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ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

軽自動車セルフ車検に行く (後編)

こんにちは。OGUROBBYです。

今回は、前回に引続きの後編です。

<前回までのあらすじ>
セルフ車検なるものにチャレンジしようと、隣県の山口市の車検場まで、車両を持ち込んだOGUROBBY。
ところが、想定外の排ガス検査で不合格となってしまい、正規ディーラーへと足を運ぶのでした…。

<前編はこちら ↓ >

ogurobby.hatenablog.com

 

目次
1.今度こそ、セルフ車検
2.まさかの…
3.正規ディーラー整備員による、有難~いアドバイス



3.正規ディーラー整備員による、有難~いアドバイス

有難いことに、正規ディーラーも比較的近くにありました。
そりゃ、車検場のそばですから、そういうニーズはありますよね。

ただ、あるからといって、時間を割いてもらえるとは限らない。
ダメ元で飛び込むことにします。

「すみません。たった今、セルフ車検の排ガスで不適合となってしまいまして…。何とか今日中に再検査に持ち込みたいのですが…何とかならないもんでしょうか?」

整備員の方が、チラッと僕の軽トラを見ます。
県外ナンバー(島根)であることを気にしてくれた様子で、暫し沈黙の後、
「内容によります。まずは測ってみましょう」

門前払いを覚悟して飛び込んだのですが、嬉しい誤算です。


整備員の方はキビキビと、排気口にセンサを突っ込みます。
見守るこちらとしては、神にも祈る想い。
せめて軽傷であってほしい!

モニターの数字は小刻みに変動しています。
「これは、通らないですね。CO、HC共に正常値ではない。」

整備員の方曰く、「何かおかしな箇所がある。」
検査場のHCの合格閾値が300位のはず。通常なら、この数値は1桁台。
整備員の方からすれば、300でも高いのに、500越えちゃっているのは異常。

事実は事実として、どんどん心が重くなります。。。
応急処置で何とかなるレベルなんだろうか???

「処置方法としてプラグ交換だけなら、今日中に再検査まではいけると思いますよ。ただ、合格するかどうかは、解りません。
プラグ交換だけで足りない場合は、触媒交換が必要です。触媒は、在庫取り寄せから始まるので、1週間単位で時間が必要です。
プラグが傷んでいるかどうかは、エンジン見てみないと解りませんが、こっから先は有料です。」

・・・ ・・・。

・・・ ・・・。

・・・ ・・・。


ものすごく誠意のある回答。
考えてみりゃ、一日で車検終わらせたいのは、こちらの都合。100%、エゴです。

さらに聞いてみると、以前、排ガス不適合で持ち込まれたお客さんの時は、プラグ交換で何とかなったとか。ただし、もう少し数値が良かったそう。

う~む。。。悩みどころですね。
でも、改めて65kmの往復というのは、時間的にも、精神的にも痛すぎる。
とりあえず、提案頂いた通りやって頂くことにしました。
先方も、通常の仕事を押しのけて、突発対応してくれるわけです。
そう考えると、十分な神対応です。


待合スペースで待っている間、何とも日常離れした神妙な気持ちになります。
手術室の前で施術が終わるのを待っているような。

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途中、整備員の方が、取り出したプラグを1本持ってきてくれました。

「結構傷んでいるので、3本とも変えてみます。」
「お願いします!」

こちらとしては、まさにすがる想い。
整備員がガレージに戻った後は、再び独りで現実と向き合い、ひたすら祈るわけです。(笑)

手術が終わりました。
こちらに向かってくる整備員の方に、笑顔はありません。
嫌な予感しかない。


「プラグを安定させる目的と、エンジン内の悪い排ガスを出すために、車を走らせる必要があります。結構、高回転でエンジン回す必要がありますが、この辺の土地勘は?」
「ありません。」
「では、行ってきます。」

僕の軽トラは、日常では絶対に聞かないような甲高い音を出しながら、瞬く間にディーラーを出ていきました。
そうか。まだ施術は終わってなかったんですね。


軽トラは30分程で帰還してきました。
整備士さんが先程のセンサをつっこむと、先程500あったHC値が、なんと10をきるレベルに。
COも正常値です。(2.5→0.02)


これはもしや!
色彩のなかった寒い冬に、突如春が訪れたような。
期待に胸が膨らみます。

「このまま持ち込めば、多分通りますね。」


さらに、整備士さんの有難いアドバイスが。

「セルフ車検される方は、どうしてもお金のほうに目がいき勝ちでなかなかやりたがらないんですが…。本検査を受ける前に、予備検査を受けたほうが良いです。

予備検査は、大体車検場そばに民間の工場があります。
山口市の検査協会の隣にも、大きな看板をだしているところがありました。
予備検査を受けると、車検で合格するかどうか、大体わかります。

不良箇所が複数見つかった場合、修理が一日で終わらない可能性もある。
その場合は、先にメンテを行っておけば、検査法定手数料の払い損は避けられる。
もっとも、この考え方がすべてではありません。
予備検査も有料ですから。


喜び勇んで検査協会に舞い戻ったはよいが、タイミング悪く昼休み。
今度は、休み時間中もしっかりとアイドリングです。
環境のことを考えると、ちょっと申し訳ない気持ちにはなるのですが。

そして午後一の本試験。
排ガス検査は、今回は「〇」。
ホッと胸を撫で下ろすのでした。

ちなみに、再検査は落ちたところだけなのですが、検査ラインは途中で抜けられないので、前の車が検査終わるまでは車内で待機します。


最後に事務所でフロントガラスに貼るラベルをもらえます。
今回は、色々あったので感無量ですね。

最後に、今回セルフ車検で要した費用をもう一度まとめます。


  ①検査法定手数料           ¥1,400
  ②自動車重量税印紙代         ¥8,200
  ③自動車損害賠償責任保険保険料  ¥25,070

  ④スパークプラグ交換費用      ¥9,558

   合計              ¥44,228

④は、あくまで僕の場合。
プラグ交換が必要なければ、かかりませんので悪しからず。

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そうそう、整備員さんからは、結果についての連絡依頼も受けていました。
通りすがりの顧客へのホスピタリティ、と言うよりは、自分の仕事(未来の顧客)のためのデータの積み上げ、という印象を受けました。

恐らく、車検場付近という立地からして、同じようなトラブルで飛び込んでくる顧客は、今後もいるでしょう。その時に、「どんなレベルの問題が、どういう対処方法で乗り切れた」という前例が話せれば、顧客は安心する。

つまり、仕事に対する姿勢が垣間見えたんですね。
「その場しのぎ」ではなく。

どんな仕事であれ、お客さんとの関係つくりは大切だと思いました。
その場で耳に心地よい言葉を発することが関係づくりではない。
相手のことを考える姿勢が滲み出てしまう、ということが信頼関係なんだろうなぁ。
これは、相手がお客さんに限った事ではなく、家族関係、友人関係、すべてに言えること。

そういう姿勢、大事にしていきたいですね。