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稗(ヒエ)取りの日々

こんにちは。OGUROBBYです。

突然ですが、「稗田阿礼(ひえだのあれ)」って、ご存知でしょうか?
いや、「憶えてますか?」の方が正確なのかな。

古事記の編纂に携わった人で、稗田阿礼が暗唱、太安万侶が筆記、と小学校の歴史の授業で習いました。

古事記と言えば、奈良時代
稲作が弥生時代から始まったもの(諸説ありますが…)とすると、少なくとも奈良時代に水田はあるわけで。

名前、とりわけ姓の部分は体を表すことが多いんだけど、「稗田」って言う人の水田にどれだけ稗がはえていたのか。寧ろ、稲作ではなく稗作(ひえさく)だったのか。
興味はつきません。(笑)

もっとも、稗田阿礼が実在したかどうかも、諸説紛々あるようです。


目次
1.稗(ヒエ)取りの日々

1.稗(ヒエ)取りの日々

というわけで、今回は稗の話なのであります。

お盆も終わり、8/21に田んぼの水を止めました。
以降、まとまった雨が降っていないこともあり、田んぼの中も順調に乾いてきました。

稲穂も徐々に頭を垂れてきています。
ほら、この通り。

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何せ、ウチは飼い猫2匹のうち1匹が、米びつから直で生米食べますからね。(苦笑)
言うまでもなく、米は炭水化物なので、猫にとって栄養にはなりません。
でも太るのかな???


猫の話はさておき、、、
(自分から始めといてスミマセン!)

先週末から田んぼに入っては、せっせと稗を取っています。


と言っても、「稗(ヒエ)」と言っても、ピンときませんよね。
イネ科の雑草です。
「雑」草というのは、例によって人間目線なワケですが。
コメに混じってしまうとなかなか取り除けず、食味が落ちるとも言われてます。

そして、コイツがとっても憎たらしい位に逞しい草なんです。
イネ科なので、小さい苗の頃はイネと見分けがつきません。
大きくなって、穂が出てくると一目瞭然なわけですが、穂が出てくると、今度は種をこぼされてしまいます。


見えるでしょうか?
この写真中央に写っている、ちょっとピンボケ気味のヤツ。
これがヒエです。

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イネの苗は田植え機で植えているので、ある程度等間隔に植わっているわけです。
それこそ、碁盤の目のように。
だから、この碁盤の目から外れているのは、まず稗である可能性が高い。
穂が出ていなくても、ひっこ抜いてしまいます。

そして、稲の株にちゃっかり潜りこんでいる輩も。
「まるで、東京都民の顔をしている埼玉県民のようだ」なんて、自虐ぶりを発揮する、元埼玉県民。(笑)

それにしても、この稗取り。
果てしない作業なんだ~。

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イネ目線で写真を撮ると、上にヒョコッと飛び出ているやつ。
これみんなヒエです。
解りずらいかもしれませんが、稲穂の高さで少し影のように色が濃いヤツ。
これもヒエである可能性が高い。

勿論、今は稲穂の高さに達していないけど、これから伸びてくる予備軍も、水面下にはいるわけで。
そういう輩も含めて一網打尽にしようと、心意気だけは立派に田んぼに入るのですが…。


丁度、こんな作業風景ですね。

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ものの5分もかからず、これくらいの束にはなっちゃいます。
体感時間なので、実際にはもう少し経っているかもですが。
それ位、息つく暇もない。
これはオーバーでした。
息しなかったら死んじゃいますから。(笑)

あっという間に半日くらい経っちゃうのですが、だんだん握力が…。
稲刈り前特有の仕事と思って励んでますが、既に手の感覚がおかしい。

まあ、猫に美味しい米を食べさせるためにも、もう少し頑張りますよ。(笑)