ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

松下村塾に行ってきました

こんにちは。OGUROBYです。
一昨日食べた刺身に当たったのか、期せずして昨日は断食を経験してしまいました。
「万作」、一般的には「シイラ」という魚。

最近、食事が菜食中心になっていたので、胃腸がビックリしてしまったのかなぁ?
起きていると脂汗が出てくるので、寝たきりの1日。
しんどくて活字を見ることもできず、本当に眠る事しかできませんでした。
サラリーマン時代に、「飽きるほど寝てみたい」と思ってましたが、期せずして夢叶う。

それにしても、同じものを食べた嫁がピンピンしていたのは驚きです。

さて、今日もちょっと前の体験になります。
萩に行ってきたので、その時のお話。

目次
1.そうだ、萩に行こう
2.松下村塾

1.そうだ、萩に行こう

萩。
これまでの人生で、あんまり馴染みがありませんでした。

強いて言えば、今年5月に下見で利用した 萩・石見空港
「ああ、萩と同じエリアなんだな…」

それと、昔読んだ本で、地産地消の成功例で、萩しーまーと のことを読んだ程度。
あまり予備知識を持たず、行ってまいりました。


「萩に至る日本海側の景色は絶景」、と東京で聞いていたので、海岸線を余すところなく見てみよう、ということで最短距離ルートは取らず。
益田から国道191号線に沿って西に進むことに。

この国道191号。益田方面から進んでいくと、意外と ‟海沿いの景色” というのは、チラリズムなんですね。
「あ、海だ!」と思うと、すぐに内陸に向かい、トンネルなんぞを潜ってしまう。
こちらは本当に平野が少ない。
山が海まで切り立っている…程ではないんですが、海と山が近い。

関東平野にせよ、濃尾平野にせよ、よくもまぁ、あんなに広い平野ができたもんだ。
お米の生産量である石高が国力のバロメータになっていた時代、そりゃあこの辺じゃ
、歴史の檜舞台には立てませんよ…と思いを馳せる。

それでも、日本海のダイナミックな景色というのは堪能できました。

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海辺に建つ家の赤い瓦は、「石州瓦(せきしゅうがわら)」と言って、この地方の特徴的な瓦です。
海外線に沿って鉄道も走っているようで、絶景だろうなぁ。

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そうそう。
191号線に沿って、道の駅が3か所ありました。
いずれも、海の幸が充実してました~。

ちょっと驚いたのがこれ。
アジの煮干しなんて、初めて見ました。
これで400円です。

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生の魚も売ってるのですが、総じて煮干し類の種類が豊富で安いですね。
流通が弱い山陰地方のこと。
「ないものはない」精神で、あるものを如何に流通に乗せるか、考えた末なんですかね。煮干しだったら、日持ちもするし。

ちなみに、アジ煮干。なかなか良いですよ。
出汁取った後、鍋にそのままにしておいても、エグくならない。
「一晩置いた後のカレーは旨い」と言われますが、一晩置いた後の味噌汁。
これが、今の僕のお気に入りです。


2.松下村塾

萩しーまーと にて昼食を取った後、松下村塾に向かいました。
松下村塾松陰神社の敷地内にあります。

最近、世界遺産にも登録されたようですね。
神社の入り口周辺に、大きな箱モノを建設していました。

昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田松陰の末妹である杉文が大きく取り上げられました。僕も3話位までは見たと記憶しています。
幕末から明治期にかけて、松下村塾の出身者が活躍したのは説明不要でしょう。


そしてこちらがその、松下村塾です。

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狭ッ!!ビビるほど狭い。
わずか8畳の空間。

吉田松陰の掛け軸の手前には長机が。
ここに吉田松陰が座っていたのだろう。

私塾なので、「広くはないだろうな…」とは思ってましたが、想像を絶しました。
頭の中で、この空間に何人入るのか空想してみる。
う~ん、夏場にここに座ってられる自信がない。(笑)

ここがある意味、明治維新の革命の現場だったわけです。
凄いなぁ。。。改めて。
パワースポットとは言わないのかもしれませんけど、パワーを貰いました。

ちなみに、松下村塾に立ててあった説明書きがこちら。

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この場所で、松陰が教育を行ったのはわずか1年。
実家の幽囚時代を入れても2年半だそうです。
一体、どんな教育を行ったんでしょうか。

教育の効果って、箱の大きさではない。
教える側、学ぶ側の情熱なんでしょうね。
勉強になりました。

そうそう、松下村塾の隣には、旧杉家邸宅もあります。
松陰が幽囚されていた部屋も見れますし、昔の人の暮らしぶりも想像できたりして、結構楽しめます。


帰宅後、玄関の軒先にこんなものが!

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ウェルカムフルーツならぬ、ウェルカムベジー。
これも、田舎生活の醍醐味です。