ダウンシフトを生きる

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種籾えらび ~来年何作ろうか~

こんにちは。OGUROBBYです。

天気予報で「最強寒波」と言われていた通り、今週に入って雪が。
今年何回目の雪なのか。
数えるの止めました。

朝起きたら雪が積もっている。
なので、出発時間に余裕を持つことは勿論、クルマの雪を払ったり、クルマが県道に出れるよう雪かきして轍を作る時間も確保しなくてはいけません。

家の前も、雪が固まる前に除雪。
放っておくと、根雪になって溶けません。
朝飯前、とはいきませんが、朝食後の出発前にこの通り!

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家の前の道に出たら、こんなの見つけました。
見えますかね~。
画面中央部を、縦に連なる軌跡。

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何の足跡かは分かりませんが、彼(?)も餌を探して必死です。
動物にとっても、人間にとっても、厳しく長い冬が始まります。











目次
1.うっかりしてる場合ではなかった
2.種籾えらび ~来年何作ろうか~



1.うっかりしている場合ではなかった

稲刈り終わって早3カ月。
「田舎暮らししたら、もっと時の流れが緩やかになるのかな~」なんて思ってたのですが、時が過ぎるのは、職業関係なく、年々早くなります。(笑)

「育苗用の土、もう買った?」

そんな言葉で、今回の話は幕を開けます。


来年も、米作りは無農薬、無化学肥料でやりたいと思ってます。
勿論、除草剤も使いません。

ただ、「米作り」といくら力んでみても、そもそも苗がなければスタート切れないのです。当たり前ですが。
米作りの世界には、「苗半分」という言葉があります。
つまり、よい米が作れるかは、苗が出来た時点で半分決まってる、というわけ。

もっとも、田植え後の除草だって大切だし、水田の水管理も大切。
個人的には軽視してよい工程なんてないし、気を抜かせないための言葉であるような気もしています。

「家に帰るまでが遠足」、みたいな。


来年の育苗は、今の産業体験の師匠にやって頂けます。
育苗用のハウスも持っていないので、これは有難い。
勿論、タダじゃありません。きちんとお金はお支払いします。

で、何が必要か聞いてみると。

「そりゃあんた、土と種籾だよ。」

聞けば、有機の土は受注生産なので、年内には手配しないと間に合わなくなるそう。
種籾も同様で、人気のある種籾は早めに手配しとかないと売り切れてしまうそうです。
その辺のこと、この時期にやらないといけないことが、スコーン、と。
抜けてたわけです。(苦笑)

アブナイ、アブナイ。
完全にやってしまうところでした。
種籾撒くの春先だから、調達するのもまだまだ先でよいと思ってた。


種籾もお薦めのサイトを聞いて、早速ネットで調べてみるも、色んな情報が。
田んぼ1.5反。(15アール)
はたして、どれだけの土と培土が必要なのか…。

結局、師匠に確認すると、反当りでこんな感じだそうです。
(ただし、田植え機のメーカー、型番でバラつきあり)

<反当り>
苗箱20枚
種籾2.5キロ
培度150リットル

つまり1.5反で換算すれば、苗箱30枚。
種籾約4キロと、土が150リットル。

ちなみに、苗箱というのは育苗時に使います。
底面に水抜き穴が数カ所切ってあるトレイのこと。
古い写真を持ち出しますが、下の写真で地面の上に苗箱があって、その上に苗が生えているの、分かりますかね~。

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それにしても、数量。
う~ん、ピンと来ない。(苦笑)










2.種籾えらび ~来年何作ろうか~

皆さんも、米の品種については、思いつくだけでもすぐに片手が埋まるのではないでしょうか。

我が家の場合、愛知県に住んでいるときは近所の産直で米を買ってました。
目の前で精米してもらえるのは、嬉しかったですね~。

東京に移ってからは、お米屋さんに買いに行ってました。
最初、ミルキークイーンという品種を薦められ、食べてました。
「冷めても美味しい魔法のお米」、と。

でも、最終的にはヨーカ堂で買った ななつぼし でしたね。
たまたまテレビで、マツコ・デラックスが「美味しい!」と言っているのを見て。

お米の味としては、どれも大差ないなぁ…ということで、ヨーカ堂で済ませるようになってました。


ただ、吉賀町に移住してきたらお米が美味しいのなんの!
今年はとうとう、自分でもやらせて頂きましたからね~。

今年作ったのは、ミルキークイーンとコシヒカリ
コシヒカリは、何世帯かで共同して作ったものを分け合いました。


で、悩むのは実際どの品種を作付けするか、なんですよね~。
以下が、師匠に教わった種籾販売のサイト。

http://www.k-nouken.com/htm/suitouuruchi_hyou.htm


但し、何でも作れるか、というとそうでもない。
僕の住んでいるエリアは、10月には霜が降りるので、俗に言う「早生種」でないと作れません。さらには、耐病性などの作りやすさも加味します。

ちょっと前までは、モチモチ感がウリの「ミルキークイーン」を、と思っていたのですが、このモチモチ感、毎日だと飽きないか???という声が家庭内から。

現在、候補にあがっているのは、以下の3種類です。
コシヒカリ
②ミルキークイーン
はえぬき


どれも、この地域で作られたものを食べて候補に選出しました。
米の品種ごとの特徴なんかは、このページが面白いです。

food-drink.pintoru.com

そんでもって、未だに迷い中。
お米って不思議なもので、同じ吉賀町内で同じ品種でも、その土地によって味が変わるんですよ。

特に、コシヒカリは町内でも作っている方が多いせいか、色んなものを食べる機会があるのですが、色んな味がある気がしてます。
今や、日本で栽培されているお米は、殆どがコシヒカリか、その系統ですからね。
「ミルキークイーン」も、「はえぬき」も、「あきたこまち」も、「ななつぼし」も。
潜在能力という意味でも、お米の王様なのかもしれません。


はえぬき」は、最近、嫁がおにぎりを頂いてきまして。
冷えてはいたんですが、結構美味しかったので、ここにきて急浮上。
気になる部分はあるのですが、近々お米を分けてもらって炊きたてを食べてみたいな、と。


いずれにしても、最後は自分たちの舌と直感。
さて、どうなりますか。