ヨモギ摘み
こんにちは。OGUROBBYです。
今週末は寒かったですね~。
島根県吉賀町では、なんと雪が!
昨日も、今朝も。
もう4月なのにですよ!
桜吹雪だか、雪だかよく分からない。(苦笑)
良い感じで灯油を使い切っていたのですが、今日少し買い足しました。
夏の前に使いきれると良いのですが…。
目次
1.今日も石拾い
2.ヨモギ摘み
1.今日も石拾い
ここのところ、時間を見つけては家の前の畑の石を拾ってます。
やっていることは、以前に記事にしました。
まずは土を作らないと。
土作り=緑肥で考えています。
緑肥と言うのは、栽培した植物を、そのまま田畑にすきこみ、後から栽培する作物の肥料にすることです。
昔の人が刈った草を畑にすきこんでいたのと同じですね。
雑草を大きく育ててすきこんでも良いのですが、緑肥として育てる植物によって、得られる効果が変わってきたりします。
自分なりに、土作りのスケジュールを立ててみたところ、5月末には緑肥の種を撒きたい。ソルゴーというイネ科の植物の種を予定。
そうすると、結構急ピッチで石を拾って行かないと、間に合わない。
これからの季節、草もどんどん生えてきます。
草が生えれば、石が草の陰に隠れて、この作業の速度が落ちますし。
ちょっと掘り返せば、また石がゴロゴロ出てくるのは容易に想像できるので、石を拾っては掘り返し…というのを2ターン、ないし3ターンはやりたいと思ってるんですよね。
焦る気持ちはあるものの、やっていることは至って単純。
でも、こういう単純作業を続けていると、なんだか研ぎ澄まされてくるように感じることがあります。
思わぬ方向に思考が行ったり。
そして、この偶然性が、結構好きだったりします。
今日、ふと頭を過ぎったのは、ドイツの児童書作家、ミヒャエル・エンデの『モモ』からのワンシーン。社会人になって読み返す機会があり、心に刺さったせりふなんですよね。
ちょっと長いんですが、引用します。
※児童書ということで原文は平仮名が多いのですが、読みにくいので、勝手に一部を漢字に変換してます。
「なあ、モモ、」とベッポは例えばこんな風に始めます。
「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」
しばらく口をつぐんで、じっと前の方を見ていますが、やがてまた続けます。
「そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードをあげてゆく。ときどき目をあげて見るんだが、いつ見ても残りの道路はちっとも減っていない。だからもっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて、動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方は、いかんのだ。」
ここでしばらく考えこみます。それからようやく、先を続けます。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
また一休みして、考えこみ、それから、
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。」
引用元:ミヒャエル・エンデ 『モモ』
いつ、どんな状況でもこれが当てはまるとは思いません。
でも、一つの真理を言いえた表現だと、今でも思ってます。
勿論、計画通りに事は進めたいので、そこは上手に。
ゆっくり急ぐ。
これが肝ですね。
2.ヨモギ摘み
今日のメインイベントの一つは、ヨモギ摘み。
実はこれ、ある筋の方から頼まれまして。
ご安心を。
ヤバい筋の方とは付合いありませんので。(笑)
町内で餅の加工をされている方がおりまして。
草餅の材料として、ヨモギを摘むことを頼まれたのです。
気軽に引き受けたは良いものの、、、
ネットでヨモギの摘み方調べていたら、驚愕の事実。
なんと、ヨモギに似た植物として、「トリカブトに注意」なるものを見つけたのです。
トリカブトと言えば、過去に大きな事件で世間を騒がせたこともある猛毒です。
めっちゃ緊張。(汗)
何々、、、見分け方は、、、
ヨモギは
①葉っぱを裏返すと白っぽい。
②よく見ると、表面にうぶ毛のようなものが生えている。
小さい頃、実家でもヨモギを摘んできて草餅作ったことあったけど、そんな知識持ってなかったですよ!
危ない、危ない。
緊張感を持ちつつ、フィールドへ。
とは言え、ヨモギの見分け方は案外簡単です。
確かに、葉を裏返してみると白い。
株が小さいので、うぶ毛は目を凝らさないと良く見えない…というところはありましたが。
実際、摘み取ったときにヨモギの香りもしますし、この臭いがあれば安心です。
試しに口に入れて咀嚼すると、草餅の香りが口中に広がりました!
あと、ヨモギは群生しているので、一カ所見つければ、周りはみんなヨモギ。
これまた、結構没頭できる作業です。
嫁にも手伝ってもらって、1時間もすれば、この通り。
もう少し、株が大きくなってくれば、もっと簡単に量を確保できるとは思うのですが。(苦笑)
気付けば、家の周りのお茶の木にも新芽が!
一歩一歩、春が深まっていきます。