カテゴリー分類について考えた
こんにちは。OGUROBBYです。
今年8月にブログを始めて、順調に記事数を重ねてきました。
いつも、読んで頂いてありがとうございます。
ただ最近、自分でも「過去記事探しにくいなぁ…」と思う事が増えました。
「等身大のダウンシフト日記」として始めたこのブログ。
日々起きたことを、淡々と、徒然なるままに綴っていこう…。
そう考え、カテゴリーは敢えて分けていませんでした。
あ、この目的は、今も変わってませんよ。(笑)
ただ、カテゴリー分けを拒んできたのは、
「整理整頓が苦手な自分を正当化したい」
それだけのような気もしてきました。
そこで、新たに自分の書いた記事をカテゴリー分類することにしました。
ところが、やってみるとなかなか難しかった。
単純に、「衣」「食」「住」くらいで良いだろう…と最初は思ってました。
でも、「衣」なんてテーマ、僕はあまり興味を持ってない。
最近買ったファッションアイテム、「田靴」くらいですから。(笑)
まあ、田靴の話は別の機会に。
カテゴリー分類の話に戻ります。
過去、どんな記事を書いているか。思い返してみました。
すると、僕が生きていく上で関心が高いもの。
なんとなく見えてきました。
取りあえず、こんな分類でスタート切ります。
「食」
「住」
「縁」→ 人との出会いです。
「旅」
「本」→ 映像も含めます。
「動」→ 行動したこと。
「考える」とか「学ぶ」って言うのも考えたのですが、どんな行動も何らか考えたり、学びはあるよなぁ…。
軌道修正はこれからはあるだろうけど、このブログに対する愛着も出てきました。
大事に育てていきたいなぁ。
お隣さんの農場見学 <後編> -菌床椎茸栽培-
こんにちは。OGUROBBYです。
本当に冷え込みがキツくなってきましたね。
半袖で出かけるのが躊躇されるようになってきました。
今回は、前回に引続き、<後編>をお送りします。
目次
1.鶏の平飼い
2.菌床椎茸栽培
2.菌床椎茸栽培
さてさて、今日の本題は椎茸栽培でした。
椎茸の栽培方法は、大きく分けて原木栽培と、菌床栽培があります。
原木栽培は、クヌギやコナラの丸太に菌を植えこみます。
菌床栽培は、おが屑を固めたものに菌を植えこみます。
愛知に住んでいる頃、近所の産直市で椎茸に原木、菌床があるのは知ってました。
原木の方が、少し高いんですよ。
そして原木の方が、肉厚でプリプリ。味も良い。
菌床椎茸は火を通すと、存在感が薄くなってしまう印象でした。
で、いよいよ潜入。
これが菌床椎茸栽培の現場です。
まず、入った感じ。暗い。涼しい。
外から見ると、ハウスが銀色のシートで覆われているのですが、そのシート、遮光性、遮温性を保つものだそうです。
銀色のシートは着脱可能で、冬場は取るそうです。
「30℃を超えてしまうとダメ」、なのだそうです。
そして、適度な湿度。
涼しいから、「蒸し暑い」ではなく、マイナスイオンを勝手に感じてたり。
上の写真の通り、各棚の上に、スプリンクラーが1本ずつ設置。
定期的に散水します。
なので、床は水溜り状態です。
なるほど。長靴というのは、こういう事か。
ちなみに、写真が明るく見えるのはフラッシュが十二分に威力を発揮しているから。
フラッシュ甘めだと、こうです。
(スマホのカメラ程度で、フラッシュの効き目をコントロールできない技術のなさ…。)
各ポッドからの椎茸の生え方は、こんな感じ。
椎茸は、これから収穫のシーズンを迎えるそう。
今は気温も高く(30℃を超えない程度に)、成長が物凄く早いのです。
この日は、まだ一部のポッドからしか椎茸出てきていませんでした。
それでも特大の物もあり、そういうのは急いで収穫します。
ポッドの養分を全部吸い取っちゃいますから。
エリンギとか、シメジ、他のキノコ類もこんな感じで生えるのかなぁ?
ちょっと見てみたいです。
そう言えば、ここ吉賀町ではキクラゲ作ってる農家さんもいらっしゃいます。
産直市とかで、普通に売ってるのでビックリ。
スーパーでは、中国産しか見たことないですから。
お隣さんも、キクラゲ栽培を頼まれたことがあるそうです。
誰もが知っている大手餃子チェーンが全量買取るとの話もあったそうですが、
キクラゲは夏の間しか収穫できないので断ったそう。
年間の仕事量のバランスがあるんでしょうね。
この日収穫した椎茸は20個ほど。
なんと、全て頂いてしまいました。
大きさも特大。
早速、晩御飯で頂きました。
笠部分に包丁で網目を入れ、フライパンでそのまま焼きます。
ブラックペッパー、バターと醤油で味付け。
もうプリプリ!今まで食べた原木椎茸より美味しいかも。
2日で完食してしまいました。
こんなに頂いてばかりだと、何で返そうか…と贅沢な悩みです。(笑)
お隣さんの農場見学 <前編> -鶏の平飼い-
こんにちは。OGUROBBYです。
何だか冷え込みがキツくなってきましたね。
しかし、夏が終われば、秋が来る。秋の味覚、カモン!
今日は、ちょっと前の出来事なのですが、これまた面白い経験をさせて頂いたので、そのお話。
目次
1.鶏の平飼い
2.菌床椎茸栽培
1.鶏の平飼い
それはとある晴れた日の朝。
朝食の食器を洗っていると、玄関から呼ばれる声が…。
「新聞なら間に合ってます、というか要りませんけど…」
そう思って玄関に出ると、お隣さんでした。
お隣さんは、広島からIターンで吉賀町に来られ、有機の農家をやっています。
広島時代から、農業はやられていたそうです。
「菌床椎茸見に行く?」
願ってもないお誘い。二つ返事で「行きます」と答え、身支度を。
40年生きてきて、ここのところ「人生初」のオンパレードに、心が奮える。
「長靴持ってたら、長靴が良いよ。」
お隣さんに限らず、ご近所さんたちは、とても親切です。
物を頂いたり、暮らしの知恵を頂いたり。
この日も、椎茸の栽培場への道すがら、山水の汲み場を教えて頂きました。
「水道水はカルキ臭くて飲めん」
僕らは全く感じない(麻痺してる?)のですが、地元の方々には、そう仰る方々もいるそうで…。
この山水、きちんと水質検査はされているんですよ。
写真には写ってないですが、水質検査結果(どの成分がどの位検出されたか)はきちんと立て札で明示されています。
もっとも、天然水そのものなので、成分は色んな要素で変わるでしょうけど。
だけど、まさに「山の神様がくれた水」。
さらに車で移動すること5分弱。
目的地に到着しました。
ただ、椎茸の前に目に飛び込んできたのは、この子達。
おお!The平飼い。
実は、僕の夢の中の1つ。
オスが1匹(白いトサカのあるやつ)。メスが7匹(茶色)。
先日頂いた卵は、正にここが産地なのでした。
小屋は完全にお隣さんの自作。総工費10万円いかない程度、と。
本で「イタチは穴を掘って、鶏小屋に侵入する」と読んだことがあるが、そこは抜かりなく、地下にも鉄の網が埋めてあるそうです。
小屋の外にも、高さ1m弱のフェンスが建っています。餌場は小屋の中。
鶏は餌を食べたくなったり、卵を産みたくなったら小屋に入ります。
-数分経過-
やはり健全な鶏は、見ていて癒される。邪気がない。
その場で、鶏の生態について教えて頂く。
鶏は家族意識が強く、入れ替え時は一度に入れ替えないと、喧嘩してしまうそうである。「卵を産まなくなった鶏は、苛められる」って話も聞いたことあるなぁ。
雌鶏が一生懸命、何かをついばんでいる傍らで、雄鶏は真ん中で ‟でーん” と構えているようにも見えるが、実は周囲に注意を向けている。
これも家族の一つの形。
ちなみに、鶏が一生懸命ついばもうとしているのは、虫だそう。
虫を探して、穴掘るのが好きらしい。
それにしても、元気だ。
見ていると、鶏も飛ぶんですよ。バサバサバサ―って。
高さはないけど、水平に3mくらい。
これには驚き。
「餌代が高いんだよ…」とお隣さん。
ちゃんと素性のはっきりした飼料は高いんです。
安く卵を産ませようとしたら、遮光した工場みたいなところで、遺伝子組換え穀物ベースの餌を与え、卵の収量を増やすために、灯りを使って24時間で2回朝晩のサイクルを作ったりしますからね。
前にこのブログで紹介した映画「Food Inc.」の中には、もはや自分の足で立てない位太らされた雌鶏が、満員電車のように工場の飼育スペースに詰め込まれている画が登場します。こういう鶏に生まれなくてよかった。
ogurobby.hatenablog.com
あと、卵は食べさせる餌の色が卵黄の色になるんです。
米を食べさせれば、卵黄は白っぽくなります。
北海道でお会いした有機農家さんは、南瓜を2つ切りにして、そのまま鶏舎に放り込んでました。南瓜食べてれば、黄色くなりますもんね。
北海道では、農家さん用のカタログも見せてもらいました。餌に混ぜて、卵黄を好きな色にコントロールする薬品の。
カタログの品番見て、「卵も工業製品だな」と思ったっけ。
と言いながら、ラーメン食べるときは煮卵トッピングは欠かせないんですけど(笑)。
お隣さんは、自ら有精卵が食べたくて、鶏を飼い始めたそうです。
こういう卵を、応援していかなくては。
今日は余談だらけですが、
僕が鶏を飼うには経済的、時間(準備)的なハードルもあるのですが、卵を産まなくなった鶏をどう処分するか、も大きなハードルです。
お隣さんの場合は、「欲しい」と言う人に生きたままあげる。
もしくは、山に放すのだそうです。
山に放せば、生態系の食物連鎖の中で、一晩と生き延びられない。
冬場に鳥インフルのニュースが流れると、殺処分され埋められる鶏の映像が流れることがあります。
あの鶏って、完全にモノとして見ちゃってますよね。
僕自身、恥ずかしい話ですが、都会にいるときは「100グラム**円」という目で見てしまってました。鶏さん、ゴメンナサイ。
「命を頂く」という痛みを、垣間見させて頂きました。
<後編につづく>
干しイチジクを作る
こんにちは。OGUROBBYです。
昨日の雨で、家の前の高津川はいつもよりも水量が増え、流れも急になってます。
普段は穏やかな川なんですけど、今日は比較的激しい。
昨夜は、何度かネットで国土交通省の報じる高津川の水位を確認しました。
でも土地の方々は、全く動じません。
考えてみりゃ、昔はネットなんてない。
自然と付き合う肌感覚は、これから学んでいかなくては!
ここ数日、色んな経験させてもらいましたが、文章化が追いつきません。
その時の感覚が薄れないうちに、せっせと書いていきます。
さて、今日は「干しイチジク、作ったよ~」というお話。
目次
1.干しイチジクの作り方
2.やってみた!
1.干しイチジクの作り方
材料は当然イチジク(無花果)です。
先日、お隣から頂いたもの。
空いたスペースの分は、生食で頂きました。美味しかった~!
頂いた時の記事がこちら。
干しイチジク、美味しいですからね。
昔、韓国に旅行に行った際、南大門市場で大量に買い込んだ記憶があります。
梅干しよりも、一回り小さいくらいのやつ。
日持ちもするし、やってみようということで。
<作り方>
①無花果を洗って、切る。
②オーブンで焼く。(130-140℃ x 90分)
③自然に冷まし、天日でお好みの固さになるまで干す。
工程は至って簡単。
洗う、切る、焼く、干す。
自分でやってみたい方は、クックパッドで調べて下さい。(丸投げ)
では、やってみましょう!
2.やってみた!
まずは、洗って切る。
尚、今回はウチの嫁さんの全面協力を頂いています。
出演交渉の結果、手タレとしてのみ、ご了承を賜りました。(笑)
そして、並べる。
いざ、オーブンへ。
待つこと90分。
焼けました。
無花果の実から、果汁が出るのですが、これがグミみたいになってる。
ペリーっと剥がして食べたら、これまた美味しかったです。
そして、干す。
なんか、大分数が減りました。(笑)
嫁さんがイチジク、大好物なもので。
物干し竿の上に、プラスチックのバットを轢いた上に笊を載せ、風通しを保ってます。
こりゃ、ぶら下げて乾物作るようなネットが要るな。
色んなものを頂けるのは、本当にありがたい。
この干しイチジクも、「こんな風に加工してみました」って、お隣に立ち話のついでに見て頂きました。
お金を使わない、こんなコミュニケーションもよいもんです。
でも、イチジクって、なぜ「無花果」と書くんでしょうね?
DIY
こんにちは。OGUROBBYです。
吉賀町に移住してからというもの、睡眠時間が長くなりました。
(まだ1週間経ってないですが)
テレビを手放したのも大きいのでしょうね。
夜更かししなくなりました。
今日はDIYについて。
目次
1.DIY
2.DIYはじめました♬
1.DIY
DIYって、皆さんご存知ですか?
知ってる方が多いと思いますが、念のため。
Do it yourself.
英語で Do it yourself「自分でやる」の頭文字を取ってDIY。
ちなみに、ウィキペディアにはこうあります。
DIYとは、お金を払ってひと(業者)にやらせるのではなく、自身で(つまり自分の身体を使って)何かを作ったり、修理したり、装飾したりする活動のことである。
引用元:ウィキペディア
すごーく、ザックリした言い方です。ま、序文だけもってきたので。
昔の僕は、DIYって言うと、無駄に構えてしまってました。
DIY=日曜大工 って思ってましたから。
中学生の頃、技術の授業大嫌いだったもんな~。
最初に、自分で図面を引き、図面通りに棚を作る授業がありました。
製図段階から手こずり、周回遅れで棚作りに着手。
毎日、放課後残ってた記憶が。
放課後残って、作業しているんだか、友達と喋ってるのか、微妙でしたけど。
だけど「DIY」って、必ずしも日曜大工のことじゃないんですよね。
棚を作るのも、
何かを修理するのも、
料理を作るのも、
音楽を自分で演奏するのだって、ある意味 DIY です。
「DIY」は思想なんですよ。特定の行動ではなく。
ということを、僕はこの本で知りました。
自分で選んでいるつもりでも、今や知らないうちにメディアの影響受けてますからね。
なぜこの装丁にしたのかは、謎ですけど。(笑)
パンク過ぎるだろ!!
2.DIYはじめました♬
我ながら大袈裟なタイトルです。
前にも書いた通り、DIYは思想だとすると、別に都会でもできますから。
でも、これから使うDIYという言葉は、
これまでならお金を払って誰かにお願いしていたことを、
自分でやるってことです。
それによって、経験とスキルが手に入りますから。
ただの消費者からの脱却。
で、記念すべき我が家の初DIYが、これ。
網戸がきちんと閉まらなかったんですよ。(泣)
網戸を外してよく見ると、左の戸車の角度が斜めになっている。
そして割れている。
「戸車」っていう言葉も、今回初めて知りました。
この部分です。
夏、田舎で網戸が閉まらない。
昼はまだ良い。問題は夜です。
灯りを求めて、虫が殺到しますからーーー!!残念!
というわけで、当初はここの戸は夜になると締切り。
外は涼しいのに、中は風が通らないのでジメジメ、というジレンマ。
ホント、戦国時代に兵糧攻め、水攻めに合う武将の気持ちが分かりました。
我が家にとって死活問題でした。
そこで、まずはこの戸車を外したい。
ありったけのネジ(と言っても2個ですけど)は外したけど、戸車が取れない。
ネットで調べたら、「ラジオペンチで簡単に取れます」。
ラジオペンチ?
で、20km離れたホームセンターにラジオペンチを買いに行きました。
田舎の良いところは、渋滞がないことですね。
気付けば、毎日ホームセンターに行ってる気が…(笑)。
ラジオペンチの正体はコイツでした。
実家で見たことある。
そもそも、ドライバーでテコの原理で行けるかと思ってたのですが、取れない。
本当にコイツで簡単に取れるのかよ!?って疑心暗鬼だったんですけど。
ラジオペンチで戸車を掴み、グイグイと外側に引っ張り出す。
取れました!!
そして、一緒に買ってきた戸車を網戸に嵌めるのは超簡単。
押し込むだけ。
晴れて、我が家を虫の侵入から守ることができました。
決して「簡単に」とは言いませんが、これまでドライバーでどうにもならなかったのを思うと。。。
ラジオペンチ、恐るべし。
ペンチって何かを引っこ抜くのに、とても便利な道具なのですね。
まあ、そんな事も知らなかったんです。
とは言え、これで網戸の戸車交換はマスターした!
虫の侵入に怯える日々も終わり、(たった2日ですが)
この日も飯が旨かったです。
最近の生活
こんにちは。OGUROBBYです。
引越しの段ボールもだいぶ片付きましたが、、、
専ら住環境整備に夫婦で走り回っています。
そんな中でも、田舎生活の醍醐味について、「おお、話には聞いてたけどこの事か!」という場面も出てきています。
楽しいですよ。
目次
1.最近の生活
2.起床
3.朝食
4.日常
5.夕飯
1.最近の生活
吉賀に来てもうじき1週間。早いもんです。
こちらでの生活。これが全然慣れません!!(笑)
毎日、何かしら驚きだったり、発見だったり。
興奮しっ放し。ちょっと気を抜くと、童心に返ってしまいます。
「まるで、人生のボーナスステージや~。」 (彦摩呂風に)
日常に埋没させるには勿体なさ過ぎて。。。
僕たちが入居したのは、「お試し住宅」 と言われている物件。
家賃は、なんと月2万円でお釣りが来ます。(光熱費等別)
但し「お試し」だけあって、住めるのもMAX1年間。
なので、暮らしながら、家探しもしなくてはいけません。
とは言え、まずはこの新しい暮らしへの導入として、「こんな一日過ごしてます」を紹介します。
2.起床
朝。こんな風景から1日がスタートします。
取りあえず、夜は疲れて早く寝てしまうので、目覚まし時計なしで6時には目が覚めてます。
驚くべきことに、朝6時には町中にチャイムがなります。
学校とか、会社で鳴るような、アレです。(笑)
山が身近にある生活。振り返ってみると人生初。
最初の就職で、東京都青梅市に住んだことがありますが、ここまで身近じゃない。
雨上がりとか、山から水が蒸発する様は、とても幻想的です。
一日を通じて、山にも表情があるんだなぁ…。
3.朝食
朝ご飯は、断然、米です。
お米は東京のスーパーで普通に買ったやつをまだ使ってます。
荷物になるし、本当のこと言えば、東京で使い切りたかったお米。
ところが、これがメチャ旨くなった。
粒が立ってるんです。そして、スッキリした甘味。
「なんで?」
米は当然変わってない。
水分量も変わってない。
炊飯器も変わってない。
変わったの、「水」だけなんです。
プロ野球とかでも、ありますよね。
引退間際のベテランのはずが、移籍したら水が合っちゃって活躍し出す。
古くは、「野村再生工場」みたいな。
吉賀でも、新米の季節になってきました。
素材も一級品のスーパールーキーがうちの炊飯器に入ったら…と考えると、末恐ろしいです。(笑)
ちなみに、こちらのスーパーではお米のコーナーが、すごく狭い。
今日行ったところは、2種類。それぞれ5kg/10kgがあって、選択肢4つ。
つまり、お米買う人少ないんですね。
来年は、自分でお米作りたい!!!
4.日常
だいぶ脱線しました。
日中は、生活インフラを整えるべく、小忙しくしてます。
これまでの住居環境が、収納に恵まれてたんですね。
直前の住居に比べ、広さも収納も狭くなるので、レイアウトや収納場所は色々工夫してます。(妻が)
僕はと言うと、外で作業している風を装って、収穫の終わった田んぼ見てたりします。
田んぼ=米の生産所 としちゃうと、収穫終わった田んぼなんて意味が薄れちゃいますが。じーっと見てると、結構飽きない。
トンボが一匹で飛んできて、田んぼの水が残っている部分に、チョーンチョーンとお尻の部分をつけて飛んでいく。
トンボの産卵かなぁ?でも、この水はいつまで残ってるんだろう。
だけど、埼玉でも子供の頃、田んぼでヤゴ(トンボの幼虫)捕まえて遊んだなぁ…じゃあ、あれはやっぱり産卵か!?とか、そんな事考えて過ごしてます。
童心に返ると言えば、こんなものも見かけました。
拳大ほどのバッタ。
でも、子供時代と違って、捕まえる気にはなれませんが…。
まだまだ甘いな。
5.夕飯
でもって、夕飯。
うちはお隣が農家さんですが、既に色んなものを頂いています。
有精卵。
茄子。
南瓜。
無花果。
しかも野菜は全部有機栽培。本当にありがたい。
茄子なんて、こんなサイズを10本近く頂いてしまいました。
「キズものだから…」とのお言葉でしたが、全く気になりません。
お陰様で、我が家は ‟焼き茄子” の厚みが100%増。
昭和的な言い方をすると、
具が大きい (当社比)
by ハウス食品
カレー好きな方は解るかも。
何のことか解らない方。読み飛ばして下さい。
youtubeで、「私は可愛いあらいぐーま♪」 で検索してみましたが、出てきませんでした。見たい方は、「具が大きい」で検索することをお奨めします。
何はともあれ、こんなことをやっていると、まあまあ良い時間になってしまいます。
昼間、油売ってるだけでも、結構疲れます。
朝までグッスリというパターンが続いてます。
田舎に行ったら本でも読もうと買い込んだ本に、全然手が付かないのが最近の悩みでしょうか。(笑)
はじまりの音
こんにちは。ogurobbyです。
今週、9月12日(月)をもって、島根県吉賀町に夫婦共々移住しました。
ご町内の皆さま、ふつつか者ではございますが、何卒よろしくお願い致します。
東京から島根まで、3日かけて自家用車で走破。
最後の1日は名古屋~吉賀町の大移動となりました。
新幹線って偉大だ。(いや、新幹線でも腰が痛くなってたかな?)
引越しの段ボール開梱も一息つき、ようやくPC使えるようになりました。
目次
1.憲法フェス@名古屋
2.はじまりの音
1.憲法フェス@名古屋
愛知県。僕が人生で2番目に長く住んだ場所です。
母親が三河地区の港町の生まれだったので、幼少期から縁のある土地でした。
三河湾に浅利を取りに行ったり、矢作川に蜆取りに行ったり。
海も近い。山も近い。
そんな愛知県に2泊することとなり。
偶然にも、三宅洋平氏、山本太郎氏の ‟憲法フェス” が名古屋で開催されると言う。
まずは、音というか、音楽の力について。
三宅洋平氏はミュージシャンであり、社会活動家。
先の参議院選挙でも、東京から出馬。
‟選挙フェス” と言う名の下に、演説と音楽ライブを行う選挙活動が話題を呼びました。
で、憲法フェス。
所用で、街頭で行われた第一部は行けなかったので、第二部の途中から。
会場が栄のライブハウスだったので、音楽メインかな、と思ったのですが、ちゃんと音楽だけでなく、話も聞けました。
会場は、年配の方が3割くらいだったでしょうか。
日本国憲法って、小学校だか中学校で習って以来。
憲法って何なのか?
僕たちが普段守らなくちゃいけないのは ‟法律”。
誤解を恐れず言えば、国が守らなくちゃいけないのが ‟憲法”。
この日は、山本太郎、三宅洋平がゲストを交え、自民党の憲法改正案と現行憲法の比較を行う、という構成でした。
論点は色々あったのですが、僕が一番気になったのは、憲法13条です。
<現行>
「すべての国民は、個人として尊重される。(以下略)」
<改正案>
「全ての国民は、人として尊重される。(以下略)」
条文上の変化点は、 ‟個人” が ‟人” に。個が取れただけ。
これって何が変わるの?
当日盛んに繰り返されていたのは、「憲法において、意味のない変更などない」。
そりゃそうだ。
だって、大半の条文は変わってない。わざわざ、変更されているのだから。
僕たち人間が人であることは当然で、人として尊重されるのも、憲法で言われる前に当たり前。「個人として」尊重されるのは有難いけど、なんか骨抜きにされている気が。
歴史が時の権力者によって、塗り替えられてしまうのは知っていたけど。
(『古事記』とか『日本書紀』)
今や、憲法すらも塗り替えられようとしている、ということを痛感。
2.はじまりの音
吉賀町は自然豊かな町。
有機農業の町であり、農薬、化学肥料を使わない営みで
高津川は、支流も含めてダムが一つもない。
ダムを造らせなかった流域住民の思いには、頭が下がります。
僕らが吉賀町入りしたのは、9/11(日)の日没間際。
中国自動車道を降りて、町内唯一のコンビニに寄った際、聞きなれない鳥のさえずりが。見ると燕でした。
8月頭に来た時も見たのですが、普通に燕が飛んでいる。
東京でツバメ見れるの、神宮球場くらいですよ。
飛ばないですけど。(笑)
ただ、本当にスズメ感覚で燕が居るのです。
普通に電線にとまってますから。
そういや、最近は雀ですらも、あまり見ていなかったなぁ。
生まれ育った埼玉と東京の違いなのか、環境破壊が進んだのか、単純に雀を愛でる余裕すら持てなかったのか。
入居する家の鍵を月曜朝一で役所に取りに行くため、9/11(日)の夜は、町内の旅館に宿泊。
そして、翌朝は高津川のせせらぎで目が覚める。
雨の音ともまた違う、こんこんと湧いてくるような音の連続。
絶え間ない、せせらぎの音が嬉しくて、思わず耳をそばだてる。
「あ、『そばだてる』なんて言葉、
ー はじまるのだ。ー
鳥のさえずり、鈴虫の音と、川のせせらぎの三重奏。
自然、そして季節の豊かさに感謝。
来て良かった。しみじみ思う。