はじめての田植え! ~Road to my rice~
こんにちは。OGUROBBYです。
「河童の川流れ」という諺があります。
河童は残念ながら見た事がないのですが、先日、「蛙の川流れ」なる現場を目撃しました。いや、正確には「蛙の用水路流れ」かな。(笑)
どんなに上手であっても、失敗くらいありますもんね。
でも蛙ちゃん、自力で用水路のへりにしがみついていました。
腐っても鯛、ですかね。流石です。
目次
1.はじめてのコメ作り
2.田植え!
1.はじめてのコメ作り
さて、突然ですが、今年は米を作ります。
いや、作れるかどうかは、まだ分かりません!
無農薬、無化学肥料。
勿論、はじめての経験です。
「自分たちが食べるものくらい、自分たちで作りたい」
それが、僕たちが移住を決断した原点でした。
その原点からすると、いずれ作るだろうなぁ…とは考えていましたが、こんなにも早く機会を頂けるとは。
移住者5世帯で、14aの田んぼに挑戦する機会を頂くことになったのです。
14aと言われても、ピンと来ませんよね?
1400平方メートル。
もっと分からなくなりますかね?
「東京ドーム〇個分」という言い方が、商業的には分かりやすいのかもしれませんが、出来なくてスミマセン。(笑)
さて、始まってみると、あれよあれよと言う間に、植物は成長していくもんです。
4月頭に種籾の種子消毒から始まった1粒1粒のお米が、はい、この通り!
今、大分端折りました。(笑)
振り返ってみると、
思ったよりあっさり、この状態になっていた気もするし、
何が良くて、何が悪かったのかもわからない。
この状態が良いのか、悪いのかどうかも分からない。
すべては経験なんだろうなぁ。
経験を積み重ねていくことで、良し悪しの判断もついてくるだろうし。
まずは今年の経験が、今後のベースになるということ。
2.田植え!
繰り返しますが、大分話を端折っています。
直接関われなかったところもあったりしますので。
今回驚いたのは、「田植え」をハレの舞台とするならば、そこまでの用意は実に周到に整えられるということ。
一方で、田んぼの水量の調整は、結構原始的なやり方だったりします。
上の写真で、右下から中央上部に流れていくのが用水路。
(冒頭の話で、蛙が落ちた用水路です。)
そこから、自分の田に水を引いています。
支流の入り口には、板を切って作った蓋。
この蓋の開け具合で、水量を調整しています。
なんだ、簡単じゃないか。一度環境さえ作ってしまえば。
甘い、甘い。
奢れるものは久しからず。
去年お米を作れた田んぼでも、冬の間にモグラが穴を掘ってしまって、田んぼから水が漏れる…というトラブルもあるようです。
「初心忘れるべからず」で続けていかないと。
それにしても、まさかモグラがこんなに身近な生き物になるとは。(笑)
そして、田植え当日。
僕らは、今回手で植える方法を選択しました。
手で植える場合も、いろんなやり方はあるようですけどね。
はじめに線を引きました。
見えるでしょうか???
田んぼの表面に、碁盤目状に線を引いてあるのが。
これは人力で引きました。
野球部が引くようなトンボ。
トンボの先端が、熊手のようになっている道具を使います。
線と線の間隔は30cm。
田んぼの縦にも、横にも、30cm間隔で線が引かれているのをイメージして下さい。
(この30cmというのがミソのようです。それはまだ先の話のようですが…)
上の写真では、全体的に水がないように見えますが、それは田植えに向けて水を抜いていたから。
平らなようで、平らでない。
その証拠に、水が溜まっているところと、溜まっていないところがくっきり分かれてしまいました。
当然、水があるところは、線がつきにくい。
田んぼの中はとても歩きにくいので、線を踏まないように歩くだけでも一苦労。
なかなか骨の折れる作業でした。
そして、念願の田植え。
あーあ、肝心なところの画がなくてスミマセン。
泥まみれで、カメラを構える余裕がありませんでした。
イメージ付きやすい(?)かは分かりませんが、下の写真のように、苗箱から苗をブロックに分けたものを片手に、田んぼに入ります。
実際手に持つブロックは、もっと大きいですよ。
苗のブロックを片手に、先程田んぼの地面に描かれた碁盤目状の線の交点に、苗を約3本ずつ、より分けて植えていきます。
例えば、手の届く範囲で、目の前の横に4点、苗を植えたとします。
次の1歩でまた4点。
その繰り返しのイメージです。
流石にこれでは効率が悪いので、歩く時の足の位置だとか、少しずつ自分なりに工夫もしてみました。
でも、なかなか思うようにはいかなかったりします。
交点のところに誰かの足跡が陥没していたり。
ぬかるみに足を取られて、不時着したところに苗が植わっていたり。
ただ、なんだかとっても穏やかな気持ちになりましたね~。
天気にも恵まれたし。
参加者みんな黙々と植え続けるのですが、集中しているのが心地良いといいますか。
合計7人でやったこともあり、2日間かかるかと思われていた田植えも、1日で終えることができました。
ただ、経験者によれば、まだまだ道は全体の2割程度しか進めていないそうです。
さて、どうなることやら。