ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

稲刈り

こんにちは。OGUROBBYです。

僕が一番好きな野菜。
それは、多分ナスです。
火を通した時の、とろーっとした感じ。最高ですね!
生だと噛んだ時のキュッて音が若干苦手なのですが、、、

そんなナスを、有難いことに今年は研修先の農家さんで大量に頂いています。
特に収穫をやらせて頂くようになってからは、規格外(虫食いやキズもの)を捨てることが忍びなく、つい持ち帰ってしまいます。
畑に放るというやり方もあるのですが。
情が移るのでしょうかね。


ナスの大量消費レシピとか色々やってみるものの、シンプルな焼きナスが一番美味しいという、この夏の結論。
でも、焼きナスだとフライパンの面積が限られるので、大量消費には向かないんですよね~。

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目次
1.稲刈り


1.稲刈り

もう、タイトルが全てです。
とうとうやりました。先週の土日に。

今年、自分でコメを作ってみて初めて分かったのですが、農業における自然と言うのは、もう絶対なのです。
そりゃ、会社員時代も天候の影響はありました。
地震だったり、台風や雪で工場の稼働が停まったり。

でも農業においては、この稲刈り一つとっても、晴れ/雨といった天気に左右されるのです。農家さんは、基本的に雨が降ったら稲刈りはやりません。

何故なら、雨の日にやると機械(コンバイン)の内側に米がくっついてしまうから。
複数の品種を作っている場合、田んぼを分けて作っても、機械の中で混ざってしまうことは避けたい。
だから、稲刈りは晴れた日の、朝露が乾く10時とか11時くらいからやるのが一般的なようです。

米には「刈り時」というのがあります。
青かった米が、だんだん熟していき黄金色になります。
味も熟すにつれて良くなっていくのですが、刈らずにピークを過ぎてしまうと、食味は落ちていきます。
ただこの一瞬に刈れるかは、天気次第というところもあり…。
なかなか奥深い世界です。

ちなみに、コンバインは稲の刈取りと脱穀を同時に行う機械。
稲穂を刈取り、稲穂から籾(もみ)を外します。
籾を乾燥させ、籾殻(もみがら)を外すとようやく玄米になります。

田んぼで実る稲穂から、スーパーで売っている米の状態までは、実は色んな工程があるのです。色んな機械が必要で、それが農家さんの悩みの種でもあります。余談ですが。


今回僕たちはコンバインは使用しませんでした。
僕たちが取った方法は、「はぜ干し」という方法。
乾燥機ではなく、天日を利用するやり方です。
まあ量も少ないので、できる方法です。


バインダーという機械で稲を刈倒し、紐で結んで稲束を作ります。
それを、予め組んだ木の櫓(やぐら)に掛けていくと、こんな風になります。


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櫓を組む木は、人から借りました。
その他に使う道具は、木を結ぶ紐だけ。
まさかこんな事やってるなんて、一年前は想像だにしていませんでした。(笑)

櫓を組む時に注意するのは、まず方角。
太陽の軌道上、日光が「はぜ」の両面に当たるよう、南北に沿って「はぜ」をかけます。

そして強度。
一応稲を掛ける前に、鉄棒にぶら下がるようにして倒れないことを確認しました。

そして風通し。
米を乾燥させることが目的ですからね。


そんなこんなで、何とか日没前に「はぜ干し」まで終えることができました。

折角なので、before / after を写真で。
<after>の写真の天気が優れないのは、ご勘弁を。


<before>

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<after>

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接近中の台風18号が逸れてくれることを、切に願います!