ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

三匹目。

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、当地方(島根県吉賀町)にも初雪が降りました。
積もるというほどではなく、「今年も来たな~」程度の話です。
今年は暖冬と言われているようですが、さすがに雪の前後は冷え込み、凛とした寒さが。足も手も、指先がチリチリするような冷たさです。

気付けば12月。
今年ももう、終わろうとしています。
早いもんだな~。


目次
1.登場人物(猫物?)
2.三匹目。


1.登場人物(猫物?)

「ダウンシフトを生きる」。
このブログを初めて、約2年半。
記事数にして約150。

「田舎暮らし」だったり、「農」だったり、色んなテーマで書いているのですが、「猫」も一つのテーマにしても良いのでは???といった感も持っていたりします。
個人的に。

このブログ上では、2匹目の猫まで紹介しているのですが、実は夏の終わり頃からもう一匹増えています。

元々、捨てられた野良猫。
ある日突然、ウチの縁の下に住みつきました。

それが、この子。
名前は「ゆら」。(多分♀)

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「多分」としたのは、まだ1度も抱っこさせてもらえてないから。
過去に人間と何かあったのか、警戒心が滅茶苦茶強い。
引っ掛れたことは、何度もあるんですけどね。(苦笑)
なかなか尻尾を上げないから、そこにツイているかが確認できないのです。


猫というのは、柄で結構性格が解るらしく、ネットで調べると色んな情報が溢れてます。例えば、三毛猫はこんな感じ。


<三毛猫の性格>
・きまぐれ
・プライドが高い
・自立心が強い
・母性本能が強い
・好き嫌いがはっきりしている
・賢い
・やや攻撃的
・甘えるときはしっかり甘えてくる

  引用元:ねこちゃんホンポ

   ※以下、断りない限り引用元は同サイト

まあ、これだけ色々書いてあれば、どれかは当てはまる…という気もしないではないですが。(笑)


同様に、先住猫たちもご紹介しましょう。


①みお(♀)

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ウチに来た、最初の猫です。
お隣の益田市の保健所から、貰ってきました。
生まれた時期が正確にわからないのですが、現在1歳半くらい。
ビックリするくらい小さな子猫だったのですが、すくすく大きくなりました。


<キジ白の性格>

・非常に賢く強い
・野性的な部分が強く残っている
・活発に動くことが好き
・慎重で用心深い
・心を許すと甘えん坊になる

まあね。
警戒心が強いのは合ってるかな。
特に食べ物には、超保守的。
刺身とかも食べません。ホントに野良出身???と思っちゃいます。
その割には、たまに自分で降りられないような高いところに登っちゃって、、、
その度に、僕がレスキュー隊として出動します。
警戒心強いんだかなんだか。
でも、「必要とされてる」と一番感じる瞬間だったりもします。(苦笑)

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こんな風に運動(?)もします。
網戸でストレッチ。
僕の網戸交換技術の向上を図ろうとしているのかもしれませんが、その網戸、既製品じゃないんだよね~。できれば止めてね~。(泣)

時々、このストレッチを僕の足にズボン越しにやってくるのですが、爪が刺さって痛いこと痛いこと。生傷絶えません。
でも、喜んでいるM体質の僕。(苦笑)



②与作(♂)

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コイツが2匹目。
町内で生まれた子猫をもらってきました。
1歳ちょっと。


<茶シロの性格>
・活発で天真爛漫
・人懐っこく、甘えん坊


これは合ってます!
とにかく甘えん坊。つけ加えるなら、食いしん坊。

野良経験がないことも大きいんですかね。
人間に対する「不信感」というものを知らない気がします。

椅子に座ってTV見たり、本読んでたりすると、自らよじ登ってきて肩口のところに抱きついてます。場合によっては、ナウシカみたいな感じ。
あ、「風の谷のナウシカ」のね。
説明入れておかないといけない世代に、なってきたんだろうな~。

冷蔵庫開ければ、ピョーンと飛び込んできたりも。
油断していると、米びつに顔突っ込んで、生米食べてたりする、胃袋宇宙系の恐ろしいオトコです。(笑)





2.三匹目。

「みお」と「与作」の2匹の世界に、新たに飛び込んできた「ゆら」ですが、、、
正直言うと、最初は相性最悪でした。

最初は、ウチの半室内みたいなところに隔離して、トイレもご飯も別々にしてたんです。窓ガラス1枚隔てて、2匹の猫とご対面。
そんなの1か月位続けました。

人間だけが、屋外から回り込んでご飯やら、トイレの清掃やら。
その間も「ゆら」の警戒心は如何なく発揮され、人間には全く懐かず。
人間が部屋を出ていくと、ご飯を食べに物陰から出てくる。

2匹の猫は、ガラス越しには「ゆら」に興味を持つ風でもなく。
ただ、ガラス戸を開けると、2匹が飛び込んで行って威嚇。
そんな感じだったかな~。


とは言え、吉賀町の季節は確実に進みます。
秋になると、昼間暖かくても、朝晩の冷え込みはキツくなる。

でもって、家に入れました。
正確に言うと、2匹の猫を隔離して、窓ガラス開放しておいたら入って来てくれた、ですかね。


そこからが、「ゆら」の日陰の人生(猫生?)の始まり。
物陰から出てこれなくなっちゃったんです。
2匹の先住猫とも、時間と共に慣れてくるだろう…とタカを括ってたところもありました。

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こんな感じ。
そして、ほぼ声を出さない。
まるで「天の岩戸」。。。
と言うよりは、ただの「引きこもり」です。

ご飯の時は、猫を1匹ずつ隔離して、それぞれ個室で召し上がって頂きます。
というか、餌で誘導して、それぞれ部屋と檻に隔離する。
こうしないと、先に食べ終わった猫が、奪いに行っちゃうんですよね。

「ゆら」は食べ終わったら、すぐに押し入れの奥に引っ込んでしまう。

個室から解放された2匹が、まずやるのは「ゆら」参り。
押し入れの前で座り込み、シュプレヒコール、というより威嚇。
いやいや、参っちゃうのは「ゆら」の方なんですが。

食事よりも、さらに困ったのはトイレです。
「ゆら」の寝床の前に、「ゆら」専用のトイレを設置したのですが、「ゆら」が押し入れから出てくるのを許さない。
「ゆら」がトイレに降りてきた瞬間、2匹が追い返しにいくので、排泄も自由にできない。

「ゆら」のトイレタイムを作るため、2匹を隔離する時間が増えました。
多頭飼いの鉄則として、「先住猫に不快な思いをさせない」というのがあります。

そこからいくと、2匹にもストレスを与えてしまい、「ゆら」への攻撃をエスカレートさせているのではないか、と悩んだりもしました。
負のループですよね。

おまけに、こちらもずっと家の中で猫を見守れるわけでもないですし。

三毛猫の性格が、「好き嫌いがハッキリ」だとすると、永遠に3匹が馴染むことはないのでは???なんて疑心暗鬼になったりもしました。
そんな状態を2か月強。。。



ところが、数日前から少し転機が訪れました。
なんと「ゆら」が「みお」に対してコミュニケーションを取ろうとし始めたのです!

「ゆら」の鳴き声も、初めて聞いたような。(ちょっとオーバーかな)
結構大きな声を出しながら、「みお」に近付いて、鼻先でキスみたいな。

上島竜平のような名人芸!(笑)

時々、「みお」に追い返されるのですが、「ゆら」も止めません。
恐々ですが、「みお」の後を追おうとします。

この時、与作は檻の中。
檻の中から、2匹の様子をジーッと見てます。

そうこうしている内に、「みお」にも少し変化が。
「ゆら」から少し離れたところで、「こっち来いよ」とばかりに「ゆら」を待っている様子。

「ゆら」は「みお」の後を追って、我が家のトイレ、洗面所、、、、と色んなところを冒険。ちょっと感動モンでした。

大河ドラマも大詰めですが、TVつけてても「それどころじゃない!」みたいな。(笑)


「ゆら」の変化の背景は解りません。
でも、状況を変えるために、自分を変えたんだなぁ…というのは、見てて感動。

2匹の猫も、今までに比べると、少しは「ゆら」を受け容れてくれたのかな。
「みお」は、「ゆら」を押し入れに押し込めることを止めました。


「え!?なんでそこでネコパンチ???」

ということも時々ありますが、
猫は気まぐれな生き物ですから。


え?人間ですか?
悲しいことに、全く馴染んでくれません。

避妊手術に連れていくのも、大分先ですね。

『日本が売られる』(後編)

こんにちは。OGUROBBYです。

ふぅ~。
(前編)、長くてスミマセン。
僕のブログ史上、最長になってしまいました。

(後編)、サラッといきたいと思いますので、宜しくお願いします。

 

目次
1.水が売られる
2.『日本が売られる』って、他に何が売られるの?


2.『日本が売られる』って、他に何が売られるの?

繰り返しにはなってしまいますが、、、

今回、前後編に分けて堤未果さんの『日本が売られる』を紹介させて頂いているわけですが、この本読んで頂いた方が、僕のブログ読むより余程伝わると思います。
(自己否定?<笑>)

僕がいくら長文書こうと、オリジナルには敵わないのです。
ただこの本は、「今こそ読むべきだ」「知っておくべきだ」と思ったので、それなりの熱量で書いてます。以前、堤さんが仰っていたのですが、何か突然世の中を賑わす大ニュースが報じられている時こそ、裏で大事なことが決まっていることが多い、と。

中身には触れませんが、この本の目次です。



堤未果 『日本が売られる』/目次

第1章 日本人の資産が売られる
1.水が売られる
2.土が売られる
3.タネが売られる
4.ミツバチの命が売られる
5.食の選択肢が売られる
6.牛乳が売られる
7.農地が売られる
8.森が売られる
9.海が売られる
10.築地が売られる

第2章 日本人の未来が売られる
1.労働者が売られる
2.日本人の仕事が売られる
3.ブラック企業対策が売られる
4.ギャンブルが売られる
5.学校が売られる
6.医療が売られる
7.老後が売られる
8.個人情報が売られる

第3章 売られたものは取り返せ
1.お笑い芸人の草の根政治革命 ~イタリア
2.92歳の首相が消費税廃止 ~マレーシア
3.有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る ~ロシア
4.巨大水企業のふるさとで水道公営化を叫ぶ ~フランス
5.考える消費者と協同組合の最強タッグ ~スイス
6.もう止められない!子供を農薬から守る母親たち ~アメリ

 
ちなみに、「牛乳が売られる」っていうのは、僕は全くの寝耳に水でした。
そもそも、牛乳嫌いだし。
乳製品は嫌いじゃないですが。(笑)


ザックリ言うと、(あ、中身触れちゃった。<笑>)
TPP11とかで、海外からチーズなんかの関税が撤廃されるじゃないですか。

「欧州の本格的なチーズが、気軽に食べれる!」

なんてテレビでもコメントしている方をお見受けしましたが。
実はコレ、結構大きなインパクトあるんです。
国産の牛乳が、スーパーから消えてしまうかもしれない。

ラクリはこうです。
乳牛からの搾乳量は、年間通じて山谷があります。
夏は少なく、冬多い。
牛も、夏は食が細るんでしょうか。

とにかく、海外からの安い輸入チーズなかりせば、
冬にだぶついた国産生乳は、チーズ等の乳製品に加工する。
すると、この生乳としての消費期限は、生き長らえることができます。

ところが、輸入チーズが買われて国産チーズが売れない。
すると、冬場にだぶついた生乳の行き場がなくなる。
結果、牛を維持することすら危なくなってしまう。

日本の牛も、餌は遺伝子組み換え飼料ですが、海外の乳牛なんかはそれだけじゃなく、成長ホルモンもバンバン投入されてますからね。
いつの間にか選択肢が奪われてしまうのは怖いです。

そしてもっと怖いのは、上記の話題は単一の話に留まらないこと。
例えば、土の話のはずが、土だけで終わらない。
水にも関連してくる。
(前編)で登場したような会社名が、色んな場面で出てきたりします。

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そもそも産業と言うのは、人間をハッピーにするもの。
産業革命は言うに及ばず。
クルマも、家電も、人間の可能性を拡げ、生活を楽にしてきた。

でも、最近は世の中が複雑になり過ぎているように感じます。
分業化も進みました。
複雑すぎてよく分からない。全体が見えない。
人々は、いつのまにか選択肢を奪われ、得をするのは一部の人。

一生懸命働いて、
健康に気遣って野菜中心の食生活を送り、、、
でもその野菜が、実は…なんて話。


ちょっと読んでみて下さい。
怖いけど。(笑)


『日本が売られる』(前編)

こんにちは。OGUROBBYです。

早いもので、今年も残すところあと1か月。
冬将軍も本腰を上げるのか。
今週末は今季初の氷点下を記録しそうです。

水道管の凍結やら、お風呂の窓を開けっぱなしにしない等、冬なら当然気にかけておかないといけないことを、もう一度思い返しておかないと。

ちなみに、今回の本編。
大長編すぎるので、、、
久々の前後編に分けさせて頂きました。


目次
1.水が売られる
2.『日本が売られる』って、他に何が売られるの?

1.水が売られる

「いきなり何のこっちゃ!?」
そんな声も聞こえてきそうですが。。。

今回は、久々に本の紹介です。
その名も、堤未果さんの『日本が売られる』。
現在、あちこちの本屋さんで平積みで売られ、ベストセラーになっているみたいですね。

そういう情報は入って来るのですが、いかんせん、そういう本屋がないので、確かめようもないという。(笑)

でも、この手の本が売れるというのは、大変喜ばしいことだと思います。
まだ読んでない方は、是非とも手に取ってみて下さい。
現在、日本は大変なことになっているということを教えてくれる一冊です。
スポンサーによって成り立っているマスコミが、決して報道しない(出来ない)事実。

この本読んで頂けるなら、僕のブログなんて読む必要ないです。<キッパリ!>


今回は、「水」の話に絞って紹介していきます。
何気にこの話、TVでも急に騒ぎ出した気がします。
遅いっつーの。論点ズレてる気もするし。


日本が売られる (幻冬舎新書)



まず、現在の日本では、水はタダみたいなもの。
駅や公園といった公共施設の水道は開放されていますよね。
飲料水こそ購入するという方も増えましたが。

僕の住んでいる島根県吉賀町では、水はもっと生活にありふれたもの。
水道の他に山水が流れ込む池があり。
家を出て30mも先を見下ろすと、そこに川がある。(多分、飲める)
だって、ウチの川上には片手で足りるくらいの人しか住んでないから。(笑)
真冬になれば、凍結防止の目的で水道は敢えて完全に閉めないで寝る。

「水道水が飲める」
これは決して当たり前のことではない。

国土交通省によれば、そんな国、アジアでは日本とアラブ首長国だけなんだそうです。

グローバル食品メーカー最大手のネスレ社が行った調査によると、「2025年までに地球の3分の1の人々が新鮮な水にアクセスできなくなり、2050年までには、地球は壊滅的な水不足に陥る」という。

   引用元:堤未果『日本が売られる』
     ※以下、断りない限りは引用元は同著とする。

 
日本人だけが、その価値を認識できていない。
そんな話は、珍しいものではありません。
それこそ鮪や鰻といった水産資源。(鮪や鰻は元々高級だが…)
近頃では、鰯や秋刀魚ですら争奪戦が繰り広げられているのを思い起こせば、イメージつきやすいですかね?


1995年8月。当時世界銀行副総裁だったイスマイル・セラゲルディン氏はこう言った。
「20世紀は石油を奪い合う戦争だった。21世紀は水をめぐる戦争になるだろう」
そして、その言葉は現実になる。


そして、日本の水は外資に狙われている。

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それでは、水道が民営化されるとどんなことが起きるのか。


<民間企業のノウハウを活かし、効率の良い運営と安価な水道料金を!>
耳に心地よいスローガンと共に導入された水道民営化は、どんな現実をもたらしたのか。
公営から企業運営になった途端、水は「値札のついた商品」になる。
「採算度外視でも国民に安全な水を供給する」ことを目的とする公営水道と違い、運営権を手に入れた民間企業がまず最初にやることは、料金の改定だ。


世界の事例で見ると、民営化後の水道料金は、ボリビアが2年で35%、南アフリカが4年で140%、オーストラリアが4年で200%、フランスは24年で265%、イギリスは25年で300%上昇しているのだそうだ。

300%上昇ということは、「4倍」ということ。
どうでしょう?ピンときますか?

さらに見ていきましょう。
水道が民営化されたときに、起こりうること。

フィリピンでは水企業群(仏スエズ社、米ベクテル社、英ユナイテッド・ユーティリティ―ズ社、三菱商事)によって、水道代が払えない人に市民が水をわけることも禁じられたそうです。
突然、日本企業の名前が出てきたので、ビックリしました。

さらにボリビアの例が続きます。


 採算の取れない貧困地区の水道管工事は一切行われず、月収の4分の1にもなる水道料金を払えない住民が井戸を掘ると、「水源が同じだから勝手にとるな」と、ベクテル社が井戸使用料を請求してくる。
 困った住民が水を求めて公園に行くと、先回りしたベクテル社水飲み場の蛇口を使用禁止にし、最終手段で彼らがバケツに雨水を溜めると、今度は一杯毎に数セント(数円)徴収するという徹底ぶりだった。
 株式会社の最大の役目は、株主に投資した分の見返りを手渡すことだ。
 与えられた使命を全力でこなすベクテル社に対する、株主たちの信頼は厚い。
 追い詰められた汚れた川の水を飲んだ住民が、感染症でバタバタ死亡する間も、運営権を持つベクテル社の役員や株主への報酬は、止まることなく確実に支払われていた。


「水道が公営でない」ということの意味が、イメージできてきたのではないでしょうか?え!?それはボリビアの話であって、日本とは無関係!?

そうかもしれません。

でも、問題なのは民営化によって、完全に水の主導権を奪われてしまうということ。
水道って、一社独占じゃないですか。
携帯電話の通信料みたいな、競争原理が働かないんですよ。
選択肢がないんです。

冒頭、ネスレ社の調査のように、2050年までに地球規模で壊滅的な水不足に陥ったとしたら…。
想像するだに恐ろしいですね。

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ちなみに、チョイチョイ挟み込まれてくる写真は、本編とは関係ありません。
気分転換、必要ですよね!?(笑)


水道民営化の手口も、本の中で紹介されています。
至れり尽くせりですね。


 世界中のどこでやっても、じゃぶじゃぶ儲かる水道ビジネスは、「開発経済学」の概念を全く新しいものに上書きしてゆく。
 開発とは、もはや「そこに住む人々の生活向上と地域発展のため」ではなく、「貴重な資源に市場価値をつけ、それをいかに効率よく使うか」という投資家優先の考え方になっていった。

 (中略)

 多国間開発銀行は財源不足の水道を抱える国に対し、まず公共水道事業の一部を民間企業に委託させ、それから水道の所有権や運営権を企業に売却できるよう法改正させる。
 その際、国民が疑問を持たないよう、「民営化こそが解決策だ」という全国キャンペーンを展開させることも忘れない。
 彼らは水道だけでなく、「医療」「農業」「教育」の民営化を世界各地に広げるべく、尽力し続けている。


「民営化こそが解決策だ」
どこかで聞いたことあるような。。。
国民や住民を思考停止にいざなう、魔法の言葉です。


ここで、話を少し戻しましょう。
先程、諸外国の例で民営化後の水道料金を紹介しました。
早いところでは、25年前に民営化されているところもある。
現在、水道民営化に関する世界の潮流はどうなっているのか。


 世界の水道民営化に関する調査機関PSIRU(公共サービス国際研究所)のデータによると、2000年から2015年の間に、世界37か国235の都市が、一度民営化した水道事業を、再び公営に戻している。
 主な理由は、①水道料金高騰、②財政の透明性欠如、③公営が民間企業を監督する難しさ、④劣悪な運営、⑤過度な人員削減によるサービス低下、などだ。
 民営化推進派はこんな風に言う。
 「やってみなければ、わからないじゃないか。うまくいかなければ、また国営に戻せばいい」
 だが一旦、民間に渡したものを取り返すのは、そう簡単ではない。
 契約打ち切りで予定していた利益が得られなくなる企業側も、黙っていないからだ。

 

 母集団がいくつかは解りませんが、既に公営化に戻した都市だけで235。
これだけで潮流と言ってしまうのは、少々乱暴かもしれませんが、民営化に懲りて、既に戻した都市だけでこれだけあるのです。戻そうとしている都市を入れたら、どこまで増えるんでしょうか。

さらに、実際に公営化に戻した都市では、企業に売った水道事業の株式を全部買い戻すためにかかった莫大な費用が、全て税金として市民の肩にのしかかります。

アメリカのインディアナ州が仏ヴェオリア社に支払った違約金が約29億円。
ボリビアコチャバンバ市が米ベクテル社に支払った金額が約25億円。
他にも、国内18の水道事業を民営化し、その後水質トラブルを経て半数を国営に戻したアルゼンチン政府は、再国営化の際に、契約していた9企業のうち6社から提訴されることに。6社のうち米資本のアジュリ1社だけで約165億円の賠償金を支払うことになったそうです。

どうでしょう。
水道民営化、必要と思いますか?

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さて、ここからが日本の話。
目下、水道民営化への道を驀進中なのです。


 本来国民の命に関わる水道は、憲法第25条の適用で国が責任を取る分野だが、残念ながら我が国の政府にその気はなかった。
 代わりに打ち出されたのは、世銀や多国間開発銀行、投資家たちが推進する手法、日本の水道を企業に売り渡す「民営化」だ。
 実は日本の水道は、全国に「民営化」「規制緩和」というキーワードを流行らせた」小泉政権下で、当時経済産業大臣だった竹中平蔵氏の主導により、すでに業務の大半を民間に委託できるよう、法律が変えられている。
 だが外国人投資家たちには、大きな不満があった。
 台風や豪雨や地震など、しょっちゅう自然災害が起きる日本では、その度に全国で老朽化した水道管が壊れ、莫大な復旧費用がかかるのだ。


つまり、外国人投資家たちにとっての下地は整えられつつある。
ただし、彼らにとっての障壁は、天災などにより水道がダメージを受けた場合、復旧にかかるコストです。このリスクは、なかなか値踏みが難しい。

ところが、日本政府はきっちり彼らの障壁を取り除いていく動きを取っていきます。
う~ん、幾らメイド・イン・ジャパン を外国に売るのが仕事だと言っても、水や水道は違うでしょ。




 2018年5月、企業に公共水道の運営権を持たせるPFI法を促進する法律が可決する。
 まずは自治体が水道民営化しやすいよう、企業に運営権を売った自治体は、地方債の元本一括繰り上げ返済の際に、利息を最大で全額が免除されるようにした。

 (中略)

 「水道料金」は、厚労省の許可がなくても、届けさえ出せば企業が変更できるようにした。日本の水道が電気と同じ「原価総括方式」であることは、あまり知られていない。

 (中略)

 何よりも素晴らしいのは、災害時に水道管が壊れた場合の修復も、国民への水の安定供給も、どちらも運営する企業でなく、自治体が責任を負うことになったことだ。
 日本の法律では、電気やガスは「電気事業法」「ガス事業法」という法律のおかげで、民間であってもガスや電気の安定供給の責任は、しっかり事業者に課せられている。
 だが水道だけは「水道事業法」が存在しないのだ。それをいいことに今回の法改正では、その責任は事業者から自治体につけ替えられた。


これ、今年5月の話ですよ。
知らないうちに、こんなに色々変わっていたとは。。。

本書に書いてあるのですが、背景を補足しましょう。
実は2012年、当時の大阪市長だった橋本徹氏が「水道民営化」構想をぶち上げました。
ところが、当時は大阪の水道事業は103億円の利益を上げる黒字。
橋本氏前任の平松元市長が「生命の源、水を営利企業にゆだねてええの?」と市民にパブリックコメントの提出をよびかけ、市議会でも否決されたそうです。

そういった動きを受けて、自治体の鼻先にニンジンをぶらさげたんですね。
自治体にとっての、民営化のニンジンです。
一方で、企業側へのアピールも忘れてません。

実際、この法案可決から1か月後の2018年6月、大阪市は2018年6月1日から市内全域の水道メーター検針・計量審査と水道料金徴収業務を、仏ヴェオリア社の日本法人に委託。宮城県も2020年から、県内の上下水道運営権を民間企業に渡す方針なのだそうです。
浜松市は、2017年に、国内で初めて下水道の長期運営権を仏ヴェオリア社に売却。(20年契約)
そして、熊本県合志市、栃木県小山市も、この動きに続いているそうです。


そうこうしている内に、国会では更に話が進んでいます。



 水道を所有したまま、運営権だけ企業に売る自治体が増え始めたら、いよいよ次のステップだ。
 複数の自治体の水道を一つにまとめ、水ビジネスを大規模化する。さらに水道料金に関する部分を、「公正妥当な料金」から「健全な経営のための公正な料金」と書き換えて、企業の利益を保障するための値段設定ができるようにした。これで自治体のつけた料金の上限を超えた値上げをしても、企業側は「健全な経営のため」だと言って、正当化できるようなる。
 2018年7月5日。水道民営化を含む「水道法改正案」は、委員会で9時間、本会議ではわずか2日の審議を経て、衆議院本会議で可決された。

 

 

ただ、こんな大事な話を、僕も含めてほとんどの国民は気が付いていない。
それは何故か。

本来なら、新聞の一面にデカデカと載るべきニュース。
ニュース番組なら、番組の冒頭で報じられるべきニュース。

それは、もっと別のニュースが、世の中を賑わしていたから。


日本中のマスコミは足並みを揃えたように、オウム真理教麻原彰晃と幹部7人死刑執行の話題を一斉に流し、日本人のライフラインである水道が
売られることへの危険について、取り上げられることはなかった。


そして、この「水道法改正案」は、昨日2018年12月5日に参議院でも可決。
本日6日に成立予定なのです。

ここ数日、TVなんかでこのニュース見かけるようにはなったけど、遅いよ!!
もう大勢決まったところで報じられてもね。


とんでもなく長くなっちゃいましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございます。
続きは後編で!

今年もやります!堆肥づくりの話。

こんにちは。OGUROBBYです。

個人的な話で恐縮ですが、少し前にスマホを変えました。
俗に言う機種変更です。

気に入った機種だったのですが、バッテリーが大分へたってまして。
電池残量充分なはずなのに、突然電源が切れる。
おまけに再起動すると、バッテリー残量はほぼ0。
一時期、知人のアドバイスで不要な写真等を削除して、メモリーを軽くすることで大分改善されたのですが、根本的な改善にはなりませんでした。

ひどいときは、バッテリー残量90%でも突然電源が落ちるので、怖くて外でおちおち調べものもできませんでした。

オマケに、色んなアプリが「サポート期間終了」を理由に、使えなくなってました。
amazonとか、気付けば乗換案内まで。
ユニクロなんかは、大分前からネット通販のwebサイトすら開けなくなってました。

アンドロイド4.1というOSだったのですが、5年以上は使っていたのかな~。
そんなに古い感覚もないんですけどね!(怒)

機械としてはまだ使えるのに、ソフトの側が使うことを許さない。
なんか腑に落ちない話です。




目次
1.昨年の失敗
2.今年もやります!堆肥づくりの話。




1.昨年の失敗

 今年もやります!性懲りもなく。(笑)

まずは昨年の振り返り。
大量の落ち葉を田んぼに撒いたのでした。

 

ogurobby.hatenablog.com

 まき終った直後はとんでもない充実感に包まれ、自己満足だけなら100点満点。
だけど、結果的には勿体ない仕事をしちゃいました。

落ち葉を田んぼに鋤き込めたのは春先のこと。
冬の間に、撒いた落ち葉の半分以上は、風で飛ばされてましたとさ。(涙)
ラクターも持ってなかったし、まあ仕方ない。

今年は、田んぼの方は収穫後、早々に稲わら、稲株を鋤き込んだので、この点は問題なし。

大量に手に入ってしまった稲わらは、積んどいたのですが。
 

ogurobby.hatenablog.com

 こちらも1年経って、大分山は低くなってきたものの。。。
今年は戦力になりませんでした。
稲藁そのまんま、では分解もしにくいんだろうなぁ。

今年は、稲わらとしては特に保管してません。
稲刈りの際、コンバインでバラバラに切断してもらい、そのまま田んぼへ。
来年に向けて肥料になってもらいましょう!という算段です。


2.今年もやります!堆肥づくりの話。

落ち葉がしんしんと降り積もる季節になりまして。
1年あれば、色々勉強する時間もあるわけです。

こんな本を読んで、今年も心機一転、落ち葉を集めます。

有機・無農薬―おいしい野菜ができる堆肥づくりハンドブック



と、その前に。
落ち葉を入れる箱を作ります。

ホームセンターで 900mm x 1,820mm の板(コンパネ)を2枚購入。
先日の小屋作りで余った端材を使って、チョイチョイっと作りました。


まずは、コンパネをノコギリで半分に切断。

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軽トラの荷台は、作業場にもなってとても便利です!


あっという間に!(でもないのですが<苦笑>)

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4辺の高さが合っていないのはご愛嬌。
精度を求めるところでもないので、ご容赦ください。(笑)


中はこんな感じです。

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底はありません。

材料はコンパネ2枚と、垂木の端材のみです。
一個一個の材料は、大した重さではないですが、組付けてしまうとなかなかの重さです。持ち運ぶのは大変なので、設置場所で組付けして下さいね。


余談ですが、こういう「塵も積もれば…」的な話をすると、決まって思い出すエピソードが2つあります。
毛利元就の「3本の矢」の話と、小学校の国語の教科書に出てた「スイミー」の話。
他にも、色んな話がありそうですけど。(笑)


箱が出来上がったところで、いよいよ落ち葉集め2018スタート!

基本、山の中に住んでいるので、葉っぱは沢山あります。

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側溝の中にも沢山積もってます。
こういうのを搔き集める。
実は、落ち葉の下の方の腐葉土化したところが狙い目立ったりする。
微生物も沢山棲んでいそうだし。

半日も作業すれば、この通り!

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去年も同じような構図の写真のっけた記憶が。。。
まあ、背景が違うので。
合成写真ではありません。(笑)


持ち帰って、早速先程の箱へ投入!
落ち葉と米ぬか、鶏糞をミルフィーユ状に重ねていきます。
この日の成果はこんなもの。
落ち葉を積んだ後、中に入って足で踏んでます。

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またまた余談ですが、「ミルフィーユ」と言われると、ドトールコーヒーを思い出します。
僕のミルフィーユ経験は、ほぼドトールで培われたものなんですね。
貧しいんだか、豊かなんだか。(笑)


落ち葉なんて、沢山あるように見えて隙間が大きいですからね。

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沢山あるように見えても、、、

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中に入って踏みつけると、この通り。
根気強くやるしかありませんね。


そして、何気なく置いてある梯子。
こいつがとんでもない名脇役なのです。
なにしろ、これがないと箱から脱出できない。

箱の高さが約90cm。
僕の足の長さでは、コイツを跨げません。
なので、箱の中に入るタイミングが超重要。
枯葉で足場を確保してからでないと、入れません。


そんなこんなで、今年の堆肥仕込みはほぼ完了。
あとは今夜の雨に当てた後、ビニールシートで覆います。

切り返しもやらない予定。
先の本で紹介されていたやり方です。
なんでも、切り返しの際に悪い菌を吸ったのか、「咳が止まらなくなった」という体験談が載っていたので。


「赤子泣いても蓋取るな」


どんなんできますかね~♬










干し柿リターンズ!

こんにちは。OGUROBBYです。

12月を間近にして、ようやくいつもの寒さが戻ってきました。
朝起きると、一面霜が!

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恐らく、僕の近所では初霜じゃないですかね~。
あ、決して喜んでいるわけではないですよ。

季節は巡るものですし、「来るべきものが来た」というだけの話ではあります。
本当の冬は、こんなもんではないですから、「気を引き締めていこう!」という気持ちもあります。

何にせよ、今年も冬が始まります。


目次
1.干し柿リターンズ!

1.干し柿リターンズ!

先日仕込んだ干し柿が、いい感じです。

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前回も再三書いた通り、僕は柿が嫌いなのですが、意外と干し柿は好きなようです。

そもそも、干し柿を過去に食べた記憶も曖昧ではあるのですが、僕の想像上の干し柿は、見た目真っ黒で、固くて、、、
「結局、柿だろ!?」
という暴言を吐いてしまいそうな印象でした。

ところがこの干し柿
中は柔らかいんです。
良い感じで水分が抜けて、食べた時の食感が良い。
上品な甘みが、ふわーっとやってきます。
昔、砂糖なんてなかったころの日本では、きっと重宝されたに違いない。
貴族の食べ物ですよ、これは。(笑)

遊びに来ていただいた方々にも好評です。
カビずに出来てくれて、ありがとう!

大量に頂いた渋柿を持て余し気味に作った干し柿ですが、どうしてなかなか。
「ケガの功名」とは、このことです。

作った干し柿も、あれよあれよと言う間に数が減り、最近はクルマで町内を走りつつ、木になったまま放置されている柿の実に目を奪われることも少なくありません。

感慨深いのは、材料となっているのが柿であるということ。
うかつに口に入れてしまい、「ゲ!渋柿じゃん!!」という経験は、恐らく日本人なら誰しも一度はあるんじゃないでしょうか。

渋み、とか灰汁とか、こういうのが転じて旨味に変わる。
そこに面白さを感じますね~。

「昔はヤンキーだったけど、今や名俳優、名女優」みたいな人、いるじゃないですか。
ずっと優等生だった人より味がある、と言うか。

あ、残念ながら僕はヤンキー上がりではないですよ。(笑)


兎に角、夫婦揃って「これはウマい!」ということで。
急遽、追加で作ることにしました。干し柿
寒さは一段と増しており、空っ風に当ててやればカビるリスクもあるまい、ということで。

材料はそこらへんに幾らでも、、、

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転がっちゃいないけど、成ってる。(笑)
ウチから50m位行ったところにある、道端の柿です。

誰も取りません。
カラスさえも、見向きもしない渋柿。

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前に頂いた柿に比べると小粒ですが、自然の恵みに感謝!というところでしょう。
何せ、タダですから。

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ビワより一回り大きいくらいかな~。
頂きました。

吊るす作業に至るまでは、もう慣れたもの。

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風通しの良いところに、吊るしておくことにしました。
皮を剥いた柿に直に触れると、手がニキニキします。
多分、これこそが渋。
そして旨味の素!


自然って、不思議です。

晩秋の畑

こんにちは。OGUROBBYです。

11月も下旬に入り、大分冷え込みがキツくなってきました。
今朝7時、外に出て温度計を見ると、なんと-2℃!
でも、すぐ隣の別の温度計見ると3℃。
どっちが正しいんでしょう???

ただ、例年に比べればまだまだなのは確か。
今年は暖冬という話もありますが、そうなんでしょう。
今のところ。

目次
1.晩秋の畑

1.晩秋の畑

改めて、晩秋ですねぇ…。
今年の秋冬作から、畑で色々な野菜を作り始めました。

作物にもよりますが、惨憺たる結果のものから、意外と出来るじゃないかというもの、よくわかんないなぁ…というもの。
色々です。

惨憺たるもの。
主な原因は虫食いなんですが、実際に野菜を育ててみると、色んな経験値が手に入ります。

ウチの庭に遊びで種をまいた桜島大根。

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不思議なことに、この2株は全く虫食いなく、ここまでスクスク育ってます。
肥料らしい肥料は、やってないんだけどなぁ。
8月のお盆頃、つまり虫の最盛期を辛うじて生き残ってきたんじゃなく、余裕シャクシャクで育ってきてるんですよ。

畑の方にも、同じ種を時機をずらしてちょっとまいたのですが、そちらは全滅。

なんでかなぁ???

そんな風にずっと思ってたのですが、この辺、実はニラが自生してるんです。
前のオーナーさんがニラを育てていたのですが、このニラがしぶとくて、草刈り機で刈っても、豆トラで起こしても、どんどん甦ってくる。
ロッキーのテーマが聞こえてきそうですよ。(笑)

ニラと大根。
コンパニオンプランツとしては、あまり聞かないけれど、効果あるのかなぁ???
まぁ、ニラの制御不能な暴れん坊ぶりは経験したので、ニラを一緒に植えるかどうかは慎重にいきたいですが。


そして、畑の大根の方も育ってきました。

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直径1mm位の種からここまで育ってくれるのを見ると、感無量です。

試しに抜いてみました。

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まだ20cmくらいでしょうか。
もう少し大きくなって欲しいなぁ。

大根は、サラダにして食べました。
昨年からお気に入りの食べ方です。

作り方は簡単。
①短冊状に切る。
②塩を振って、水抜き。
③塩を洗い流して、絞りながらボールへ。
④ツナ缶投入。マヨネーズと醤油で和える。きざみ海苔はお好みで。

これ位のサイズだと、2本くらいは余裕で食べれちゃいます。


面白いのは、白菜ですね。
「お、結球してきたかな?」と見守る楽しみがあります。
年内いっぱいかかるかな~。

白菜は、虫食いの程度に随分と開きがあります。
初めに、程度の良いヤツから。

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ちゃんと巻いて来ている。
不思議だなーと思います。
成長期には3日に1枚の葉っぱができるのだとか。

自分で育ててみると、白菜の葉っぱを一枚一枚剥いでいくのも感慨深いものがありそうです。

次は、駄目なヤツ。
恐らく、農家の方はこういうのを表には出さないから、これが見れるのはこのブログならでは?(笑)

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さすがにこれは、食べるところまでいかないかな~。
でも、もっと早い段階で脱落した白菜も多々あるわけで、ちゃんと結球まできたところは感謝しないと。

良品率ということになると、まだまだだな~。
5割あればよいけど。


来年の秋冬作に向けて、土作り中の畑には牡蠣殻石灰を散布しました。
勿論、全て手作業。
この後、トラクターで鋤き込みました。

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石灰をまいたのは、カルシウムを補給してやりたいから。
ある本を読んでいて「なるほど」と思ったのは、カルシウム不足。

窒素肥料を多めに与えると、植物の身体は大きくなるのですが、植物の外骨格ともいうべき細胞壁を形成するにはカルシウムが必要なのだそうです。
害虫は植物体内の窒素の臭いで引き寄せられる、という説が正しいとすると、分厚い細胞壁を作ってもらわないと。

勿論土のpH調整というのもあります。
ここの土壌、大分酸性に傾いていたので。

虫食いのメカニズムというのも、色んな説がありそうなので、どれが正しいのかよく分からないところもあるのですが、一つ一つ試しながら自分の中でロジック作っていくしかないのかな~。
大分、独善的なものになるかもだけど。


いずれにしても、傾向、結果が分かるのは来年。
長い道のりです。

はじめての小屋作り <番外編>

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、ご近所から「筑紫もち(ちくし)」なるものを頂きました。
福岡のお土産品らしいです。
外の袋を開けてみると、中に個包が3つ。
それを見て、「アレっ!?」と思いました。

外見が、「桔梗屋信玄餅」そっくりだったからです。
それを口に出すと、嫁からは異なる反応が。
曰く、「信玄餅」こそ「筑紫もち」そっくりだ、と。

全国の銘菓と言われているもので、よく似たものって結構ありますよね。
味は、、、というと、信玄餅そのもののように感じました。
どっちが歴史があるのかは、敢えて調べません。

ちなみに、僕は「東京ばな奈」より、山崎の「まるごとバナナ」の方が好みです。
この辺りでは、あまり見かけないけど。(笑)

目次
1.はじめての小屋作り <番外編>

1.はじめての小屋作り <番外編>

先日完成した小屋。
当ブログでも、<前編>、<中編>、<後編>に分けてその製作工程を書かせて頂きました。

 

ogurobby.hatenablog.com

 

ogurobby.hatenablog.com 

 

ogurobby.hatenablog.com

 今回は、結局いくらかかったの???というお話です。
本当は後編の最後にでも入れておくべき話だったのでしょうが、完成した勢いで<後編>アップしちゃいましたから。


それではいきます。
今回かかった費用。


垂木止めクランプ(62個)       ¥10,336
垂木      (4m x 18本)    ¥10,740
ポリカ波板   (2,3,4m 計20枚)     ¥34,000
ネジ、釘類                 ¥1,344
-------------------------------------------------------------------------
                                          計                      ¥56,420




なんと、合計6万円もかからずに、小屋を建てることができました。
ありがたや~。

もっとも、今回は骨組みとなる鋼管はあったものを活用したし、
お手伝いと言うよりご指導、作製をけん引下さったOさんのご好意で人件費もかからない。さらには、大工道具、機械類も買わずに済みました。
細かいことを言えば、ホームセンターまでの往復ガソリン代なんかも、上には加味されていません。


それでもプロに頼んだら、どれくらいかかるんだろう?
元々は、小屋ではなく、納屋を改装して農機具置き場にしようと考えていたのだけれど、その際の見積もりが100万円弱。
単純に小屋とは比較できないのですが、大分助かりました。

それに、自分でやることで経験値も得られたし、何より楽しかった。
サラリーマン時代はずっとモノを作る会社には所属していたけど、僕自身は「売る」方の職種だったので、いわゆる「モノづくり」経験は乏しかったんですよね。

今回、インパクトドライバーなんかも随分扱い慣れてきたし。(まだまだですが、、、)

ブログには書いてないけど、小屋をやる傍ら、TV台を増床したり。
苦手だったDIYが、結構身近になりました。

やっぱり経験は宝だ。



※以下写真は、本文と関係ありません。
夜の干し柿も、色のコントラストがキレイだな~、と思って。

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