ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

玉葱の草を引きながら…

こんにちは。OGUROBBYです。

少し暖かくなってきたからでしょうか。
家の中でカメムシを見掛ける機会が増えてきました。
恐らく、夫婦合わせて1日に10匹くらいは捕っているでしょうか。
ウチの猫も、獲っているはずなので、カメムシにとっては恐怖の館のはずです。

でも、一向に減らない。。。

目次
1.玉葱の草を引きながら…
2.突然、ヒール


1.玉葱の草を引きながら…

春です。
風は相変わらず冷たかったりするのですが、晴れた日に研修先のビニルハウスの中で草むしりしようものなら、汗だくになります。

日差しが優しいながらも、少しずつ存在感を増してきました。

ここ数日、午後は師匠の玉葱畑の草むしりをやっています。
ついこの前まで雪に埋もれていたはずなのに、畝の上は、草。草。草。

玉葱の苗も、成長はまだまだこれからなので、成長の早い草を引っこ抜いて、日当たりを確保してやらなくてはいけません。

草むしり。
「プチッ」という音と共に、根っこまできれいに抜けた時は、結構スッキリします。
土いじりが、精神的な療養に使われるというのも、解る気がします。
なんか、癒されるんですよね。

ただ、全ての雑草が、気持ちよく抜けるわけではありません。
イネ科の雑草(名前は解らないけど)なんて、早くも分けつしているようで、株ごと抜いたつもりが、一部分しか抜けなかったり。
でも、引っこ抜く前に、株を捻じってやると、意外と株ごと抜けたりします。

ただ、やっぱり重労働であることは間違いない。
ずっと中腰でいるので、腰も足も痛い。
疲労で握力も無くなって来る。

冬の間、雪かきでトレーニングしていたはずなんだけどなぁ…。






2.突然、ヒール

若干の筋肉痛を引きずりながらも、今日の午後も草引き。
風は少しありましたが、天気も良く、絶好の草むしり日和。

「さぁ、やるぞ」と屈んでみたものの、、、

「キィィィィ!!!!」

後方から、何やら獣の声が。意外と近い。
よく見るとハコ罠の中に、毛むくじゃらの何かがいます。
近寄ってみると…1匹の子ザルでした。

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※写真は自主規制
 ウチの猫の写真で、癒されてください。(笑)


ハコ罠というのは、箱の形をした罠。
中の餌を動物が取ろうと中に入ると、入り口の扉が閉まって出られなくなるものです。

見るからに小さなサルで、こちらが近づくのを見て、箱の中で後ずさりしていきます。
か…可愛い…。

ジッと見てると、ついつい情が移ってしまう。
伊達に人の祖先ではありません。


でもね、農家の立場から見ると、立派な害獣なんですよ。
サルは大抵、群れで行動するし。

周りを見ると、しっかり人参を食い荒らしていました。

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一口齧っては次、また齧っては次といくので、なかなか厄介です。
「可愛い」だけでは済みません。

ただ、人間の理屈で言えば、彼らはれっきとした害獣なのですが、
サル目線で言えば、完全にこちらが悪役の構図です。
何せ、子供を人質にとってますから。

害獣対応のプロが来るまでも、奥の山からはサルの声が。


「ロビン、まだお前の口から聞いてねぇ。『生きたい』と言えェ!!!!」
「生ぎたいっ!!!!」

引用元:ONE PIECE 41巻



某国民的漫画の、名シーンが頭の中を過ぎる。
完全なるヒール。。。


プロは子ザルを檻ごと持って帰りました。
なんでも、このまま置いておくと、親ザルが必ず取り返そうと戻ってくるのだとか。
何とも人間臭い。

後日、この子ザルを囮にして、親ザルを捕まえる計画だそうです。
う~ん、完全に少年漫画の悪役パターンです。

でもね、繰り返しますが、農家にとっては死活問題なんです。
折角大事に育ててきた野菜ですから。


子ザルが連れ去られた後も、山の方からはサルの鳴き声が。
農業は自然との戦い。
自然の中には、色んなものが含まれるのです。

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