ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

まさかの、、、ギックリ腰

こんにちは。OGUROBBYです。

のっけから、ショッキングなタイトルを付けましたが、、、
発症から1週間が経ち、徐々に、少しずつ落ち着いてきました。

最初は、ベッドから起き上がるのに15分以上かかっていたのが、
今は大分スムーズに起き上がれるようになりました。

まだまだ日常生活では出来ない事も多いので、ここにきてまさかの引きこもりです。(苦笑)

目次
1.まさかの、、、ギックリ腰

1.まさかの、、、ギックリ腰


事件は、田んぼで起きました。
田植えも終わり、補植作業中のこと。

まず、「補植」について説明しましょう。
今回、田植えは業者の方に田植え機でやって頂きました。
苗と苗の間隔は縦横30センチ。
田んぼを方眼紙に例えると、線と線の交点に、苗が植わっているようなイメージです。

ただ所々、植わっているはずの苗が歯抜けになっています。
田植え機がうまく植えられなかったとか、苗の根張りが悪く水に流れてしまった、とか。要因は様々です。

補植というのは、実際に田の中に入って、そういう空いたスペースに改めて手で植えていくことです。


田んぼの中というのは、それはそれは歩きにくいのです。
例えるなら、巨大なゴキブリホイホイ。(笑)

普通の長靴では脱げてしまうので、特殊な長靴を履きます。
こんなやつ。(田靴と言います)

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長靴のように自立しているわけではなく、ご覧の通り足の裏、甲の部分を除いては、靴下のようにフニャフニャです。
それだけに、フィット感はすごい。
ゴムなので、脱ぐのが難儀です。

おまけに、靴の近くにゴムバンドがあるのが解るでしょうか。
このバンドで、靴をさらに固定するのです。
まずは足首に通し、それを8の字に捻って爪先に掛ける。

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これが装着後の姿。
写真からは、少し分かりにくいかもしれませんね。

少し脱線した感もありますが、、、
お伝えしたかったのは、田んぼの足下の悪さなのです。
クドイですが、ゴキブリホイホイ。(笑)

おまけに、中腰が基本姿勢なので、腰に悪いのは明白。

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<イメージ写真>


田んぼの中で補植しながら、ついでに枯草やら草やらを、丸めて横の畦に放っていたのです。こんな作業2日目のこと。

草を丸めて腰びくに入れたら、ピキーン、と。
この時点では、違和感程度で歩けたのですが、その後、陸に上がってモノを拾おうとしたら腰が逝ってしまいました。

幸いにも土曜日で、近くで作業していた嫁と、様子を見ていた地主さんの手を借りて、何とか軽トラの荷台に腹ばいに。
家まで運搬してもらいました。
軽トラの活用法が、また一つ増えました。(笑)


それにしても。。。

それにしても、のタイミングです。
田んぼに限定したって、これから色んな仕事が発生するのに。
毎日の水管理に、田の中の除草、周りの草刈り…etc.

これらの一つ一つに意味があるので、ギックリ腰の直後は絶望に打ちひしがれました。

ですが。。。

なんと大崩れはしていないようなのです。
一つは、大変ありがたい事に、嫁が休日の空いた時間を総動員して、補植やら、田車除草やらやってくれていること。
毎朝、毎晩の水管理もやってくれています。

それだけでなく、地主さんも草刈りやって下さったりしているようなのです。
嫁が作業していると、地主さんも「わしがやってあげられるのは、これ位だから…」と草刈り機で斜面の草を刈って下さる。


「差支えなければ、ちょっと田に入って、あの辺りに補植してもよかろうか?」

ある日の朝、嫁が水点検に行った際、地主さんにそう声をかけてもらったそうです。
地主さんにとっては、休耕地から10年振りに苗が植わった田んぼ。

「久々に植わったので、折角ならあの辺りも緑になった田を、ここから見ていたいんじゃ。」

愛おしそうに田を眺めながら、ありがたい提案をして下さったそうです。

同日夕方、彼女が水点検に行った際、田んぼの補植が大分進んでおり、
地主さんがニコニコしながら色んな事を教えてくれたそうです。
その姿が、とてもイキイキとしていて、ありがたいし感動した!と。

つづいてその方の奥さまから「よかったら…」とフキの佃煮の差し入れとともに  「今日も仕事で忙しいでしょう。はよう帰って、ゆっくり休みんさい」と
身に染みるお言葉までいただいたそうです。


「明日の朝の水は、ワシが見るけ。こう歯みがきしながら見れるけ、気にせんで仕事に行きんさい」

こうなると感謝の気持ちしか湧きません。もちろん、明日の朝もできることをしに行きますぞ…そんな気持ちになるパワーが湧いてきたそうです。

そんな風に事が進んでいることを聞きつつ、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ち。
そして、ちょっとした「蚊帳の外」感。(笑)

地主さんにも、10年ぶりの自分の田んぼの米を食べて頂こう!
秋の収穫まで辿り着きたい理由が、また一つ増えました。

変わりつつある田んぼを、自分の目で見られないのはとても残念なのですが、    その気持ちをバネに、一日も早く回復に努めることにします。