田んぼの除草
こんにちは。OGUROBBYです。
今日も雨です。
ギックリ腰の方は、ゆるやかに快方に向かってはいるものの、まだまだ本調子とは行かず…。
二匹の猫は、狭い家の中を所狭しと駆け回っています。
PUMAのマークのような躍動感。
羨ましい限りです。(苦笑)
そう言えば、ある高名なプロレスラーも言ってましたね。
‟元気があれば、何でもできる!”
健康は宝です。
目次
1.田んぼの除草
1.田んぼの除草
頭が上がりませんっ!!!
ケガのせいではありません。
いや、ある意味、ケガのせいなのか!?
頭が上がらないのは、本来自分がやるはずの田んぼの除草を、全て嫁にやってもらっているからです。。。
田んぼの朝晩の見廻りなんかは、さすがに現場復帰したのですが、まだその程度。
それでも、久々に田んぼに行ってみると、田んぼの周囲に何やら白いカタマリが。
カエルの卵です。
この卵から、オタマジャクシが孵ると、「ポチャン」と田んぼの中に落ちます。
季節は確実に進んでいます。
話を本題に戻します。
田んぼの除草というのは、こんな道具を使います。
田車(たぐるま)と言います。
ウチには2台の田車があって、そのいずれも頂き物。
夫婦二人で押すつもりでしたが、今年近所で頂いた写真の2号機は、未だ補欠です。
そして、これが使用中の風景。
人間が押しながら歩きます。
グイッ!グイッ!と1歩ずつ、田んぼに対して田車を押し込むようにして進むのです。
足元は、先日も紹介した「田靴」を履いてますね。
普通の長靴では100%脱げてしまうので、田んぼに入ったら1歩も歩けません。
今の僕がリングに上がれないのは、そういうことです。
ちなみに、 田車を押した後はこんな感じです。
写真を拡大しないとなかなか分からないかもしれませんが、、、
水に浮いている草が見えますでしょうか?
これが田車の威力。
そして、遠くから見ると、こんな感じ。
上の写真で、水が濁っているところが田車を押した部分です。
底の泥を掻いて、生えかけの雑草を根っこごと浮かします。
手前から、奥に向かって押していった跡。
稲の苗の列がありますが、この間に田車を入れて、グイッ、グイッと押していくのです。
田車の写真を見て頂ければわかる通り、掻けるのは2行ずつ。
補植しながらですが、嫁が手前から奥まで、片道分を掻くのに10分程掛かってました。
恐らく、一通り田んぼを掻くのに、健康体の僕でも2日位かかると思います。
暖かくなってきたので、草が生えるのも早く、一番最初に除草したところは、既に新しい草が生えてきています。
本当にキリがない。
なんだか嫁に申し訳ない気持ちと、歯痒い気持ちと。
ギックリ腰は二度とやれないな。
だけど、思いますよね。
なぜ、ここまでして除草しなくてはいけないのか。
それは、雑草の生育スピードが稲よりも速いからです。
稲が十分に育って、田んぼの底まで日光が届かなくなれば、草対策も一段落しますが、それまでは稲の生育が阻害されないよう、人が手を入れなくてはなりません。
ところが、農家が皆、田車押しているかというと、実はそうでもないです。
今は、除草剤による除草がほとんどです。
水を張った田んぼに、除草剤を溶かすと、雑草は生えてきません。
稲だけが枯れません。
島根県に来て、この除草剤のテレビCMを見た時はビックリしました。
ただ、除草剤を一概に悪いとは言うことはできません。
そもそも昔、除草剤がなかった頃は、皆、田車を押していたんです。
でも田車を押すというのは、重労働です。
しかも時間もかかる。
田んぼを何とか守るため、除草剤による除草にシフトしていったとも考えられます。
除草剤がなければ、ただでさえ低い日本の食糧自給率は、更に下がるでしょう。
僕たちが近所で頂いた2台の田車は、「もう押せなくなって久しくなったからあげる」という2台でもあるのです。
まぁ、僕も昨年以降押していないので、押せなくなって久しいのですが。。。(苦笑)
除草剤を使わず、人力の田車を使わない除草方法もあるのですが、どれも一長一短あるような。
いずれにしても、早く腰を治さなくては、頭がどんどん上がらなくなります。
嫁が身体壊してしまったら、元も子もないですし。
さて、今日の体幹トレーニングでもやりますか。