稲こぎ
こんにちは。OGUROBBYです。
今年の夏は、我が家は確実に猫中心に回りました。
いや、過去形では語れないか。
腕は生傷が絶えません…。
まるで人の腕をアメリカンドッグか何かと勘違いしているようです。
しかも、「もっと頭撫でて!」という仕草からの、光速噛み付き。
とりあえず、笑うしかない。
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
相手猫だけど。(笑)
目次
1.稲こぎ
1.稲こぎ
「稲こぎ」と聞いてピンと来る方は、このブログを読んで下さる方には少ないかもしれません。
かくいう僕も、この言葉、日本語的に正しいのか、今一つ確信が持てない。
(それ位、馴染みがない。)
一言で言うと、脱穀です。
穀類(この場合コメ)を、茎から外す作業。
良く晴れた日の午後である今日、とり行ってきました。
移住者の複数世帯で取り組んでいる田んぼです。
<前回までのあらすじ>
もはや説明不要?
写真一枚で済まそうと思ったのですが、さすがに乱暴な気がします。(笑)
刈り取った米を天日で干して乾かしました。
この地域では「はぜ干し」と言います。
雨が降ったりで少々心配でしたが、想像以上に乾いていたようで。
分かる人には分かっちゃうのですが、一部、稗が混じってます。
と言っても、稗が分かんないですよね。僕も今年初めて知りました。
難易度的には、「ウォーリーを探せ」より遥かに簡単なのですが、
惜しむらくは稗の知名度が…。
では、稲をこぐことにしましょう。
昔、社会の教科書で見た覚えがあります。
「千歯こき」
確か、江戸時代にこれで米の処理能力が飛躍的に上がったんじゃなかったかな???
子供心に、スゲーと思った記憶があります。
江戸時代かどうかは自信ないですけど。
今や時代は、平成ですからね。
もっと凄腕のヤツがいるんですよ。稲をこぐならね。
それがこれ、ハーベスターという機械です。
丁度、持ち場についたところですね。
田んぼの中を安定走行するため、タイヤではなくキャタピラー。
いでたちは戦車のようですが、動きとしてはシュレッダーを想像してもらうのが一番良さそうです。
ハイ、投入!
そして投入口の反対側。
細かく粉砕された稲わらが山になっていきます。
シュレッダーみたいですよね。
違うのは、個人情報の心配がないことでしょうか。
茎から外されたコメ(籾と言った方が正確かな)は、機械の後ろにセットされた袋にどんどん溜まっていきます。
稲こぎの作業自体は、4人掛かりで約2時間。
千歯こきでやってたら…と思うと。
やっぱり機械は早いです。
本日の収穫結果。
どーん。
本日の、というよりは、この半年位の思いが凝縮された感じ。
一袋が30キロ強だったので、軽トラのスペック上の最大積載量を越えてますね。
ただ、籾状態なので。
先輩方曰く、水分飛ばして、籾を除去(「籾摺り」といいます)すると、6割位になるそうです。まあ、蓋を開けてみるまで分かりませんが。
今日は、近所の農家さんの乾燥機に籾を投入したところで終了。
今回は農家さんの方で、乾燥、籾摺りまでやって頂けるので、次回会うときはこの分は玄米に!
楽しみです。