大人の社会科見学 in 世羅町
こんにちは。OGUROBBYです。
日本全国、猛暑が続いていますが、皆さま如何お過ごしでしょうか?
クルマのヘッドライトのハイビーム。
都会ではなかなか使いませんよね。
でも、田舎ではハイビームとロービームの切替は必須のスキルなんです。
夜間は特に道路が空いているから、運転中は前方に注意が必要です。
急な飛び出しに対応できませんから。
何が飛び出すかって?
獣です。人間ではありません。
特に猪なんかにぶつかろうものなら、壊れるのはクルマの方だといいます。
田舎での夜道の運転は、独特の神経を使うんです。
目次
1.デザインって大切だなぁ…
2.大人の社会科見学 in 世羅町
1.デザインって大事だなぁ…
今回は2月の交流会/講演会でご縁を頂いた知人を訪ねて、広島県世羅町に行ってまいりました。
2月の講演会というのは、コチラ。
里山を舞台に一旗揚げようという人たちの講演会/交流会を広島県が主催するものでした。
僕らの住んでいる島根県吉賀町から世羅町まで、中国自動車道を車で飛ばしつつ、3時間弱。
世羅町に早めに着いたので、道の駅に立ち寄らせて頂きました。
ここが、インパクト強すぎ。
トータルでのデザイン性が秀逸でした。
建物自体も新しいのですが、中のレイアウトが素晴らしい。
なんといっても通路が広い。
キッズスペースまでありました。
そして活気があるんですよ。
お盆休みということもあるかもしれませんが、客が多かった。
一般的に、田舎の道の駅の目玉って、産直野菜が多いと思うんです。
でもここ、野菜の取り扱いハッキリ言って少ない。
その代わり、加工品の種類が物凄く多い。
六次産業が盛んなのが、一目でわかる。
商品のパッケージのデザイン1つ1つがモダンでセンスを感じさせる。
出品している個々人でパッケージデザインもやっているようですが、何故か統一感が。
商品の多くは「世羅」の名を冠するものが多く、地元愛に溢れていました。
デザインの勝利と言うと、昔、セブンイレブンが佐藤可士和氏を起用してPB商品のデザインを統一した話を思い出します。
今更だけどデザインって、大事だ。
2.大人の社会科見学 in 世羅町
さて、その知人が世羅町で手掛けているのが、「世羅茶再生部会」。
かつてお茶の一大生産地だった世羅も、生産者の高齢化でお茶生産はすっかり廃れてしまいました。
その「再生」の様子を見学させて頂いたのです。
お茶って、最近はペットボトルで買うのが一般的なんでしょうか。
昔も今も、日本人にはなじみの深い飲み物ではありますが、茶畑そのものに馴染みのある方は少ないんではないでしょうか。
僕も、せいぜい車窓から眺めるたことがある程度でした。
茶畑の写真です。
「あれ!? 見たことある茶畑と違うぞ。」
そんな声も聞こえてきそうです。
そうです、これは一般的な茶畑ではなく、昔の茶畑が放置されたものなんです。
もう、本当に伸び放題。
放っておくと、背もどんどん高くなる。
おまけにお茶の間からは、いろんな草が。
よく見る茶畑って、整然とした列になっているじゃないですか。
よーく見ると列の名残もありますが、言われなきゃお茶だと気付きません。
曰く、野生化してしまっているんだとか。
再生の方法ですが、まずバッサリ切る。
写真は、腰より低い位置でバッサリ切られていました。
この状態では、まだお茶だと気付きません。
ただ、こうすることで、お茶の木は新芽を出してきます。
基本的にはこれを繰返す。
お茶がしっかり育ってくれば、日光が地表まで届かなくなる。
そうなれば草は生えてきません。
突き当りに池のようなものが見えますが、基本そこまで茶畑だったそうです。
奥の方はまだまだ藪だけど、
手前の方は、だいぶ茶畑っぽくなってませんか?
ここまで来るのに4-5年。
しかも、化学肥料や農薬は使用していないそうです。
地道な仕事ですね。
ちなみにこの茶葉は、日本茶にもなるし、紅茶にも加工されています。
昔、紅茶も日本茶も、もっと言うと中国茶も、加工方法が違うだけで原料の茶葉は同じと聞いてビックリしたことがあります。
海外の茶畑って、どんな風景なんだろ?
そんな疑問はさておき。
お茶が身近なものであることは、この先も変わらないと思う。
普段使うものだからこそ、こだわってみたいですよね。