ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

ムカデ狂想曲

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、このブログで「雨が降らない」と嘆いたら、今度は一転、雨続き。
雨と言えば、かつてウチにあった大量のコンビニ傘。
一体どこへ消えたのだろう。

都市で暮らしていた頃、突発的な雨にあうと、何も考えずにコンビニ、もしくはドラッグストア等でビニル傘を買ってました。
モノによっては1本500円を切る…という時代。
捨てることが出来なかったものだから、ウチにどんどん溜まっていく一方でした。

「もう傘買わないでね」
何度、そんなやり取りがあったことでしょう。

何が言いたいかって???
ようやく梅雨っぽくなってきたってことですよ。(笑)

目次
1.ムカデ狂想曲

1.ムカデ狂想曲

ある朝4時の事。
嫁の「イタッ!刺された!」という声で目が覚めました。
外では強めの雨音、空気もなんとなくじめーっと嫌な感じ。
空気そのままに嫌な予感を抱きつつ、電気をつけて犯人捜し。
そしたらいました。部屋の片隅に、体長20cm以上はあろうかというムカデが!

「ぎえーーーーーッ!!!」

と心の声を押し殺しつつも、身体が勝手に動く。
まあ、ムカデ自体はそれほど珍しいものではなくなっているので、現時点で機能している勝利の方程式を早速実践。

凍殺スプレー 
(こいつで凍らせて足を止める。意外と足が速いし、この程度では死なない)
 ↓
長いトングで掴む
 ↓
外に出て長靴の踵で踏んでトドメを刺す

今年で既に7匹目。
大きさはこれまでで最大でした。
相変わらず姿恰好は、可愛らしさの欠片もなく、見た目含めておどろおどろしい。

侵入経路は不明なのですが、ムカデが家の中で現れるのは、大抵雨の日なのです。

家の中に戻ると、嫁が「ムカデに噛まれたときの対処法」を一生懸命調べていたので、僕も一緒に対策をネットで調べる。

すぐにお湯で流す、というのが一応正解のようです。なんでもムカデの毒はタンパク質なので、熱で解毒させるのだとか。
今回は、「43℃以上のお湯で5分間」という情報を信じることに。

それでも「とにかく冷やす」という情報があったり、「冷やすのは禁物」というのがあったり。同じく「病院に行け」というものがあったり、「とりあえず様子を見ろ」というものがあったり。
カオス。まさに情報の濁流です。

「おいおい、洗い流した後は、一体どうしたらええねん!」
ネイティブでもなんでもない関西弁で、独り心の中で突っ込んでみる。
嫁に余裕がないから仕方ない。


とりあえず、迷惑と思いつつ最寄りの病院に電話して指示を仰ぐことにしました。

「当直起こすので、すぐ来て下さい!」

こんな早朝から対応してくれる病院には、ただただ感謝。

でも後で思ったのは、「今すぐ来て!」と判断したのは先生ではなくて、守衛さん。
ムカデに噛まれた時の知見があるかも不明だし、責任取れないから、取り敢えずそう言うしかないのかも。
なんだか、有難いと言うか、申し訳ないと言うか。。。

日本全国、田舎ではこういうケース、多々あるだろうなぁ。
恐らく、移住者あるあるだろうなぁ。


病院では飲み薬を1日分処方して頂きました。
塗り薬は効かないのだとか。
ネットでは、「場合によってはアナフィラキシーショック」なんて情報もあったので、医者にかかれて一安心。
医療機関の有難みを感じました。


折しも、この日は夜から物凄い大雨だった模様。
病院から戻ってホッとしてTVをつけると、NHKニュースの全国版で島根の大雨が報じられていたほど。

ある友人から、「大丈夫?こんな感じ?」とメッセージ頂きました。
そこに貼ってあったのが、この画像。

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彼のこういうセンスには、昔から脱帽なんだけど、
心情的には降って来たのは雨の滴じゃなくて、ムカデでした。
たかだか1匹だけど、雨の印象を吹き飛ばす位、ムカデのインパクトが。

噛まれたの、僕じゃないんですけど。(笑)


早朝から一波乱あったのですが、嫁はいつも通り出勤していきました。
ムカデの毒はやっぱり強かったみたいで、腕(肘より先の部分)を早朝噛まれて、昼過ぎには肩から先がとても重かったそう。
(翌日には大分復活してましたので、ご安心を)

これも、自然の中で暮らすということかもしれません。

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後日、ムカデ話をあちこちでしてみたところ、80過ぎのおばあちゃんで、「一度も噛まれたことが無い」という方もいらっしゃいました。
それと、「傷口に、出がらしのお茶っ葉を当てておくと効く」という情報も。

都会で暮らしている方からすれば、ムカデなんて「ムカデ競争」位しか縁がないと思います。ただそんな田舎でも、人は暮らしているわけで。
予防処置も、対処療法も両方知っておくとよいんでしょうね。


踏み殺されたムカデの死骸は、蟻が餌として巣に持ち帰り、数日後には跡形もなくなっていました。
まさに自然の食物連鎖の中で、僕たちは暮らしているということか。