ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

来年に向けて。

こんにちは。OGUROBBYです。

月日が流れるのは早いもので、カレンダー上でももう10月に入りました。
今年も残すところ3カ月。
気候の方も、一雨ごとに気温が下がるのを実感します。
家の中とはいえ、朝晩を考えると半袖半ズボンでいることは難しくなりました。

つい先日、ヒガンバナは「彼岸の頃咲くから、ヒガンバナなんだ」って教えて頂いて、「へぇ~」なんて思ったものですが、そのヒガンバナも大分枯れてきました。

来たる冬の訪れを意識せずにはいられないのですが、その前に秋を楽しみたいもんです。早く紅葉しないかな~。



目次
1.来年に向けて。

1.来年に向けて。

「来年のことをいうと鬼が笑う」

なんて言葉があります。
人生を振り返ってみても、あまり縁のある言葉ではないな~。
傍から見てると、「いやいや、そういうタイプでしょ」なんて言われてしまうかもしれませんが。(笑)


今年、曲がりなりにもゼロから米作りに挑戦しました。
もっとも、一人でやれるはずなど毛頭なく、地主さんはじめとする地域の方々、業者さん、嫁にも随分助けてもらいました。

有機の米作りの世界では、俗に「反5俵」という言葉があります。
(あるのか?という位、根拠は怪しいですが。<苦笑>)
1反当り5俵とれれば、及第点みたいな感じでしょうか。
もう少し一般的な単位に直すと、「10a当り300kgは取りたい」。
勿論、玄米での重量です。
精米して白米にすると、もっと重量減っちゃいますから。

それくらいを目標にしていたのですが、
蓋を開けてビックリ。
目標の半分にも届きませんでした。しかも全然お話にならない。(泣)

もっとも、ギックリ腰というアクシデントで、大事な時に全く田んぼに入れなかったので、収穫まで出来ただけでも御の字、、、という考え方もあります。
健康管理も含め、様々な課題が見つかったので、1つずつ潰していくしかないかな、と。


それはさておき。
鬼は笑ってしまうのですが、来年の米作りはもう始まっているのです。


稲刈りを終えた今現在の田んぼの様子は、こんな感じ。
稲株から、少し新葉も出ていたりして。

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コンバインで、稲わらは細かく裁断されています。
こいつを早めに土に鋤き込んでやらないと。

寒くなって来ると、土中の微生物の活動も低下して、稲わらの分解スピードが落ちます。稲わら等の有機物が土中で分解されるとき、植物の根にとって有害な酸だったりガスが排出されるため、早めに鋤き込んでやらなければならないのです。
言わば、土作り。

ただ、鋤き込むにも条件が揃わないと。

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水はけがあまり良くないので、こんな風にところどころ水溜りが!
長靴で入ると長靴が脱げてしまうくらい足を取られます。
ラクターで無理矢理入って転倒しようものなら、大事故になってしまいます。
もっと地面を乾かさないと。

そこで、水溜りから水を抜くため、排水溝に向かって水を掘りました。
もちろん、鍬で。


高低差を作って水を流す。
やっていることは、子供の頃、公園の砂場で川を作ってたのと似たようなことなのですが、必死さが違います。(笑)

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水が流れる様子を写真に撮りたかったのですが、、、
伝わらないな~。
ただ、溝を掘ってて感じたのですが、ちょっと掘ると砂地っぽいところもあったりして。来年は、もっと代掻きを念入りにすることにしよう!


一刻も早く、田んぼを乾かして、稲わらを鋤き込む。
そのために、田んぼは乾いてないですが、鶏糞をまきました。
秋は雨も多いですから。
乾いたのを待って、鶏糞をまくのでは間に合いません。

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鶏糞をまくのは、微生物が稲わらを分解する際にチッ素が必要だから。
マメ科根粒菌みたいに、空気中のチッ素を取り込んでくれたら、こっちは楽なんですけどね~。

15kg/袋の鶏糞を、脇に袋ごと挟んで、口を左右に振り回しながら歩きます。

これはね~。
シビレます。
鬼は笑いませんが、腕が笑います。

え!?腰?
勿論、腰痛ベルトをガッツリ巻いてます。(笑)

2日ほど晴れの日が続いたので、無事、トラクターで鋤き込むことができました。
取り敢えず、一安心。