ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

農家見習いになる

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、お風呂場でムカデと遭遇しました。
梅雨入り前の今頃から、出てくるみたいですね~。
いつか出会うと思ってましたが、まさか入浴中とは。
初対面から、いきなり裸の付合いになってしまったわけです。

小学校の運動会とかで「ムカデ競争」なる微笑ましい種目もあった気がしますが、そんな生優しい雰囲気は皆無。
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」と言ったのは誰だったか。(笑)

知人からのアドバイスに従い、-85℃で瞬間冷凍するスプレーを買っていたので、早速噴射!ムカデを凍らせ、無事ペットボトルに収納。

ところがどっこい。
ギョッとしたのはここからでした。
なんと常温に戻ったら、凍っていたはずのムカデが動き出すではないですか!
おいおい、ターミネーターかよ。

幸い、ムカデに刺されず切り抜けることが出来ました。
そのうち刺されるのかなぁ…。
だけど、天井からポトリ、だけは嫌だ。(笑)

目次
1.産業体験とは
2.農家見習いになる


1.産業体験とは

 実は、今月から農家見習い、はじめてます。
もう少し詳しく説明しましょう。

島根県の制度である「産業体験」を使って、農業の勉強をさせて頂いています。
産業体験を簡単に説明すると、自ら選んだ特定の受入れ先の下で、一定期間(3カ月~最長1年間)、県の補助金を頂きながら体験ができるというもの。

産業体験の制度の詳細は、島根県のHPを参照下さい。


しまねのUIターン産業体験 | くらしまねっと・ジョブカフェしまね



制度の対象は、農業、林業、漁業、伝統工芸。
後継者不足に悩んでいる産業が対象になります。
補助金(12万円/月)は、労働の対価としてもらうのではありません。
島根県での担い手育成のため、産業体験中の経費の一部を県に助成して頂く、ということになります。

島根県への定住が大前提なわけですが、産業体験後に別の道に進んだとしても、体験を助成頂いたお金は、返さなくてもOKという、何とも太っ腹な制度なのです。


僕自身、半農半Xを志して田舎に移住しました。

初めは産業体験を考えてはいなかったのですが、これまでに比べて農がうんと身近になり、農業の奥深さを感じるにつれ、一度本格的に勉強してみたいと思うようになりました。
産業体験を始められるのは、移住後1年までということも背中を押してくれました。

うーん、何だかどっかの会社のエントリーシートみたいになってきましたね。(笑)


2.農家見習いになる


そして、僕が選んだのはタイトルにもある通り、農業。
自分たちの食べるものを自分たちで作る。
これが原点にあるのは間違いないのだけど、こちらに来て食べたコメ、野菜が美味しすぎて。

コメについては、色んな農家さんから分けて頂く機会がありましたが、どれも味に個性がある。そして言うまでもなく、美味しい。
勿論品種の違いもありますが、町内と言えど稲作環境の違い(天候、標高etc.)が影響しているとも聞きます。
こんなコメを、自分でも作れたらなぁ。

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僕が弟子入りしたのは、町内でもベテランの有機農家さんです。

弟子入りを決める前に、一度お会いさせて頂きましたが、20年以上の有機農業経験を持ち、農家としてきちんと自立できているのに、今なお、お金を払って土作りの勉強をされている。軽く感動すら覚えました。
普通、これ位の経験と実績があれば、一段高いところに上って、守りに入ってもおかしくないと思うのですけどね。


実際、産業体験に入って3週間が経ちました。
毎日、色んな所が筋肉痛になり、いつの筋肉痛かも分からないのですが。(笑)
ただ、貴重な体験をさせて頂いています。

段取りがいかに大切か。
書物や座学だけでは学べない事。

充実した毎日を過ごしているのは確かです。
今の悩みは、半農半Xでなく、全農になってしまうかもしれないこと、ですかね!?


ただ、こういうチャレンジができているのは、受入れて頂いた師匠でもある農家さん、税金を財源とする助成金、外で働いて現金収入を得てくれる嫁のおかげでもあるのは間違いない。

感謝の気持ちを忘れず、精進していくことにします。