田んぼ準備、着々と。
こんにちは。OGUROBBYです。
今日は、田舎での人間関係が垣間見える一面をご紹介しましょう。
先日、職場での昼休み中に、隣のおばあちゃんから電話がかかってきました。
「あんた、今、どこにおって?(=居るの?)」
僕はいつも軽トラで出勤するのですが、その日は職場の歓迎会ということで、同僚の方に迎えに来て頂いてました。なので、軽トラは家の車庫に置きっぱなし。
それを見たお婆ちゃん、家の呼び鈴を押しても返事がないので、
「家の中で倒れているんじゃないか???」
と不安になって電話をかけてくれたのだそうです。
セキュリティは万全。
なんとまあ、セコム泣かせな。。。(笑)
それ位、田舎での心理的な距離感というものは近いです。
物理的な距離は50m以上離れているんですけどね。(笑)
我が家は、幸い隣近所と仲良くさせて頂いていますが、そうでなかったら、、、と考えると恐ろしくなります。
以上、田舎生活の豆知識でした。
目次
1.田んぼ準備、着々と。
1.田んぼ準備、着々と。
少しずつ暖かくなってきて、会う人会う人の口から、田んぼの話題が出てくるようになりました。
「そろそろ、土を起こさにゃならん」
田んぼというのは、冬季は水を張っておかないことが多いです。
そうでないやり方もあるのですが、それはまた別のお話。
水を張ってなくても、雪が降ったり、雨が降ったりすれば、グランドコンディションはぐちゃぐちゃになります。
昨年は5月20日に田植えを行ったのですが、それまでに準備をしなくてななりません。
まずは、トラクターで土を起こすこと。
一旦、土を起こして日に当て、乾かすのです。
これはいつでも出来るわけではなく、天気と睨めっこです。
土がある程度乾いていないと、トラクターが傾いて危ないのです。
ということを、やってみて初めて知りました。
この感覚は、なんとも説明しずらいのですが、、、
実際にトラクターに乗っていると、車両の傾きはビックリするくらい身体で感じます。
絶叫マシンみたいに背筋がヒヤリとします。
安全は保証されてませんからね。
実際、天気と睨めっこしてみると、この時期、なかなか晴れ間が続くことがありません。あともう一日晴れて欲しいな、、、と思うと通り雨、みたいな感じです。
土を乾かしたら、いよいよ水を引いてきます。
実に半年ぶりに田んぼに水を引くわけですが、やはり水が入ると田んぼらしくなりますね。ワクワクします。
一度田んぼに水を張った後は、「荒掻き」という工程です。
水が張ったまま、トラクターで耕うんします。
この時、水を入れすぎると、トラクターでどこを掻いたか分かりずらくなります。
丁度良い水加減、というのがあるんですね~。勉強になりました。
ちなみに、これ以降、田んぼには水を張りっぱなしになります。
「荒掻き」の目的は大きく2つあって、まずは乾いた土塊を砕くこと。
田植えまでに、稲が根を張る作土層をトロットロにしておく必要があります。
こちらの言葉で言うと「土を腐らせ」ておく必要があるのです。
なんか言葉のイメージが悪いですけど。(苦笑)
昨年は、田起こしが出来なかったせいなのか、田植えの時も土がボソボソしてたように思います。
そしてもう一つの目的は、水面に顔を出している雑草を沈めること。
この時点で生えている雑草は、水の中では生きられないことが多いのです。
ただし、水を張ったままにしておくと、今度は水中でも発芽できる雑草が生えてきます。ヒエとかですね。
春の陽射しで、日中は水温も上がりますから。
雑草をわざと発芽させて、もう一度トラクターで入る。
そうすることで、雑草を抑えるのです。
それでも生えてくるんですけどね。
「荒掻き」を終えると、田んぼは一気に田んぼらしくなります。
水面に、周りの景色が映り込む感じ。
やっぱ田んぼはこれだよな~。
今の季節ならではの光景も。
桜と田んぼの組み合わせ。
ウチの田んぼじゃないですが…。
いや~、気ぜわしくなってきた。(笑)