ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

土曜大工。

こんにちは。OGUROBBYです。

「獣害」
田舎で作物を育てる限り、それはとても身近な言葉です。
あ、最近は都会のショッピングセンターにも猪が出没したり、とニュースになっていましたね。(笑)

吉賀町でも、猪による被害がもっともポピュラーなのですが、ここのところ近所でホットな話題が、猿です。

ちなみに、世の中には色んな獣害がありますが、猿が一番厄介と言われているのです。
なぜなら、賢く、そして身軽。

例えば電気柵一つとっても、猪相手なら地上戦で事が済みます。
高さ20cmと40cmのところに、電流の流れるワイヤーを張る。

でも、猿の場合は空中戦も考えなくてはいけません。
近くにはえている木から、枝をしならせて降りてくるなんてことも!

そんなわけで、近所では話題騒然なのです。
「2日前に、〇〇さんの家の前で見た」
「××さんのところでも、人間を見て山の方に逃げてった」 etc.

ウチの畑には、猿が狙いそうなものは何もないので、今は良いんですけど…。
人参は狸にやられちゃいましたからね。(泣)




目次
1.土曜大工


1.土曜大工

このブログでも何度か紹介させて頂いておりますが、、、
ウチには3匹の猫がいます。
2匹は時々脱走しますが、部屋飼いです。

3匹目は、去年の夏から我が家に居候となりましたが、なかなかの猫見知り、かつ人見知りで、押し入れに引きこもり状態。

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ちなみに、身体の下に敷いているのは湯たんぽ。
白いカバーの中に、金属製の湯たんぽが入ってます。
お気に入りの場所なのか、大抵はこの位置に陣取っているのですが、温かい湯たんぽを差し入れる時だけ、この場をサッと譲ってくれます。


ただ、先日ちょっとした事件がありました。
3匹目のこの猫、名前を「ゆら」と言います。
ゆらが、お気に入りの湯たんぽカバーの上で、お漏らしをしてしまったのです。

ゆらのトイレ問題、というのは実は以前からありました。
押し入れから出ようとすると、2匹の先住猫に威嚇されて、押し戻されてしまう。
先住猫との関係改善も、少しずつ良くなっているとは思うのですが、ここのところ停滞気味なのです。

これまでは、一日のうちで2匹を隔離する時間を意図的に作って、ゆらのトイレタイムに当てていたのですが、ゆらのタイミング、解りませんもんね。

今回のことを機に、ゆらの住環境を抜本的に改善しよう!ということになりました。
具体的には、専用トイレの設置。
そして、2匹の侵入を許さない、ゆら専用の居住スペースです。


トイレを設置するため、まずは衣装ケースを押し入れから撤去しました。
そして、侵入させない仕組み。

ウチの押入れスペースは、間口(幅)120cm、高さが73cmでした。
ネットで探しても、なかなか丁度良いサイズが見つからず、自作することも考えました。何か使える材料はないか、ホームセンターをウロウロしたり。

サイズに妥協はできません。
なにしろ、わずかなスペースでも、猫は自分の身体をねじ込んでいけますから。

そんなこんなで色々探し、ようやくネットで合うサイズのゲートを見つけました。

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ゲート重量5.8kg。
実際に組み立ててみると、案外軽く、ゲート破られないか心配ではありますが。。。

左奥にトイレを設置。
中央の衣装ケース2段は、敢えて残しました。
奥をゆらが通れるように、衣装ケースは奥の壁より手前に設置しています。
そうすることで、先住猫から身を隠すこともできるでしょう。

ただ、、、
右側手前の餌と水を飲むスペースが、狭いですよねぇ。
かといって、湯たんぽを床に直置きすると、底冷えがしそうだし。


そこで、湯たんぽを設置する棚を自作することにしました。

材料の木材は、納屋に多少は貯えがあります。
というわけで、設置場所の寸法を測り、簡単な設計図を書いて、いざ実践!

とは言え、ありあわせの材料ですから。
当初は、四角い天板の2辺に板を打ちつけるだけの、
正に「コ」の字型のシンプルな台を想定していたのです。
台の下を通り抜けできれば、猫も嬉しいだろうし。

ところが、それだけの高さのある脚に見合うような板がない。
仕方なく、4つ足のテーブル型に設計変更です。

板をノコギリでギコギコ。
そして、インパクトドライバーでネジを固定。

完成したのがこちら。

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出来映えは、それなりですけど…。

ただ、有り合わせの材料を使って、即興で作ったにしては上出来かな、となかなかの充実感。(笑)


押入れに設置してみると。

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スペース的には大分ゆとりが出ました。

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台の下が吹き抜けなので、ご飯を食べる時にこちらに頭を向けることも、お尻を向けることもできます。
そして、台の上で背伸びするくらいのスペースはある。


今も、台上の湯たんぽの上で寝そべってくれているのですが、そんな光景を見て、思わず笑みがこぼれてしまいます。
DIYの楽しみって、そこだろうな。

料理で例えると、一流シェフが一流の素材をかき集めて作った高級料理には遠く及ばないけど、冷蔵庫にあるもので、チャッチャと作る家庭の味。

「キャベツ切らしてるから、白菜で」
みたいな。

そんな日曜大工、いや土曜大工も悪くないもんです。








真冬の畑

こんにちは。OGUROBBYです。

気付けば2月。
年度末…ということで、なんだか慌ただしくなってきました。
確定申告、そろそろ本腰入れてやらなきゃですねー。。。


目次
1.真冬の畑

1.真冬の畑

一年で最も寒いと言われる「大寒」の時期も過ぎました。
何度か雪は降ったものの、今年はやっぱり暖冬なんですね。
足が霜焼けになることもなく、ここまで過ごせています。(笑)

農業1年目。
全て勉強なのですが、色んな経験をさせて頂いてます。

最近考えさせられたのは、収穫にも「適期」があるということ。
当然と言えば、当然なんですが。(苦笑)


最たるものは人参です。
大きさは小ぶりですが、1年目にしては上出来な甘い人参ができたと思っていたのですが…。

ちょっと目を離している隙に、狸に結構やられてしまいました。

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昨年、師匠の畑にある人参。
降雪後に一気に甘みが増したんですよね~。

実際、葉物でも寒さに当たると甘味が増すし、掘り出さずに敢えて畑に置いておいたのですが…。
雪の中掘り起こされ、大きめのものはあらかた狸に持っていかれてしまいました。。。
残念!!


その他の野菜。

前回も登場した、小松菜です。

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自画自賛ですけど、味はなかなか。
特におひたしとかにすると、甘味が引き立つように感じます。
うちは、ナムルとか、辛子和えにして食べる事が多いです。

ただし、昨年末の積雪で、茎という茎が、バッキバキに折れていますので。
残念ながら売り物にはできません。



こちらはチンゲン菜。

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そもそも小ぶりな野菜なので、小松菜のように雪による傷害事件は起きていませんが。(笑)
でもこの時期まで引っ張るのは厳しいのかな~。
外葉の方から徐々に黄色くなってきてますね。
やっぱり甘味はあるのですが、チンゲン菜は炒めるくらいしか料理法を知らないので、個人的に嬉しいのは小松菜ですかね。


そして、ホウレンソウ。

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サラリーマン時代もやっていた筈ではありますが。(笑)
報・連・相!!
育てるのは、今回が初めてではあります。

土壌が酸性すぎたのか、はっきり言って育ちませんでした。
我が家の食卓にも、一度も上がっていません。
来年はどうするかな~。
ただ、アブラナ科が多い冬野菜の中で、貴重な非アブラナ科ヒユ科)ではある。
連作障害対策で、うまく咬ませたいな~。


最後に、大根。

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ウチの冬野菜の中では、抜群の安定感。
ま、大物はほとんど出荷してしまったので、畑に残っているのは白い根っこ部分が20-25cmくらいのものでしょうかね???(推定)

ただ、畑に大根はありますが、時々頂くものもあるので、少々食傷気味ではあります。(苦笑)

大量消費レシピとして、大根サラダ、大根餅の他に、みぞれ煮みたいなものも覚えました。


こう見ていくと、野菜の旬ってなかなか難しいな~。
勿論、味覚上の旬もあるし、収穫の旬も思ったほど長くはなさそうだ。

何事も経験ですね。


初出荷

こんにちは。OGUROBBYです。

ここ最近、ウチの猫の脱走癖が止まるところを知りません。
人間が家から出入りする隙間を縫って、飛び出しちゃうんです。(泣)
もはや制御不能。お手上げ状態です。

先日、ウチのやんちゃ坊主(♂猫、1歳)が、凄いものを咥えて戻ってきました。
丁度いらしていたご近所さんが、一言。
「イタチですね」

猫が狩ってくるものって、昆虫やらせいぜい小鳥。
僕自身、そうタカをくくってました。

ところが、、、イタチ。
体長にして20cmくらいだったでしょうか。
鶏を飼っている方の話では、鳥小屋の外から穴掘って侵入し、一夜にして鶏を壊滅させてしまうという。
小動物とは言え、立派な肉食獣じゃないですか!
よく見りゃ、ウチの坊主もほっぺやら、顎やらに傷があるし。

それでも、外に遊びに行きたがる与作。(←ウチの猫です)
外の世界は「楽しい」だけじゃなく、「厳しさ」もあるんですけど。
好奇心が勝っちゃうんでしょうねー。

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目次
1.初出荷

1.初出荷

先日、町内の道の駅に大根を出荷しました。
なんと、なんと!
記念すべき人生初出荷。(笑)

秋口は、まだまだ小さいな~なんて思ってたのですが、スクスク成長してくれました。

畑の大根って、見たことありますか?

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こんな感じで、畑では育ってます。
根っこの部分が地上部にも出てます。

ウチは、大きいもので白い根っこ部分が30cm超位でしょうか。
初めてにしては、想像以上に育ってくれたのかなぁ。
まあ、ここに至るまで色々やりましたからねぇ。
感慨深い。

で、この地上に飛び出た白い部分、なんだか日増しに上に伸びてきているような…。
地面の下がつっかえて、上に押し出されているのかもしれませんが。

ただこの地上部。
環境としてはなかなか過酷なのです。

真冬の冷たい風にも吹きさらし。
毎朝霜も下ります。
翌日の天気が晴れだと、放射冷却で確実に氷点下にさらされます。

夜凍って、昼溶ける。
これは他の野菜も同じですけど。

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洗って、道路に並べてみました。
親バカを自覚しつつ、、、う、美しい!
洗ったその場で葉っぱを間引いてポリポリかじるのですが、エグみがありません。

他の野菜も見てみましょう。

小松菜です。
見た事ないくらい、大きく育ってくれました。
種を蒔いた時期と、今年の気候がうまくハマったんですかね~。

「高菜か!?」というくらいのサイズです。

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ただ、残念なことに年末に積もった雪の重みで茎がバキバキと。

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これでは、小松菜としては出荷できません。
バッキバキだもんね~。
難しいもんです。

ただ、寒さのせいか、めちゃくちゃ甘いです。
なんか勿体ないけどな~。
はりきって自家消費していきます。


今回、大根を出荷させて頂いた町内の道の駅かきのきむら。
吉賀町(旧柿木村地域)は、地域的に有機農業がとても盛んなところでもあります。

なんと地域で独自の有機野菜の栽培基準を持っているのです。
こうした独自の仕組みを構築するというのは、面白い取組みですよね。

漫画の「美味しんぼ」にも取り上げられたことがあります。
こちらに来てから知ったのですが。


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それにしても「出荷できる」って、嬉しいもんです。
近場にあるのもありがたいですし、ね。






我が家の正月

明けましておめでとうございます。
OGUROBBYです。

十二支でいうところの、今年は亥年
「猪」というと、今までは12分の1の動物に過ぎなかったのですが、コチラに来てどうもニュートラルでいられなくなりました。

畑や田んぼに入らないでくれたら、また違うんですけどね~。

目次
1.我が家の正月

1.我が家の正月

新年一発目のブログなので、
ちょっと襟元を正して、今年の抱負など…。

とは行きません。(苦笑)


吉賀町に来て3回目の正月。
正月といっても、何も特別なことはしませんでした。

お節料理もなし。
お年玉もなし。
年賀状も(当方から事前に出させて頂くのは)なし。

ご飯の支度は、基本的に日に3度。
家の前の畑で野菜を収穫し、料理。
小松菜、大根、時々 人参。
玉葱、ニンニクは備蓄があるし、食材には困りません。

生活リズムが変わらないので、当然正月なまりとも無縁。
まあ、雪と寒さとで、「正月なまり」の前に、「冬なまり」の懸念もあったりするのですが。(苦笑)


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一年の「区切り」という意味では、昨年一年間のお金の使い方について、夫婦で確認しました。

驚いたのは、医療費の激減ぶり。
お医者さんにかかった費用です。(薬代も含めて)

夫婦二人で年間10万円以上の支払いが常だったのですが、何と昨年は10分の1に!
僕に限定して言えば、なんとたったの1,060円でした。
医者に行ったことさえ、思い出せません。
なんで行ったんだろうなぁ???(笑)

もっとも、昨年は夏にギックリ腰をやってしまいました。
行きたくても、近くに医者がなかった…というのもあったりはします。

ただ、東京で生活していた最後の方なんて、週末ごとにあちこちの医者に掛かってましたからね~。
今週は内科と眼科。
来週は耳鼻科、、、みたいな。

こちらに来て、謎の咳もピタリと止まりました。
田舎暮らし万歳!ですね。



最後に、昨年読んだ本にあった詩を紹介します。アメリカのボブ・ムーアヘッド牧師という方の言葉です。


オマケと言うには長いのですが。。。(苦笑)


 

この時代に生きる 私たちの矛盾

ビルは高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得るものは少なく
たくさんものを買っているが 楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きた時は疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計の立て方は学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことは覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファースト・フードで消化は遅く
身体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いは絶えず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない
夫婦で稼いでも 離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないで欲しい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないで欲しい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることが出来るこの唯一の宝物には 1円もかからない
忘れないで欲しい あなたのパートナーや愛するものに「愛している」
と言うことを 心をこめて

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう
忘れないで欲しい もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ


引用元:「伝え方が9割」佐々木圭一

 


本年も、宜しくお願いします。


冬の大根祭り

こんにちは。OGUROBBYです。

ふと窓の外を見ると、しんしんと雪が降り続いています。
昨日から断続的な降雪。
今年は暖冬っぽいので何となく忘れてましたが、雪にまつわる色んなことを思い出しました。

「雪」というと、思い出す曲があります。
ユニコーンの「雪が降る町」。
高校生の頃、カラオケ行くと絶対歌ってたなぁ。

いつの間にか、脳内変換されて「雪の降る町」になってたけど、「雪降る町」が正解のようでした。人間の記憶の曖昧であることよ。(笑)

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目次
1.冬の大根祭り

1.冬の大根祭り

我ながら、安易だなぁ。。。
某製パンメーカーの「秋のパン祭り」を意識したのか、していないんだか。(笑)

何はともあれ、畑をやるとはこういうことなのか。
自家消費では追いつかないほど、育ってくれてるのです。大根が。

毎日、畑から引っこ抜いてきて、使っている感じ。
一日一本。
贅沢ですよ、そりゃ。
豊かな気分になります。

今年は、嫁の実家(鹿児島)から頂いた桜島大根の種もまきました。
虫食い被害をかいくぐって育ってくれたのが2株。
こんなに大きく育ちました。

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気候の適した鹿児島の方では、もっと大きく育つそうなのですが。
なんというか、巨大すぎます。(笑)

普通の大根の4-5本分はあろうかという大きさ。
「寒さにそこまで強くないだろう」ということで、雪が降る前に引っこ抜きました。
大根って、結構抜くの簡単なんですよ。
全然力いらなくて、拍子抜けするくらい。


で、これだけ大きな大根を、どう使うか。
頭を悩ませています。
まあ、一気に消費するのは無理ですね~。

煮物は王道だとして。
おでんも良い。

以前、ブログの中で大根サラダなんてのも紹介しました。

最近覚えて、結構ハマっているのが大根餅。
大根の消費が進みます。

作り方は超簡単。
ご紹介しましょう。


①大根を擦りおろす。


②汁を軽く絞って、片栗粉を投入。良く混ぜる。

片栗粉の分量は、ウチは体積で大根の1/3位を目安にしてます。
白い大根に、白い片栗粉を入れていくので、混ぜてしまうとどんだけ混ぜたか分からなくなります。

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写真は色付けとして、人参を少量刻んで入れてます。


③フライパンで焼く。

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写真は焼き過ぎです。(苦笑)
色付けで人参入れた意味がない。

焼いていると、香ばしい匂いがしてくるので、引っ繰り返して下さい。
こんがりキツネ色くらいが美味しそうです。

ウチはポン酢をかけて食べてますが、元が大根おろしなので、超サッパリ。
いくら食べても胃もたれしません。

片栗粉の分量が多いと、なんかモサッとした感じになります。
分量に関しては、どこがベストかよく解らないとこもあるのですが、プルッとした食感が残ると、「今日はウマくいった!」と思います。


ちなみに、桜島大根。
蕪みたいに千枚漬けにもチャレンジしたのですが、やっぱ食感は大根ですね。

来年は、蕪もやろう!



僕らの町に 今年も雪が降る
いつもと同じ 白い雪さ つもるつもる
あと何日かで 今年も終わるけど
世の中は 色々あるから
どうか元気で お気をつけて

 引用元:ユニコーン 「雪が降る町」

 

 

 

本日ハ晴天ナリ。

こんにちは。OGUROBBYです。

山陰の冬は、かくも曇り空ばっかりだったかしらん。
そんな風に思う、今日この頃です。

ただ天気に関係なく、我が家のニャンズはよく遊び、よく食べ、よく眠る。
今もぐっすり眠っているのですが、その寝姿は三者三様。

一匹目。だるまさんは転ばない。

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二匹目。我が家の甘えん坊将軍。

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そして、三匹目。我が家の地下アイドル。

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ちなみに、二匹目が寝ているのは、ブログ書いてる僕の膝の上。
このブログが書き上がるのが先か、僕の腰が痛くなるのが先か。(苦笑)



目次
1.本日ハ晴天ナリ。


1.本日ハ晴天ナリ。

ここのところ、本当に晴れない。
晴れ間はあるんですけど、短すぎる!

天気は基本「曇り」。
でも一日のうちに、雨が降ったり、晴れ間が覗いたり。
「よし晴れた!」と思うと、次の瞬間雨が降ってくる。
山の天気は変わりやすいとは言いますが…。

こちらに来て、3回目の冬になるのですが、「こんな感じだったかなぁ???」と首を傾げてしまいます。

そんな中、本日は久々の晴天。
メインでやりたいのは、電気柵の片付け。
雪が積もっちゃうと、電気柵の機械の方が壊れちゃうリスクがあるのです。
年末は雪が降るなんて言われてますし、1月になれば積雪シーズンですから。

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獣がいなくなったわけでもないんですけどね~。
先週、夜クルマ運転した際に、目の前を2匹の猪に横切られてるし。(苦笑)


ただ、晴れと分かっちゃうと、色々やりたくなるんですよね~。
まずは、仕込んでいる落ち葉堆肥のチェック。

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ブルーシートの中に水が溜まって、氷が張ってました。
箱の中には、何度か落ち葉を「これでもかっ!」という位追加しているのですが、雨の度に水が溜まってしまいます。
嫌気性の堆肥なので、空気が遮断出来て丁度いいかな、とプラス思考。


そして、今年何度目かの落ち葉拾い。
道端にはまだこんなに落ちてますね。

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今回は、庭の畑に産めてしまおうという算段。
量はそんなに要りません。
とは言え、集め始めると熱が入ってしまうのも、人間の性。


落ち葉を持ち帰り、窓ガラス越しに猫の見守りを受けつつ、せっせと穴を掘ります。
スコップで。
寒いはずなんだけど、この作業、結構汗ばむ。
そして、それが心地良かったりします。
時折、隣近所の方々と「久々に晴れましたね~」なんて言葉を交わしながら。

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穴を掘ったら、こんな感じで落ち葉をガサーッと。

ここは家庭菜園スペースなのですが、実は、昨冬も似たようなことやりました。
そしたら、春先、そこでジャガイモの出来が良かった。
しかも、大量に土中に埋蔵した落ち葉は消えていた。
これって分解されて肥料になったのかな~???

その場所には、今は玉葱を植えています。
なので、今回は玉葱を植えていない残りのスペース。

穴を掘って、落ち葉を入れて、米ぬかをまぶしたら、穴を埋める。
終わったら、隣接するスペースを掘る。入れる。埋める。

この繰り返しです。


そして、午後は電気柵の片付け。
何が大変って、電気柵のワイヤーをリールに巻いていく作業。
ワイヤーがよじれると、なんとも巻きにくい。
そして、どうやったってリールに収まりきらない!(泣)

そりゃ、メーカーの製品出荷時は、機械でびっしり巻くんでしょうよ。
手作業のしんどいとこだなぁ。

とは言え、電気柵を片付けつつ、秋の間作物を守ってくれたことに感謝。
設置も片付けも、面倒だけどね。

次の出番も、宜しく頼むゼ!

ぬか漬けライフ

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、3匹目の猫「ゆら」の話をココであげたのですが、ちょっと早かったかな~。
一気に打ち解けるかと思いきや、なかなか馴染みません。(苦笑)

ウチの押し入れに籠った状態は変わらないのですが、唯一進歩と言えば、押し入れの入口付近に押し出してポジショニングあうるようになったこと。
名付けて、「一人魚鱗の陣」。 (一匹ですかね、猫だから。)

以前は、押し入れの一番奥に潜んでましたから、「一人鶴翼の陣」。
可愛いのは、順番に先住の2匹の猫に餌を上げ始めると、押し入れから降りてきて、「私はここよ~。忘れないでね~!!」とばかりに数歩だけこちらに寄って来るのです。

なかなか触らせてくれないのですが、気長に待つことにします。

目次
1.ぬか漬けって知ってます?
2.ぬか漬けライフ


1.ぬか漬けって知ってます?

突然ですが、
「ぬか漬けってご存知ですか?」

日本人なら、言葉は知っているでしょう。
じゃあ、聞き方変えます。
「ぬか漬けって食べたことありますか?」
もしくは、「ぬか漬けの味って、パッと想像できますか?」

「ハイ」と自信もって即答できる方は、少ないんじゃないでしょうか。

僕は、食べたことなかったんですよねー。多分。
ひょっとすると、居酒屋で誰かが終盤注文して、気付かずに一口くらいは食べたことあったかもしれません。数ある漬物の1つとして。

興味を持ったのは、1年ちょっと前に読んだ一冊の本からでした。
たまにこのブログにもご登場いただく、稲垣えみ子さん。

「もうレシピ本はいらない」

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓



面白いです。
元朝日新聞記者とは思えない、重厚感のない文体。(笑)
読みやすいです。

この方が、ぬか漬けを絶賛してまして。
そこで興味を持った。
とは言え、どこから始めよう。

今は便利な世の中です。
大抵のものは、売ってます。

ジャーーーーン!!!

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こんなものを購入。ぬか漬けセットです。
イデア商品だな~、と思いました。
これなら冷蔵庫での保管も簡単。
野菜を買ってきて漬け込めば、あとは待つだけ。

味は、、、

もう忘れました。
何しろ1年以上前の話。
そこから話を前に進めて、今このブログを書いているということは、不味くはなかったのでしょう。(笑)

ただ、問題はすぐに起きました。
2~3回漬けたら、もうぬか床が水っぽくなっちゃって。
ぬか床を維持するためには、「足しぬか」といって、生のぬかを足してやる必要があります。

ただ、「ぬか」って難しいんです。
ネットで調べたところ、精米機で精米して3日後から酸化が始まるのだとか。
お店で買って来たとしても、適量を…とはいきません。
余らせても保存ができない。

それに、お店で売っている米ぬか自体、どんな素性のものか解らない。

そこで精米機を買いました。
精米機の話は、前に書きましたのでコチラをご参照下さい。

今でも快適に使ってます。
猫のマークをかいくぐって、、、
なので、ちょっとハードル上がっちゃうんですが。(笑)
 

ogurobby.hatenablog.com

 

2.ぬか漬けライフ

というわけで、精米機が我が家に来たと同時に始まりました。
我が家のぬか漬けライフ。

何と言うか、一言ではとても言い表せません。
材料によって、味が変わるんです。
ぬか床の材料なんて、「ぬか」、「塩」、「昆布」、「唐辛子」程度の物。

ただ、一晩(冬は2-3日)漬けただけで、生野菜とも違う、かといって上の材料のどれともない風味が加わるのです。
眠っていた野菜の旨味を引き出す。。。そうとしか説明がつかない。
1年近くやって、一番衝撃的だったのはオクラかな~。
何と言うか、スモーキー。(う~ん、解りづらい)

ちょっとプロの言葉を借りましょう。


 で、ぬか床ライフ。
冒頭にも書きましたが、これはやっぱり魔法です。何よりもまず、味が「絶妙」なのです。

 どう絶妙かというと、主に二つの絶妙がある。
一つは、出来上がりがどんな味になるか、全然想像がつかないということ。
ぬか漬けの味とは、単に塩味がつくとかそういう単純なもんじゃありません。塩気もあれば、酸味もある。そしてあの「ぬかくささ」が、絶妙なスパイスとなって、「くさい」から、複雑な「おいしさ」へと転化する。
 それが、素材そのものの持ち味と相まって、実際に食べてみると「ヌオッ!?」という驚きへ、そして「う、うまい…」という実感へと変わる。
 これが、天才ぬか床シェフの技であり、まさに人知を超えた味と言わざるをえません。

   引用元:稲垣えみ子 『もうレシピ本はいらない』

言葉にすると、そういうことになるのですが、本当、足し算では想像がつかない味なのです。


で、実践です。

僕は、こちらの本を参考にしました。

はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本



いかにも、インスタ映えを狙ったような写真じゃないですか。(笑)

この本によると、ぬか床の材料は以下の通り。
特別なものは何も要らないのです。

<3L容器分>
 生ぬか  1KG
 水    800ml~1L(ぬかの状態や湿度によって調整)
 塩    110g
 昆布   5cm長さ x 2枚
 唐辛子  2本(種を取ってちぎっておく)


ホーローの容器なんか使えば格好いいんですけど、僕はプラスチックのタッパー使ってます。野菜が入る大きさなら、何でも良いのです。

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ぬか床のつくり方は、、、
割愛します。

要は混ぜるだけ。
工夫があるとしたら、塩が溶けやすいよう、水はぬるめの湯ざましを使うくらいですかね。

詳しくはネットで検索してみて下さい。

野菜はなんだかんだ言って水分が多いので、ぬか床はすぐに水っぽくなってしまいます。夏野菜なんかは特に!

でも、精米機が家庭にあれば問題なし。
お米だったら、無農薬のものが比較的簡単に手に入りますし。

今の季節は、大根なんかいいですよ~。
ウチは皮ごと漬けてます。
もちろん、無農薬、無化学肥料。

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最後に、1つの文章を紹介します。
前出の、稲垣さんの本から。


 料理なんて簡単だ。そしてそこには無限の自由がある。
 コンビニで買う自由?いやいや、自由ってそんなもんじゃないんだよ。そこで売られているものは「多くの人が一般的に好きそうなもの(つまりは売れそうなもの)」である。それを日々食べ続けることに慣れてしまうと、あなたは自分で自分の好きなものがわからなくなってくる。つまりは「一般的に誰もが好きそうなもの」を自分も好きになるしかない。好きになれない場合は、それに慣れるしかない。
 それは地獄ではないかもしれないが、ある種の牢獄だ。自分で自分を牢屋に入れてはならない。
 あなたは自分で好きなものを自分で作って食べることが出来る。それは決して特別な技術や能力が必要なことなんかじゃない。誰に頼らなくてもいい。誰に文句を言う必要もない。食べる事は人生の土台だ。ここがしっかりしていたら、どんな辛いことがあっても、誰かに裏切られても、一人ぼっちになっても、だいたいは大丈夫なのである。
 息苦しい世の中で、少なからぬ人が「こんなはずじゃなかった」と人を呪いながら生きている。でも料理ができるあなたは、そんな世界とは無縁である。どんな状況にあっても自分の足ですっくと立って、背筋を伸ばして歩いて行くことができる。そんなことができたなら、何を恐れることがあるだろう。
 これを自由というんじゃないだろうか。

  引用元:稲垣えみ子 『もうレシピ本はいらない』


寒くなって来ると、ぬか床内の乳酸菌の活動も低下するので、大根で言えば3日位仕込まなくちゃいけなくなります。
それはそれで、「お、今日はぬか漬けが出来てるじゃないか!」と嬉しくなったりするもの。

ぬか漬けライフ。
お奨めです。