ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

土曜大工。

こんにちは。OGUROBBYです。

「獣害」
田舎で作物を育てる限り、それはとても身近な言葉です。
あ、最近は都会のショッピングセンターにも猪が出没したり、とニュースになっていましたね。(笑)

吉賀町でも、猪による被害がもっともポピュラーなのですが、ここのところ近所でホットな話題が、猿です。

ちなみに、世の中には色んな獣害がありますが、猿が一番厄介と言われているのです。
なぜなら、賢く、そして身軽。

例えば電気柵一つとっても、猪相手なら地上戦で事が済みます。
高さ20cmと40cmのところに、電流の流れるワイヤーを張る。

でも、猿の場合は空中戦も考えなくてはいけません。
近くにはえている木から、枝をしならせて降りてくるなんてことも!

そんなわけで、近所では話題騒然なのです。
「2日前に、〇〇さんの家の前で見た」
「××さんのところでも、人間を見て山の方に逃げてった」 etc.

ウチの畑には、猿が狙いそうなものは何もないので、今は良いんですけど…。
人参は狸にやられちゃいましたからね。(泣)




目次
1.土曜大工


1.土曜大工

このブログでも何度か紹介させて頂いておりますが、、、
ウチには3匹の猫がいます。
2匹は時々脱走しますが、部屋飼いです。

3匹目は、去年の夏から我が家に居候となりましたが、なかなかの猫見知り、かつ人見知りで、押し入れに引きこもり状態。

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ちなみに、身体の下に敷いているのは湯たんぽ。
白いカバーの中に、金属製の湯たんぽが入ってます。
お気に入りの場所なのか、大抵はこの位置に陣取っているのですが、温かい湯たんぽを差し入れる時だけ、この場をサッと譲ってくれます。


ただ、先日ちょっとした事件がありました。
3匹目のこの猫、名前を「ゆら」と言います。
ゆらが、お気に入りの湯たんぽカバーの上で、お漏らしをしてしまったのです。

ゆらのトイレ問題、というのは実は以前からありました。
押し入れから出ようとすると、2匹の先住猫に威嚇されて、押し戻されてしまう。
先住猫との関係改善も、少しずつ良くなっているとは思うのですが、ここのところ停滞気味なのです。

これまでは、一日のうちで2匹を隔離する時間を意図的に作って、ゆらのトイレタイムに当てていたのですが、ゆらのタイミング、解りませんもんね。

今回のことを機に、ゆらの住環境を抜本的に改善しよう!ということになりました。
具体的には、専用トイレの設置。
そして、2匹の侵入を許さない、ゆら専用の居住スペースです。


トイレを設置するため、まずは衣装ケースを押し入れから撤去しました。
そして、侵入させない仕組み。

ウチの押入れスペースは、間口(幅)120cm、高さが73cmでした。
ネットで探しても、なかなか丁度良いサイズが見つからず、自作することも考えました。何か使える材料はないか、ホームセンターをウロウロしたり。

サイズに妥協はできません。
なにしろ、わずかなスペースでも、猫は自分の身体をねじ込んでいけますから。

そんなこんなで色々探し、ようやくネットで合うサイズのゲートを見つけました。

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ゲート重量5.8kg。
実際に組み立ててみると、案外軽く、ゲート破られないか心配ではありますが。。。

左奥にトイレを設置。
中央の衣装ケース2段は、敢えて残しました。
奥をゆらが通れるように、衣装ケースは奥の壁より手前に設置しています。
そうすることで、先住猫から身を隠すこともできるでしょう。

ただ、、、
右側手前の餌と水を飲むスペースが、狭いですよねぇ。
かといって、湯たんぽを床に直置きすると、底冷えがしそうだし。


そこで、湯たんぽを設置する棚を自作することにしました。

材料の木材は、納屋に多少は貯えがあります。
というわけで、設置場所の寸法を測り、簡単な設計図を書いて、いざ実践!

とは言え、ありあわせの材料ですから。
当初は、四角い天板の2辺に板を打ちつけるだけの、
正に「コ」の字型のシンプルな台を想定していたのです。
台の下を通り抜けできれば、猫も嬉しいだろうし。

ところが、それだけの高さのある脚に見合うような板がない。
仕方なく、4つ足のテーブル型に設計変更です。

板をノコギリでギコギコ。
そして、インパクトドライバーでネジを固定。

完成したのがこちら。

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出来映えは、それなりですけど…。

ただ、有り合わせの材料を使って、即興で作ったにしては上出来かな、となかなかの充実感。(笑)


押入れに設置してみると。

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スペース的には大分ゆとりが出ました。

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台の下が吹き抜けなので、ご飯を食べる時にこちらに頭を向けることも、お尻を向けることもできます。
そして、台の上で背伸びするくらいのスペースはある。


今も、台上の湯たんぽの上で寝そべってくれているのですが、そんな光景を見て、思わず笑みがこぼれてしまいます。
DIYの楽しみって、そこだろうな。

料理で例えると、一流シェフが一流の素材をかき集めて作った高級料理には遠く及ばないけど、冷蔵庫にあるもので、チャッチャと作る家庭の味。

「キャベツ切らしてるから、白菜で」
みたいな。

そんな日曜大工、いや土曜大工も悪くないもんです。