁三菜も必要なかったりする。

おかずは野菜中心になるのだけど、ここ吉賀町柿木村は有機農業が盛ん。
自給の延長で余った野菜を道の駅に卸す方も多いので、有機野菜を驚くような価格で購入することができています。


「有機野菜は旨いのか?」

という、ありがちな質問。
美味しいかどうかは数値化が難しいし、主観によるところもあるので、万人が一発で納得するような解は難しいと思っていました。

ところが先日、答えが出ました。しかも、あっさりと。

答えを出してくれたのは、サニーレタス。
東京や愛知で僕が食べてきたサニーレタスは、どことなく苦かった。
てっきり、サニーレタスは苦いものだと思ってました。

でも、こちらで食べたサニーレタス、全く苦みがなかったのです。
たまたまかと思い、何度か購入して食べてみましたが、外れなし。

※後日、農家の方に話から、「苦いサニーレタスは硝酸体窒素が多すぎるから」という話を伺いました。要するに、肥料のやり過ぎです。
良いか悪いかは兎も角、効率最優先の農業では、肥料撒く回数を減らしたいですからね。


サニーレタスに限らず、「安全」と確信して食べる野菜は美味しいです。
最近は、この土地の風習に習い、芋類や根菜類の皮も剥くのを止めました。
味噌汁にしても、具の野菜から、そこはかとなく土の香りが感じられるのは、お金では買えない幸せを感じます。


飲み会なんかも、これまでとは随分様相が変わりました。
かつては、職場の飲み会に出席すると、基本が5000円。
幹事の匙加減一つで、7-8000円払っていた気がします。
後日、幹事が役職等でカーブをつけて請求しますが、このカーブの付け方については、人によって考え方がまちまちで、僕自身も幹事の際には色んな苦情を頂きました。
そして、特に東京行ってからは、料理自体が美味しいと思った記憶は、あまりありません。

一方、田舎の飲み会。
色んなケースがあるのですが、総じて安いし、明朗会計です。
何より、旨い。

面白いのは、一人一品持ち寄り。
飲み物も持ち寄りにすれば、会費は不要です。
何を持っていくかは、頭を悩ますのですが・・・。(笑)

あまり他人様に食べて頂くような料理は作った経験がないのですが、
嫁の両親、義姉さんに好評だったポテトサラダで臨んだことがあります。
身内の評価だけなので、ボクシングで言えば、4回戦ボーイといったところでしょうか。

僕のポテサラは、マヨネーズ控えめと、滑らかさがウリです。
身内という狭い世界では神童の名を欲しいままにしていたのですが…
ある日、鼻っ柱を折られることになります。

その日、スーパーで購入したジャガイモ、人参を使って、いつも通りポテサラを作り、持参しました。10月位でしたかね。。。
味見もして万全で臨みました。調子も悪くなかったんですよ。
ところが、です。

「もう人参出来ている農家があるんだ~」

「。。。」
そうです。田舎は、農との距離が半端なく近いんです。
まさか、スーパーで買った北海道産の人参です、とは言えるはずもない。(笑)

「ポテサラ食べたの久しぶりだわ。これ置いてってくれない?」
という言葉は、その方の温情でした。
そして僕は、ポテサラの旬というものを知ります。
オールシーズン、当たり前のものだと思っていたものにも旬がある。
これだけでも、大きな衝撃を受けました。
人参を使うのであれば、まさに今が、ポテサラの旬なのでしょう。

では、その方が持ち寄った一品料理は何か。
自分の畑で育てた春菊でした。(他にもジャガイモの素揚げ、生姜ご飯etc.)

春菊と言われたときは、「えっ!?」となりました。
東京のスーパーなんかで売られているものより葉も大ぶりで、言われるまで春菊とは不覚にも気付きませんでした。
最初は冗談抜きに観葉植物だと思ってましたから。(笑)

「このまま食べるのが一番美味しいから」

騙されたと思って、口に運んでみると、甘いんですね。
そのとき、「敵わないな~」と思いました。
野菜の味もさることながら、物語性においても、全面降伏です。
仮に、同じ味の野菜を買ってきて、そのまま出したとしても、
食べる人に同じ満足感を与えることはできません。
農業の凄みを感じた瞬間でした。


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3.住

僕たち夫婦が入居したのは、吉賀町の施設である「お試し」住宅。
「お試し」なので、入居期限が決まっており、現在は転居先を探している状態。

町内の「お試し」住宅は、何カ所かあるのですが、僕たち夫婦が幸いだったのは、今のロケーションにたまたま空きがあり、入れたことでしょうか。

近所の温泉に通った結果、アルバイトの話が来て、そこで地元の方々と人間関係が作れた。温泉でも地元の方々と接することが出来たし、近所の旅館でも色んな方と知り合える。

情報は町の空き家情報でも貰えます。

でも、前述の方法で知り合った方々からの「**は空き家のはず」といった情報も、結構重宝します。
こういう情報の空き家を見に行くと、所謂「空き家」の実態が見えてきます。
元々、人に貸す予定が無かったりすると、その家は物で溢れています。
世代もあるのかもしれませんが、人間、物を処分するのにはエネルギーが必要。
人に貸す、売る、となると、そこを片付けないといけないコストのようなものが発生するんですよ。(いずれは片付ける必要あるんですけどね。)

そういう事も、「確かに空き家だけど、貸す予定はない」に一役買っている気がします。

後は、現在「空き家」でも、入院中のお爺ちゃん、お婆ちゃんが戻ってきたら住む家だったり、
「空き家」になったけど、法事やらで親戚が集まってきたときに宿泊する家だったりもします。

ただ、そうは言っても「空き家」は「空き家」。
「貸す予定はない」という気持ちを覆す事ができるのも、気持ちなのかもしれません。

空き家を所有されている方が一番困ること。
それは多分、一度貸すか売却した後、再度空き家になってしまうことではないでしょうか。要するに、定住して欲しいのではないか、と思います。
やはり、家と言うのは、持ち主としての思い入れがありますから。

今は賃貸契約を結んでいるけど、5年以上住んだら買取できるオプション契約なんていうのも、聞いたことがあります。

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ここまで、「衣」「食」「住」の観点で好き放題書いてきました。
ただ、改めて感じるのは、田舎では、都会での生活ほど「衣」「食」「住」が切り分けできません。例えば、「住」環境に畑や田んぼが付いているかどうかで、「食」の部分は少なからぬ影響が出てくる。もしかしたら、「食」だけでなく、「職」にも影響があるかもしれない。

都会の生活は、「衣」は何を着るか、「食」は何を食べるか、「住」はどこに住むか。
TV、雑誌、インターネット、電車の中、、、
あらゆる所が広告で溢れている。
それぞれカタログから何を選択するか、ただそれだけの事なのかもしれない。
勿論、予算制約はあるでしょうけど。

他方、田舎での生活は、「生きる」ために何を大事にするか。
その何かを選択したら、自ずと「衣」「食」「住」が決まって来る気もする。
既製品が少ない分、型にはまった部分が少ない分、自分でやっていなかいといけない。
でも、そこを自分でやることで、現代が忘れてしまった楽しさを味わえる気がします。
都会に生活していたときに比べ、自ら「生きている」という実感が強いです。


これからも、このブログでは「生きる」楽しみを発信していけたらと思っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。