ダウンシフトを生きる

「ダウンシフト」、一緒にはじめませんか?

雨待ちの日々

こんにちは。OGUROBBYです。

最近、とっても刺激的な番組を見つけました。
Eテレでやっている「ネコネコ55」という10分番組です。

あ、申し遅れましたが、猫好きでない人が見ても、何も感じないと思います。
一度、月曜日の19:35にたまたまTV、しかもEテレをつけていまして。
ウチは夫婦揃って猫好きですから。(笑)

「お!?なんだコリャ???」

何週か「あ、TVつけ忘れた!」というのが続いて、今週こそはとTVの前に待機してたんですけどね。始まったのは全く違う番組。
ネコだけに放送も気まぐれなんですって!!

youtubeでも見れるようなので、興味ある方は是非どうぞ!

目次
1.雨待ちの日々
2.ホリエモン、現る。

1.雨待ちの日々

 全く、嫌になっちゃうな~!!!
何って、ここのところ続いている猛暑もそうだけど、雨が全然降らない事ですよ!

でもって、明日は待望の雨。
だけど台風、、、って。(苦笑)

今回の台風のコース。
東海地方に上陸して西進。
中国、四国を横断して九州に抜けると言われる前代未聞の動き。
「異常気象」です。ホント。

結局、20日程、雨が全く降らず晴天続きでした。
近所のおじいちゃん、おばあちゃんによると、これまた異常気象。
なんの因果ですかねぇ。

そして、農業には、雨が降ってくれないと進まない仕事もあるのです。

1つは、これから秋冬作の野菜を作るに当り、太陽熱消毒というのを計画しています。
詳細は、実施後にまた記事にするとして。
簡単にいうと、立てた畝に透明ビニール(マルチと言います)をかけて1か月ほど置くこと。

コイツの目的は、雑草の種をやっつけること。
雨が降った直後にビニールをかけて、水分を閉じ込める。
水、温度、空気の発芽三大条件を揃え、うっかり芽を出した雑草を、太陽熱で蒸し、枯らしてしまうのです。
ネキリムシなどの害虫にも効果があると言われています。

「8月の高温をもってしても、1カ月は必要」と聞いているので、種まき等から逆算すると、そろそろ雨が降ってくれないと…と困っていたところでした。

それでもって連日のこの暑さ。
猫もふて寝するってもんです!(笑)


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ただ、雨待ち…と言っても、そこに向けてやることは盛りだくさん。
コロコロ変わる週間天気予報を睨みつつ、自分の仕事の予定を作るのです。
雨が降ることを信じて。
結果的に、天気予報の雨は空振りし続けるのですが、明日の雨は堅そうなので結果オーライです。

大きな誤算は、畑で乾かしていたヨシでした。
連日35℃越えの天日干しでも、踏めば粉々になるところまでは風化しませんでした。
2週間あったんですけどね~。

元々、トラクターで鋤き込みながら粉砕しようと考えていたのですが、甘かった。
これでは、トラクターに巻き付いてしまって、かえって掃除が面倒そう。
この炎天下でもって、2週間でも時間が足りないということは、勉強になりました。


というわけで急遽、人力で裁断していくことにしました。
こんな感じです。

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道具って言っても、植木バサミです。
柄の長いヤツ。

あれを脇に挟んで、片手でヨシの束を送り込む。
余ったもう片方の手で、植木バサミを操ります。
最初は地面に落ちたヨシを、直接切ってたんですけどね。
意外と腰がしんどいのと、石を噛んじゃうんですよ。
まさに、リアルじゃんけん。

半日で刈り集めたヨシを、丸二日かかって裁断。
腱鞘炎になるかと思いました。ははは…。

素人だと、なかなか仕事量の見極めが難しい。
この辺りは、経験ですね。

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これが全景。
はい、自己満足以外の何物でもありません。(笑)
でも、自己肯定感、半端なし!
大事なことです。




2.ホリエモン、現る。

台風前、ということでもう一つ仕事が増えました。

田んぼまで水を引っ張ってきてくれる水路の水量が減ったなぁ…と感じていたのですが、見廻ってみてビックリ!!!

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ちょっと解りづらいですかね。。。
今度はアップで。

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なんと、水路脇の山の際を、掘ってやがったんです。
犯人は、そうホリエモンこと猪です。

いくらミミズ欲しさと言っても、ここ掘るかぁ????

地中から掘り起こされた石が、水路に落ちて、ちょっとした土砂崩れを起こしてました。水路の水を見事に堰き止めてやがったんです。

こんな状態で台風を迎えたら、一つ間違えば水路が決壊してしまいますから。(笑)
というわけで、本日午前中は、地主さんとドブさらいならぬ、水路の掃除。

人間が、動物の中で生活させてもらうような暮らし。
自分たちを中心に半径1kmの円を描いたら、確実に人間より獣の方が多いでしょうから。

まったく、同居人が多いと世話が焼けるぜ。
ヒトじゃないけどね。(笑)

猪出没注意!

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、朝の田んぼ見廻りに行く道中のこと。

ふと、1mほど先のアスファルトの上に、1匹の虫がお腹を上にしてジタバタしているのを発見しました。

「げ、ゴキブリ???」

サイズ的には、まさにそんな大きさだったのです。
(そう言えば…吉賀町に来てゴキブリ見てないなぁ…。)

よくよく見ると、なんとツノが二本。クワガタでした。
ゴキ〇リサイズの(今更遅いか…<笑>)クワガタですから、あまり大きな種類のクワガタではないのでしょうけど。
でも、天然物はほぼ初めて見ました。

移住して、自然の雄大さとか、だんだん日常になってきた感があるけれど、こういう「初めて〇〇見た」とか「やった」というのは、初心に立ち返らせてくれる瞬間でもあります。

改めて、身の回りの自然の豊かさ、そして美しさよ。
暑いけどね。

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目次
1.稲の成長
2.猪出没注意!


1.稲の成長

米を自分で作ろうとする限り、朝晩の田んぼの見廻りは日課です。
ウチの場合、田んぼは家から歩いて5分ほどのところにあるので、何か大がかりな道具が必要なとき以外は、歩いて行ってます。

健康のために。(笑)

たった5分の道のりではありますが、歩いていると道中の色んなものに目が留まります。

「あれ!?この木になっている実はなんだろう?」
「お、なんかキレイな花が咲いているな」

楽しそうなことばかり書いておりますが、当然ネガティブな思いも抱きます。

「おいおい、こっち来るなよ!」

この季節、虫が多いのは仕方がないのですが、ブトとか、アブとか。
この手の輩は、つきまとってくるので結構厄介です。
オマケに咬まれると、超かゆい。(泣&怒)

おっとっと。
田んぼに着く前に、軽くエキサイトしてしまいました。
いけませんわ。もう四十路だと言うのに。(笑)


5月20日に田植えされた稲は、大分育ってきました。

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先日、中干しという工程を終え、地面ごとカラカラに干された稲。
水を求めてその根を地中深く下ろし、背丈も大分伸びてきました。

何より、株元が大分太くなってきました!

昨年もビックリしたのですが、所謂、「稲穂」というやつは、ちょっとずつ下から上がって来るんです。
そう、エレベーターのように。
そしてある日、顔を出してきます。

稲の株元が太くなってきたのは、その準備。
そしてこの出穂前から、稲の花が咲くまで。
この時期こそ、稲が最も水を必要とする時期なのです。

なので、川の清流から引いてきた水を、夜間はたっぷりと田んぼに入れてやります。

田植えから、わずか2か月。

 

ogurobby.hatenablog.com

 収穫まではまだまだ道のりがあるけれど、2か月前を思い出すとなかなか感慨深いものがあります。



2.猪出没注意!

 さて。
成長してきた田んぼの中の稲をよそに、この日は田んぼの外で事件がありました。

これです。

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「野郎、やりやがった!!!」

野郎とは、無論、猪のことであります。
ウチの田んぼの脇を、小川が流れているのですが、そこに大穴が!
餌になるミミズを求めての行動です。

位置関係、これで解りますかね???

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真ん中に、少々心もとないですが、金網。
右手が田んぼ。
左手が川です。

田んぼには、猪から守るべくの電気柵!
川に鬱蒼と茂っているのがヨシ(葦)です。

この辺りでは、川に沿って田んぼをやる方が多いのですが、警戒心の強い猪にとって、こういった葦で茂った川は絶好の通り道です。
身を隠すところには困りませんから。

夜になると、この川を行き来する猪の姿は想像に難くないのですが、肝心の米がやられてしまっては、こちらは元も子もありません。
猪との戦いと言う意味では、これから戦闘シーズン真っ盛りとなっていきます。(汗)


で、今の時点で出来ること、として。
取り敢えず、田んぼに近い部分の葦を刈ることにしました!

猪の身を隠せるスペースを奪ってやろう大作戦です。
刈った葦は、先日ソルゴーを鋤き込んだ畑にまくことにします。
そうすれば、緑肥(ソルゴー)の生育が悪かったところを中心に、炭素を供給できるかな。

まさに一石二鳥!
いや、攻防一体の方が格好良いな!普段使う機会もないし。(笑)


その結果が、コチラ。

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大分スペースができました。
写真でみると、さほど変わってないかな???(苦笑)

ただ、猪が悠々自適と歩けるラインは、大分川の方に押し戻せたはず。


さて、今後の展開やいかに。


ソルゴーを鋤込む

こんにちは。OGUROBBYです。

最近、ウチの周りでやたらとカラスを見かけます。
「カーカーカーカー」
仲間に何か喋っているのでしょうが、当然のことながら何だか分かりません。
最近、ウチの近所に野良猫をよく見かけるのですが、「もしや!?」と思って、ついついカラスが見ているものを目で追ってしまいます。

暑い昼間、家の中からカラスが鳴く様を、愛猫二匹と窓ガラスの前に立って、眺めることも少なくありません。思う事は三者三様…いや、愛猫二匹は同じかな。

僕は、カラスを食べたいとは、思わんなー。(笑)

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目次
1.ソルゴーを鋤き込む

1.ソルゴーを鋤き込む

このブログを初めて読む方は、「ソルゴーとは何ぞや???」と思う方も少なくないかもしれません。
かくいう僕も、他人様に説明できるほど詳しくはないのですが…。(苦笑)

一言で言えば、「緑肥」というものの一種です。

蒔いた時の様子はコチラ。
この直後にギックリ腰やるなんて、、、この時は全く想像もしていなかったなぁ。
 

ogurobby.hatenablog.com

 このソルゴー、着実に育ってくれまして。

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大きいところは、腰位の高さまで育ちました。
僕の身長が2mだから…嘘です。(笑)
背の高いところで70-80cmくらい?

見た目は、同じイネ科のトウモロコシみたいです。
トウモロコシは成りませんが。


ただ、欲を言えばもう少し大きくなると思ってました。
「背丈くらいの大きさになった」という話も、聞いたことがあるので。
大きく育てば育つほど炭素量が確保できるので、土壌中に養分を貯金することができます。

まだ穂が出て来てなかったので、放っておけば大きくなるのでしょうが、後の工程を考えるとタイムアップです。


そして、もう一つの問題が、成長にバラつきが。

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思い切り茂っているところと、なんか寂しいところと。
背丈も大きかったり、小さかったり。

昨年教わったのは、水はけの良しあしが、ソルゴーの成長に出ると言うもの。
植物が成長するのに水は必要ですが、必要以上にあれば成長の阻害要因になります。
ソルゴーが育っていない部分は、水はけが悪いのかもしれません。
地上部の見た目には解りませんが、地下水位の問題かも。
水はけをよくするためにも、土壌の団粒構造化を進めなくてはいけません。


次に、このソルゴーを草刈り機で刈りこみ。
細かく裁断しながら…ということでかなりプレッシャーを感じていたのですが、想像していたところまでソルゴーが育たなかったので、思いの外簡単でした。
喜んでよいのか。
悲しむべきなのか。

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刈り倒すと、なんだか一段と寂しさが。
これを炎天下に2日ほどさらした後、トラクターで耕うんします。

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植物(有機物)の分解は、土中の微生物の力を借りなくてはいけませんから。
おー、なんかこのコマ送り感、3分クッキングみたいだぞ。(笑)

最後に付け合せに…上からヨシを。

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違うがな。(笑)

川からヨシを刈ってきて、バラまきました。
畑の中央部周辺はソルゴーの生育が弱かった気がしたので。
分量は軽トラ一台分弱。

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ヨシが良いのは、枯れるとポキポキ折れること。
繊維質が少ないんですかね。
例えば稲わらなんかは、縄が編めてしまうくらい繊維質が多いです。
その点ヨシなら、裁断しなくてもトラクターで鋤き込めば粉々になってくれるでしょう。


それにしてもソルゴー。
結局5/22に種まきして、7/10に刈り込んだけど、もう少し生育させたかったなぁ。
研修先の師匠が、4月末に種まきしたけど、発芽したものの育たず。
(霜にやられた???)

結局5/下旬にに蒔き直したと聞いたので、種まきするタイミングはなかなかシビアだ。



 






なんじゃこりゃあ! (ジャガイモ収穫)

こんにちは。OGUROBBYです。

暑い。
暑いです。容赦なし。

これだけ暑いと屋外でいつ作業するのか、一日のリズムを考えなくてはいけません。
無理しちゃうと、かえって効率悪いですから。
己の体力を、過信しない。
いや、できない。(苦笑)

猫も夏モード。
スペイン人よろしく、シェスタ的な毎日を過ごしています。
昼間はずっと寝ている感じ。

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崩れ落ちたスフィンクスみたい。
こんな無防備な写真、ちょっと前までは絶対に撮らせてくれなかったんだけどなぁ。


目次
1.なんじゃこりゃあ! (ジャガイモ収穫)

1.なんじゃこりゃあ! (ジャガイモ収穫)

先日、家庭菜園のジャガイモを収穫しました。

イモ類の収穫って、なんだかテンション上がりますよね。
小学生の頃、地域の子供会で芋掘り行くのがとても楽しみでした。
無心になって、土の中をさばくるのが、なんか宝探しみたいで。

そんな宝探しが、庭先で出来る幸せ!

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地上部は、ちょっと枯れかけ。
少し枯れたくらいが、ジャガイモ収穫の適期だそうです。

そして、収穫のタイミングは晴れた日。
これは玉葱もそうでしたが、雨の日に収穫してしまうと、保存性が落ちるのだそうです。

まったく、この時を待ちわびました。


軽く掘ってみます。




おぉっ!!!!

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出ました。
結構大きい。

数はそんなに多くないものの、なかなかのサイズ感です。


実は今シーズン、ジャガイモを掘るのは二度目。
2週間前に、家の別のところに植えたジャガイモを収穫しました。
今年の春先、ホームセンターで最小単位の種イモを買ったのですが、それでも余ったので適当に空いているスペースに植えたのでした。


2週間前に掘ったものに比べて、今回は大きいものは約1.5倍くらいの大きさ。
完全に主観ですけど。(笑)

でも、同じタイミングで植えて、収穫時期が2週間ずれた。
2週間前は、まだ青々としてましたからね。
このサイズの違いは、この2週間の成長の差、なのかな。

じゃあ、違いは何?
日当たりはほとんど同じです。

土?

言われてみれば、土は全然違います。
今回収穫した方の土、実は昨年の晩秋に大量の落ち葉を埋めました。
鋤き込むとかのレベルではなく、穴を掘って何かを埋めるような感じ。

土の量と落ち葉の量とが全くアンバランスで、正直、今回良いものは出来ないかな???なんて思っていたのですが。

今回掘ってみて驚いたのが、あれだけ埋めた落ち葉が、ほとんどなくなっていたこと。
そりゃ、探せばあります。(笑)
もっとも、肉眼で見えないだけで、植物が流用できるレベルにまでの分解は、不充分かもしれませんが。

ただ、収穫時期にそれだけの差が生まれた。
これは成長期がそれだけ長かった、ということなのかな???


結局、今回の1畝から収穫できたジャガイモは、こんなに!

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7株か8株でしょうか。
種イモにしたら、半分にカットしているやつもあるので5個も使ってないかも。

これぞ、投資ですね。



収穫したジャガイモ。
そりゃ、美味しいですよ。
贔屓目もはいってるんでしょうけど。(笑)

そんなわけで、最近の我が家の食卓は、肉ジャガ率が異常に高い!
週に2回、いや、もっとか?位のペースです。

先日収穫した新玉葱も、小さいものから優先して使ってます。
小さい玉葱は、皮剥いたらそのまま圧力鍋へ。
一口で頬張ると、中から甘い汁がジュワーッと!!!!

ジャガイモも、新じゃがで水分が多めなんでしょうね。
芽も出てないので、洗ってそのまま圧力鍋に放り込みます。
低温で保存していたわけではないので、糖化した甘さというのはありませんが、ホクホク。イモの味がしっかりします。

幸せですわ~。

電気柵、設置完了ス。

こんにちは。OGUROBBYです。

先日、広島に出来たアウトレットに行ってきました。
この地域に今までアウトレットがなかったことが、驚きです。。。

久し振り、、、ということで、ちょっとした高揚感はあったのですが、
結果、欲しいモノ殆どなし。(笑)
今まで、愛知だったり東京だったりに住んでいたときは、定期的に行っていた気がします。通勤用の靴だったり。

それが今や、仕事用の靴は長靴。アウトレットにはありません。
ジャージのズボンでも買おうかな、と思っていたのですが、、、
ないんですよ。古典的なジャージのズボンが。

ランニングブーム真っ盛りの昨今。
僕が求めていたようなクラシカルなジャージは、妙に身体にフィットしたスパッツみたいなものに徹底的に駆逐されていました。

あれで田んぼに入る勇気…ないなぁ。(笑)


目次
1.電気柵、侮リ難シ。。。
2.電気柵、設置完了ス。

1.電気柵、侮リ難シ。。。

今回は、電気柵の話なのであります。
電気柵。

説明しましょう。
僕たちの住んでいる、島根県吉賀町。

そこでは、「ショッピングセンターに猪がやってきて大暴れ」なんてニュースは皆無。
だって、そもそもショッピングセンターがないし。(笑)
でも、猪はそこいら中に棲んでいる…。

そんな環境で作物を作ろうとすれば、忽ち猪が嗅ぎつけてやってきます。
作物を守る自衛手段としての方法の一つが、電気柵です。
簡単に言えば、自分の田畑をワイヤー(柵)で囲って電流を流し、触れた獣にショックを与えるというもの。



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猪をはじめ、獣の活動が活発になるのは夜なので、夜通しワイヤーに電流を流しておかなくてはなりません。
電流が流れてなければ、ただの紐ですから。
一度でも猪を畑の中に入れてしまったが最後、その一度で作物が根こそぎやられてしまうなんて話は、ザラに聞きます。

電気柵はホームセンターにも売っていますが、役場の獣害担当の方に推奨メーカーを教わって購入する事にしました。

まず、電源をどこから取るか問題。
本当は、家庭用電源(100v)をお借りしてやりたかったのですが、調べた結果、公道の上に電源コードを這わせておくのは法律違反と知り、これは断念。

そこで、ソーラー発電を電源に使うことにしました。
なんとなく格好良いし。 ← 時代遅れデスネ(苦笑)

ソーラーパネルやら、バッテリーが届いて、「おぉ!」と思ったのも束の間。
これを使いこなせるのか???とプレッシャーが。
説明書を読んでも、分かったような、分かっていないような、モヤモヤ感でいっぱい。
そもそも、ある程度知識のある方を対象に書かれているので、素人にはなかなか厳しい。

中でも、困ったのが次の文言。

「バッテリーはプラケースに入れる等、ターミナルを絶対に濡らさないこと」

プラケースって何?

そもそもバッテリーそのものに馴染みが薄いし、漏電への恐怖心はあるわで、どんなプラケースが良いのか全く分からない。

皆さん、どうやっているのかなー、、、と近所で色々見せてもらったのですが、TV台みたいなガラス観音開きのケース自作されている方とか…。
レベルが違い過ぎる!

「どこかで発泡スチロールの箱もらってきたら簡単だよ」

そんな有難いアドバイスも頂きました。
でも、なんか不安で。

ネットで、バッテリーケースなるものを血眼になって探しましたが、要領をえません。

結局、ホームセンターで、雨水の侵入がなさそうな蓋タイプのプラケースを買ってきて、自分で加工しました。
インパクトドライバーで、コード類の穴を開けただけですが。

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2.電気柵、設置完了ス。

結論から言うと、1日がかりで設置が完了しました。

腰の状態が万全ではないので、元々お手伝いを一人お願いしていたのと、地主さんのヘルプが凄く助かった。
近所の方々も、見るに見かねて、、、と道具を貸して下さったり。
元研修先の師匠に教えてもらいに行ったり。

まさに総智走力。
一日で何とかやりきったので、ホッとしました。

なんでも、電柵は設置したらすぐに電流を流さないといけないそうです。
猪は憶病な性格で、何でも鼻の先を使って認識します。
臭いを嗅ぐのは勿論、「何だろコレ?」というようなときも、まず鼻で触ります。
というのも、鼻以外は分厚い体毛に覆われているので、触覚とか痛覚が大分鈍るのです。

鼻以外の部分には、電気柵の電気ショックも効きません。
なので、電流が流れていない状態で、接触させてはいけないのだそうです。
「これは安全」と思わせてはいけないのです。


実際の作業ですが、4m間隔でポールを地面に打ち込んで、ワイヤーを通していきます。

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口で言うのは簡単なのですが、これがなかなか一筋縄でいかない。
なんといっても、地面の下には石がゴロゴロ。
ポールが刺さらない…。
金テコ(鉄の棒)で予め穴を開けるのですが、これも刺さらない。

何とかポールを立て、地面から20cmのところにワイヤーを張っていきます。
ところが、実際ワイヤーを張ってみると、地面と言うのは平らではなくて。。。

4m毎には、地面から20cmになるものの、その間がスカスカ。
ずっと地面との距離20cmで等間隔ではないわけですね。

「これじゃあ猪、侵入しちゃうがな」

計算だけでは何ともならない世界。
やってみないと解りません。

一度張ったワイヤーをほどいて、ポールを追加で打っていく…。
これがなかなかの徒労感。
急がば回れ、ですね。

予定外のところにポールを追加で打ったので、危うく足りなくなるところでした。
10本束でしか買えなかったので、結果助かりました。(汗)

カンバン方式
何ソレ???みたいな。(笑)

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しかしまぁ、、、
一人だったら、絶対に一日じゃ終わってないなぁ。
次からはもう少し要領掴めそうだけど。

本当、皆さまのお陰です。


最後に、電流がきちんと流れていることを検査機で確認できたときは、感無量でした。

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あとは、収穫まで猪の侵入を防げれば万々歳!
あと約2か月。

まだまだ、道は遠いです。

中干し、始めました。

こんにちは。OGUROBBYです。

台風が過ぎ去って、天気が良くなるかと思いきや、ずーっと雨が降り続いています。
今年は空梅雨(カラつゆ)???と思っていたので、雨が降ること自体はありがたいのですが、、、

「気候が変わった」なんて言われて久しいですが、最近は、ただ「変わった」なんて生易しいものじゃありません。まさに激変ですね。
日本全国でも、台風が行かないはずの北海道に台風が行ったり、去年の九州北部の豪雨もありました。

それに全国で頻発する大地震

都度、人間の経済活動に影響があることを考えると、大変な世の中になったもんだと思います。


目次
1.中干し、始めました。


1.中干し、始めました。

 前回の記事タイトルが「梅干しを漬ける」。
今回が、「中干し、始めました」。
ああ、前回のタイトルもう少し捻れば良かったなぁ。。。
せめて、「梅干し、漬けました」とか。
韻を踏みたかった。

全く個人的な話ですが。多分、誰も気付かない。(苦笑)


「中干し」というのは、田んぼの工程の一つです。
文字通り、田んぼを途干すこと。

今年の場合、5月20日に田植えをして、以降、日々の水管理で稲の生育を見守ってきました。

「田んぼの除草も頑張った」と言いたい気持ちは山々ですが、僕自身はギックリ腰で殆どやれませんでした。最後に恐々、田車を1日押しただけ。
嫁が黙々と除草に励んでくれてはいたものの、到底追いつきません。
恐らく、今の僕らの実力です。
「僕ら」と言っちゃって良いのかは、甚だ疑問ですが。(苦笑)


でも、1か月強で大きく育ってくれました。

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田植え直後の写真を貼ると、こうですからね。

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背が大分伸びました。
初めの頃は、田んぼ中に水が行きわたるようにすると、深いところは水没してしまっていたのですが。

そして、株も張ってきました。
茎が増えることを、「分けつが進む」と言います。
分けつが進めば進むほど、米の収量は増えます。
そのまま稲穂の数に直結しますから。

分けつを進ませる方法は、稲を暖かい環境に置くことと言われています。
田んぼの場合、ほとんど水温のことです。

なので、田んぼの水管理の基本は、「夜水を入れて、朝止める」。
川の水は、冷たいですからね。
夜のうちに田んぼに水を入れておいて、日の出と共に太陽に水を温めてもらう。

田んぼの特性によって、一日中水を入れっぱなしにしなくてはいけない田んぼもあれば、2-3日水を止めていても大丈夫な田んぼもあります。

僕らの田んぼは、1日くらいは水止めておいても恐らく大丈夫なのですが、日光が田んぼの底まで届くようになると、途端に草が生えてきますからね。
今年は僕の腰のこともあって、草を抑えるために水は深めで管理してました。


話を「中干し」に戻します。
そもそも、中干しの目的ですが、

1)田んぼから水を一度抜くことで、稲の根が水を求めて地中深くに入り込む。結果、根が張る。
2)秋の収穫の際、コンバイン等の大型機械を田んぼに入れて稼働できるよう、しっかり乾かしておく。

他にも、色々あるようですが、大きくはこの2点と思ってます。

「地上と地下は相似形」

故・山下一穂先生に習いました。
地上部が元気に育つには、地下=根っこが元気に育つことが重要です。

水を止めると、分けつはこれ以上進まないのですが、稲の背もどんどん伸びていきます。稲の身体を支える為、深く根を張らせることが大事です。

本音を言えば、もう少し分けつさせたいのですが、7月後半には穂が出てくるはず。
穂が出る時期は水が要る(=中干し終了)ので、7月からは中干しと決めました。


田んぼを「干す」方法ですが、勿論、水は止めたままにします。

ただ、それだけではなかなか乾かない。
積極的に田んぼから水を出していきます。

具体的には、排水側を掘ります。


これが、田んぼに水を溜めているときの排水口。
板で水を堰き止めています。

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中干しの際は、こうなります。

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スコップとか一緒に写すのは、「やった」感出しすぎて、ちょっとあざといですかね???(笑)

もう少し、近付いてみます。

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水の流れる音が聞こえますか?

聞こえるようであれば、耳鼻科にかかることをお奨めします。(笑)


そもそも、スコップを使わないと、板は抜けません。
泥の圧力で、しっかり押さえつけられてますから。

板に沿ってスコップを差し込み、板との間に空間を作ってやる。
すると、板は抜けます。

ただ、板を抜くだけでは、なかなか田んぼが乾かないのも事実。
そこで、もう少し掘ります。
水は地表だけでなく、地中からも染み出してきます。

それにしても、、、
こんなに雨降るとはなぁ。

ウチは、飼い猫もコメを食べることがあるので、収穫までいかないと怒られるニャア。

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梅干しを漬ける

こんにちは。OGUROBBYです。

関東はじめ、梅雨明けした地域も多いようですね。
島根県吉賀町は、まだ梅雨明けには至らず。
何となくジメジメします。
梅雨が明けても、ある程度のジメジメ感は残るのでしょうが。。。

因果関係の程は解りませんが、雨の日はムカデが出る気がします。
いや、正確に言うとムカデが出る日は、雨のことが多い、かな。
あくまで、僕の個人的な感覚です。

ただ、今年は2匹の猫が暗躍しているのか、「あ、ムカデ!」となることが少ない気が。見るのは見るのですが、猫が先に見つけてくれます。
先日も、2匹の猫が何か遊んでいるなー、と近づいてみると、、、
ムカデを挟んでモグラ叩きのように。
遠目に見ると、小学生同士が将棋でも打っているかのような。(笑)
近付いてギョッとしましたけど。

「げ、ムカデ」

そう思った矢先、1匹の猫がダイレクトに生きたムカデをパクっと。
そして吐き出しました。
いつもは、瞬間冷凍のスプレーをかけてから、火鉢で挟んで屋外で処理するのですが、この時ばかりは、スプレーなしに火鉢で掴んで場外乱闘。(笑)

猫の方は体調の急変もなく、元気にしています。
野性ってスゲー。

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目次
1.梅干しを漬ける

1.梅干しを漬ける

実は、梅干しを漬けるのは今年が初めてではありません。
東京に居る時も、やっていたような。(嫁が)

ただ、昨年から少し変わったのは、家の裏にある梅の木から、梅の実を取れるというところ。買った梅じゃなく。
手前味噌ですが、結構大きくて良い実がなるのです。
手入れなんかは何もやっていないのに、毎年決まった時期に実をつける。

全くもって有難い。

それでもって、更に有難いのが、、、
今年はギックリ腰で梅の実を自ら捥ぐ(もぐ)ことが出来ないなーと思っていたら、近所の方がもいでくださいました!!!

素晴らしき、ご近所経済。

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サンダルは、サイズ感を伝える為に一緒に撮ったもの。
不精したわけではありません。(笑)

そして驚くべきは、その量です。
裏なりの昨年と比べて、倍とまではいきませんが、なかなかの大幅UPです。


梅干しを漬けるには、まず、梅を水に2時間程浸けます。
漬け過ぎると、実が水を吸ってグジュグジュになってしまうので、ご注意。
実を水からあげたら、陰干しします。

そして、厄介 大切なのが、梅の実のヘタを取ること。

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こんな風にして、1つずつ手作業で行います。
ヘタ、人間で言うところの臍の緒です。
触感的にも、この部分は実と言うより樹なので、この工程をいい加減にやると食べる時に出すのが面倒です。

結構硬くて、最初、爪楊枝でやったら1個も終わらずに先端が潰れました。
今回、結構ゴツめの竹串でやったのですが、終わった時には大分先っちょが潰れてました。来年からは、金属でやった方がよさそう。

ギックリ腰のリハビリとしては、十分すぎる仕事量でした。
そして、今回僕の最大の見せ場は終わりました。(笑)


これより先、嫁がチャチャッと!

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ミルフィーユ状に、梅の実と塩を交互に瓶に入れていきます。
塩分量は20%位のようですが、今年はウチは塩分控えめで16%。
近所の方に頂いた梅干しが美味しかったので、真似させて頂きました。

ちなみに塩分が少ないと、カビるリスクが高まります。

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この塩漬けの梅が、時間が経つと、、、
こうなります。

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水分は、梅の実から出てきます。
梅酢というだけあって、とても酸っぱい。
サラダのドレッシングとかにも使えます。

ちなみに赤いのは、赤紫蘇を塩もみして入れたから。


味付けは塩だけと、超シンプル。

都会に住んでいるときは、梅干しは蜂蜜味とか、甘いモノがメジャーだったけど、コチラに来てからは、このひたすら酸っぱい梅干しがお気に入りです。

白いご飯と梅干し。
我が家のお弁当は、日の丸率高し、です。
もちろん、その他のオカズもありますよ。(笑)

昔よく食べてた甘い梅干しを食べる機会はほとんどなくなりました。
何かの機会で一度口にした気がしますが、「もういいかな」って感じでした。
雑味、とでも言いましょうか。


余談ですが、田舎に住んでいると結構ウメは身近な木でもあります。
この地方では、梅、柚子、お茶は結構自給率が高かったようです。

ありがたい話です。
感謝。